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ガンダルヴァ●店主・深澤孝之 第二回平台 |
▼見る▼インドの文学 |
《はじめに》 先日と云ってもずいぶん経ちますが、「『パンチャタントラ』とヒンディー語の昔話に登場する動物たち」という魅力的なテーマで集会があって、参加してきました。ちなみに、『パンチャタントラ』というのは、インドを代表する古典説話集で、動物がよく登場します。“ガンダルヴァ”でも、サイトのトップでベンガルドラ君が歓待してくれますでしょ。(彼はいちおう恐ろしいトラなんですよ!)他にインドの動物というとすぐに思い浮かぶのが、ゾウ、ウシ、カメ、クジャク、サル…といったところでしょうか? 意外とたくさん出てくるものです。世界中どこでも同じだと思いますが、昔話などでは、動物が人間と同じ人格をもった生き物として描かれます。これを見ていくと、その国の文化のなかで、動物たちがどんな役割(性格づけ)を果たしているかが分かります。これが意外と興味深い。例えば、トラ(というか獅子)などは、強いけれども愚かである、といったふうに性格づけられます。自分より格下の相手にかんたんに騙されてしまう。威厳なんかあったもんじゃありません。(むろんこれは、『パンチャタントラ』が愚か者の三人の王子に処世術を授けるという教訓譚であるからで、しかしこれを読んだ民衆は、為政者が弱者によって騙されるストーリーにきっと痛快だったはずです)では、インドでいちばんの人気の動物は? というと、それは日本でも人気のあるゾウ。そう、ガネーシャ(象頭のインドの神さま)になるそうです。ガネーシャについては、近ごろ青弓社から、わが国の歓喜天との関係を解き明かした本が出ました。(▼詳細はこちら) さてさて、ここではインドの動物について書くのが本意ではありません。インド関係の同人誌を紹介するのでした。最初にふれた集まりでは、ひととおり話が済むと編集会議に入ります。年にいちど発行するこの会の同人誌についてです。はじめて会に出席したわたしには、何が何だかワケが分からず、番外の用のように感じていました。ところが、しばらく話を聞いているうちにだんだん面白くなってきて、出版社にいる自分が云うのもナンですが、本を作るのってこんなに楽しかったんだー、と改めて思いました。挙げ句の果てに、ヒンディー語もできないのにその場で会員になってしまい、「ぼくも何か手伝います!」と申し出てしまったくらいです。 わたしは職業として出版を選んだクチなので、仕事以外ではこれまで本を作ったことがありません。もともと、本を読むのが好きだったというだけで、自分が本を作る側に回るだなんて、考えたこともありませんでした。しかし、今回の編集会議に同席させてもらって思うのは、自分でもミニコミを出したい☆ こんな感情を抱いたのも、同人たちの熱気というか、圧倒的なパワーを目の当たりして、それに感化されたワケです。(ただし、自分の胸に手を当ててみても、誰かに何かを伝えたいという、そんなコトがあるのかな?)さらに、本作りにおける一連の流れ[あるテーマにそって原稿を書く→それを本(冊子)という形式に定着させる→読者に送り届ける]といった循環は、同人誌でも出版社でもまったく同じです。むしろ、すこし規模の大きな出版社だと、分業が進んでいるために、この全体像を実感としてつかみにくい傾向にあります。それではイカンし、面白くない。もういちど(というか、わたしの場合ほとんどはじめてなのですが…)この感覚を自分の手に取り戻したい、と思いました。 そんなことを考えていると、「コッラニ」の新しい号が出る、という情報が入ってきました。「コッラニ」とは変わった響きだとお思いでしょうが、今回ご紹介する同人誌の名前で、ベンガル語で「幸福(コッラン)をもたらす女神・女性」という意味だそうです。もともとはベンガル文学の翻訳・紹介をしていましたが、9号からは特集形式をとり、ひろくインド文化を紹介するようになりました。「コッラニ」の特徴は、ひとことで云ってしまえば、“一般読者向けのインド専門誌”。アレ、すこし表現がおかしいですか? いやいやモノは試し…。まずは自分の気になるテーマのものを一冊選んでみてください。あなたの知りたいこと以上のものに出会えるヨロコビが、ここにはあります。さらに驚くべきは、「コッラニ」の創刊はなんと1976年。すでに四半世紀を超えています。現在17号まで出ていますが、わたしも最近のものしか持っていません。バックナンバーにも興味がありますが、なかなか実物と出会うチャンスが少ないのです。そこで、さきほど抱いた情熱の半分を「コッラニ」全リストの作成に向けることにしました。 というわけで、今回の平台はいわば“プチ版元ドットコム”です。つまりデーターベース。ですから、書店なのに[在庫なし]の商品を置いてあるなんておかしいじゃないか、とお思いの方もいるかも知れませんが、どうかご了承ください。むしろ、そうした本の中に気になる作品名や著者名等がございましたら、閲覧できる図書館リスト(▼)もあげましたので、そちらでご確認ください。それでは最後になりましたが、今回の特集では、インド文化交流センター『インド通信』(▼)の臼田わか子さんと、広島大学の外川昌彦先生(▼)に大変お世話になりました。感謝いたします。 |
