クチン、「猫」という名の街で
2009-10-28 水曜日
●マカン アンギン――風を食べる
ボルネオには、26ともいわれる多くの先住民少数民族と、マレー系、中国系、インド系の人々が生活している。
このおおきな島の北側、おおざっぱに4分の1はマレーシア領(半島のマレーシアに対し東マレーシアという)であり、南4分の3はインドネシア領で、カリマンタンとよばれる。
人口50万を抱えるここクチンは、ボルネオ島サラワク州の州都である。
だいたい、ボルネオやカリマンタンは、マレー語でどういう意味なのだろう。意味があるのかしら。クチンは、猫という意味だそうである。
ついでにマレー語で、犬はアンジン、ニワトリはアヤム、風はアンギン。
ラブアン島に住む友人礼子によると、旅をするというのを、「マカン アンギン」――風を食べる、というそうだ。旅情を誘われる。しかし、1字違いで「マカン アンジン」になると、「犬を食べる」になり、とたんに散文的になる。「まちがえないでね」と彼女。 続きを読む »