「東京都青少年健全育成条例改正」、とりあえず「継続審議」になる。

2010-3-31 水曜日

青灯社 野崎保志 :http://www.seitosha-p.co.jp/

 3月19日の東京都議会総務委員会において、2月24日に提出されていた「東京都青少年健全育成条例改正案」が、継続審議になった。民主党ほかの野党勢力が、自民・公明の賛成組を審議不足を理由に押し切った形だ。もちろん継続審議というからには、当然6月もしくは9月都議会に再び提出されることは間違いない。
 この法案は、いままで実写モノを規制対象としていた「児童ポルノ」をマンガ、アニメ、ゲーム(条例案では登場人物を「非実在青少年」という造語で表現している)にまで拡げようとするもので、同時に国のレベルで何度も何度も話題になりながら日の目をみていない、「児童ポルノ法」の「単純所持規制」をも先取りしようという条例の改悪である。まさに国の露払いである。先日橋下知事が大阪府でも検討したいと述べたように、東京で規制が始まるとあっという間に全国に伝播していくのだ。 続きを読む »


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本で遊んでいます

2010-3-24 水曜日

第三書館 木瀬貴吉 :http://www.hanmoto.com/bd/d3skan/

 本をPRするにあたって、著者の講演会が開かれることはよくあります。
 また、東京・中井の伊野尾書店が「書店プロレス」を開催され、ポット出版が「書店落語」をプロデュースされるなど、風変わりなイベントも少なくありません。
 かくいう小社でも、昨年末から本をめぐるイベントのトライアル&エラーを繰り返していますので、いくつかご紹介します。

その1●お笑いと政治の融合
978_4_8074_0906_8.jpg978_4_8074_0907_5.jpg 昨秋の政権交代後、民主党議員を格付けした『ミンシュラン』と、その自民党版『ジミンシュラン』を相次いで刊行。
 そうしたところ、旧知の石倉ちょっきさん(元ニュースペーパー)と再会する機会があり、石倉さんから「この本を使って遊びましょうよ」という提案があった。
 出会った場所が下北沢のライブ・カフェだったもんで、その場で店主に直談判して、石倉さんが麻生前首相に扮して民主党議員を仕分けする、というお笑いイベントが昨年末に実現。
 そして、今月14日には埼玉のブックデポ書楽でも、石倉さんの「政界ひとりコント」が開催された。 続きを読む »


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「生きる力」は、たのしい授業から

2010-3-17 水曜日

仮説社 川崎浩 :http://www.kasetu.co.jp/

●感動が人を生かす
 「版元日誌」を読んでいる方々は、きっと履歴書の「趣味」の欄に「読書」と書く方だと思います。では、みなさんはいつどのようにして「趣味は読書」になったのでしょうか。
 覚えていらっしゃいますか。
 さかのぼってみると、まだ記憶も定かではないような幼少児にまで至る方も多いのではないでしょうか。私自身も、母に絵本や昔話を読んでもらった楽しくも懐かしい思い出が、本を好きになるきっかけをつくってくれたと思っています。そしてその後、小学生、中学生、高校生と育っていく段階でまた心を揺さぶられるような物語や文章に出会って、いつのまにか「本が好き」になっていたという方が多いのではないでしょうか。
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Google問題とか電子書籍とかフランスじゃどうなの?という話

2010-3-10 水曜日

駿河台出版社 山田仁 :http://www.e-surugadai.com/

 今回は日本でも話題のGoogle問題や電子書籍がフランスではどんなことになっているかということについて書こうと思う。
 話を始める前にまずフランスってどんな国なのってお話から。
 フランスといえばやっぱり芸術・文化の国というイメージあるいはワインやチーズといったグルメの国…、おそらくどちらももっとも一般的なフランスのイメージではないかと思う。しかしその一方で、科学・工業技術は世界屈指のものを持っており、いわば技術大国でもある。一番イメージしやすいのはイギリスとの共同開発のコンコルドではないだろうか。また例えば鉄道(高速鉄道、すなわち新幹線)技術。この分野では日本と世界の市場を分け合っている。また原子力、ロケット技術といった分野でも世界有数の技術力を誇っている。 続きを読む »


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出版とウィキペディア──新たな関係と業界独自の課題 

2010-3-3 水曜日

休山舎 堀伸夫 :http://www.kyuzansha.com/

Yahoo!検索結果に書影表示

Yahoo!の検索ではウィキペディア日本語版(以下、ウィキペディア)の記事が上位にヒットすることはよく知られているが、最近、画像が含まれているウィキペディアの記事では、検索結果に記事中の画像がひとつだけ表示されるようになっている。出版に関する記事についても例外ではなく、画像が含まれている記事ならば、同じような結果が得られる。例えば、戦前の雑誌「労農」を検索すると、その表紙の画像が表示される。この画像は、ウィキペディアの姉妹サイトであるウィキメディア・コモンズという全世界的なフリー画像ファイル等の受け入れサイトに撮影者自身が「クリエイティブ・コモンズ表示-継承 3.0 非移植」とのライセンスを付けてアップロードされている。

しかし、このように書影がウィキペディア日本語版の記事内に掲載されることはごく稀である。 続きを読む »


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