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●コッラニ編集部 連絡先:〒143-0023 ●書店/アジア文庫
●図書館/閲覧先リスト |
| ●コッラニ17〔特集―インドの文学〕 |
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2002年8月発行/発行所:コッラニ編集部/定価(未定)/A5判 |
目 次
特集によせて●丹羽京子 |
| ●コッラニ16〔特集―インド・南アジアの村〕 |
2000年8月1日発行/発行所:コッラニ編集部/定価
1000円(送料210円)/A5判・246ページ |
内容紹介●わたしたちの村、33人のとっておきの話 旅行案内書にはほとんど出ていないのだが、デリーからバスに乗ってマトゥラー街道を南下すること150キロ、ここにマトゥラー市があり、その北北東10キロほどのヤムナー川の岸辺にこの町はある。クリシュナ信仰で有名な聖地ヴリンダーバンである。ここは、わたしがはじめてのインド旅行で、縁あって訪れることのできた貴重な場所であり、他にはデリーやカルカッタといった大都市にばかりに滞在したのだから、そのぶん印象も強い。ところで本誌の巻頭でも臼田先生が書いておられるが、それぞれの執筆者にもフィールド調査で訪れた思い入れたっぷりの村の記憶というものがある。しかしそれは、学術論文では到底書けない性格のもので、面白いのだがこれまで個人の胸にしまっておく他なかった。 目 次 コッラニの由来と特集について●臼田雅之 |
| ●コッラニ15〔特集―インドの女性〕 |
1999年8月1日発行/発行所:コッラニ編集部/定価 800円(送料210円)/A5判・154ページ |
内容紹介●村の少女から都市のフェミニストまで この特集には、学問的なアプローチも文学的な語りも混在しています。インドに何を求めるのか、インドとどのようにかかわってきたかで、私たちが出会う女性も千変万化するにちがいありません。 目 次 特集に寄せて●臼田雅之 |
| ●コッラニ14〔インドの匂い特集〕 |
1993年9月1日発行/発行所:コッラニ編集部/定価 750円(送料210円)/A5判・140ページ |
内容紹介●インド好きは、インドの匂いがお好き! 本号は、コッラニ全巻を通しても異色の特集ではないか。なんといっても、テーマは“匂い”である。しかしよく考えてみると、外国に行ったときいちばん印象に残るのは、この“匂い”だったりする。たとえば、僕の知り合いのインド好きの女性は以前こんな事を言っていた。インド旅行から帰ってきて数週間後……。東京の真ん中でとつぜんインドの匂いがするというのだ。何かと思って周囲を見まわすが、それらしきものは何も見あたらない。ただ、足下に前日の雨でできた水たまりがあった。要はこういうことなのだ。インド旅行を共にした愛用のサンダルに、いまも牛糞がこびり付いていたというワケ。これを聞きながら、ぼくは何だかキタナイ話だなあと思っていたのだが、当の本人はたいへん嬉しそうだ。「インドの匂いがする、インドの匂いがする!」と大はしゃぎであった。 目 次 インド、馨しき大地●小磯千尋+永井保 |
| ●コッラニ13〔インドのお祭り特集〕 |
1989年9月10日発行/発行所:コッラニ編集部/定価 750円(送料210円)/A5判・180ページ |
内容紹介●インドを知るには祭りから・・ 白状するが、わたしはインドについてよくは知らない。そんならお前、何でここのサイトで紹介文書いているんだよ、とお叱りを受けそうだが、なにせインドはデカイのである。そんな中でわたしがいつも思うのは、インドを手っとり早く知りたければ、神サマとお祭りについて一通り勉強することだと思う(と言いながら、わたしはまだ実践していないのだが……)。というわけで、本号は“インドのお祭り特集”。インド各地+パキスタンの祭りの情景を、存分にお楽しみあれ! 目 次 ◇東インドのお祭り |
| ●コッラニ12〔インド映画特集〕 |
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1987年9月16日発行/発行所:コッラニ編集部/定価 750円(送料210円)/A5判・144ページ |
内容紹介●贅沢な執筆陣でお贈りするインド映画の全体像! わたしが最初に手に入れた「コッラニ」。購入当時(1995年頃)はインド映画といっても、(少なくとも巷では)誰もが「何それ?」という顔をしていた。ところがこの号の充実ぶりといったら、まことに目を見張るものがある。なにしろ、いまやインド映画を語らしたら、この人の右に出る者はいないだろうという強力なラインナップなのである。思うに、「コッラニ」の楽しみ方のひとつに、現在その道のプロと呼ばれる人たちの、若い頃の文章が読める喜びをあげられるかも知れない。これも、25年以上つづく専門同人誌の強みである。 目 次 〈エッセイ〉 |
| ●コッラニ11〔タントラ特集〕 |
1986年7月10日発行/発行所:コッラニ編集部/定価 750円(送料210円)/A5判・136ページ |
内容紹介●アヤシゲな“タントラ”を真面目に論ず。 ヨーガ行者(解脱を目指す人)にとって、禁欲とは切っても切れない関係であるはずなのに、タントリスト(タントラを実践する人)に限っては、そうでもないらしい……というウラヤマシイ前提がまずある。逆に“欲望は欲望によってのみ克服される”“人を堕落させるものは、向上させるものでもありうる”と聞けば、タントラに興味をひかれない者はいないと思うが、それゆえにタントラはこれまで秘教とされてきた。 目 次 タントラの本質(抄)●クリシュナーナンダ/タントラ研究会訳 |
| ●コッラニ10〔インド音楽特集〕 |
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1985年7月20日発行/発行所:コッラニ編集部/A5判・132ページ |
内容紹介●私のグル自慢! 「インド音楽特集」では、現在第一線で活動している若手の演奏家・研究家の方々に寄稿していただき、一見とっつきにくくみえるインド音楽の、鑑賞と演奏に必要なきまりについて、できうる限り簡潔かつ詳細に解説すると同時に、音楽との人間的な関わりを書くことを通して、一般読者にもインド音楽の魅力を知っていただけるよう努めた。 目 次 〈私のグル〉(1)ナゲシュワラ・ラオ●的場裕子 |
| ●コッラニ09〔バングラデシュ特集〕 |
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1984年12月15日発行/発行所:コッラニ編集部/A5判・154ページ |
内容紹介●バングラ現代詩の暗い情念に酔う。 バングラデシュ――わたしがこの国の名前を聞いてまず思い出すのは、ジョージ・ハリスンの『バングラデシュ難民救済コンサート』である。ジョージのシタールの師ラヴィ・シャンカールの他、隠遁生活中のボブ・ディラン、薬物中毒中のエリック・クラプトンなんかも出演している一風変わったライブアルバムである。いまやロックの神様といわれる彼らだが、当時、同世代のベンガルの詩人ニルモレンドゥ・グンの詩を果たして知っていたであろうか? 雨が降れば炎 目 次 〈詩〉詩集『人間の血が欲しい』『恋でもなく革命でもなく』より |
| ●コッラニ08―インドの人と文化 |
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1984年4月30日発行/発行所:ベンガル文学研究会/A5判・94ページ |
目 次
〈短篇小説〉塩●モハッシェタ・デビ/大西正幸訳 |
| ●コッラニ07 |
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1983年10月10日発行/発行所:ベンガル文学読書会/定価 1000円(送料210円)/B5判・100ページ |
目 次
〈詩〉神は土の上に●タゴール/永井保訳 |
| ●コッラニ06 |
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1982年6月25日発行/発行所:ベンガル文学読書会/B5判・124ページ |
目 次
〈物語〉ジャクモーハンの死●モハッシェタ・デビ/読書会共訳(大西正幸=編集・解説) |
| ●コッラニ05 |
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1981年3月発行/発行所:ベンガル文学読書会/定価 1000円(送料210円)/B5判・84ページ |
目 次
〈詩〉夢●ロビンドロナー卜・タクール/永井保訳 |
| ●コッラニ04 |
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1978年12月発行/発行所:ベンガル文学読書会/B5判・86ページ |
目 次
〈詩絵〉ロビンドロナート・タクール●大西正幸訳 |
| ●コッラニ03 |
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1978年3月8日発行/発行所:ベンガル文学読書会/B5判・104ページ |
目 次
〈詩〉海に●ロビンドロナート・タクール |
| ●コッラニ02 |
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1977年5月30日発行/発行所:ベンガル文学読書会/B5判・60ページ |
目 次
〈詩〉渡る白鳥●ロビンドロナート・タクール |
| ●コッラニ01 |
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1976年10月23日発行/発行所:ベンガル文学読書会/B5判・52ページ |
目 次
〈詩〉苦悩の時●ラビンドラナート・タゴール |
| ●「コッラニ」を閲覧できる図書館リスト |
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