かえってきたデラべっぴん

2007-3-28 水曜日

 いま、私の手元には17年前の『デラべっぴん』があります。これは、フジテレビ系列のドラマ『東京タワー』の小道具として貸し出していた資料が返却で戻ってきたものです。
 『デラべっぴん』についてご存じない方も多いと思うので説明させていただくと、『デラべっぴん』は英知出版で刊行していた男性向けの女性ヌードグラビア誌、いわゆる「エロ本」です。2004年の12月に刊行された号を最後に現在は休刊しています。
 『デラべっぴん』が休刊になった2004年はちょうど私が会社に入社した年でもあり、入社以前に購読をしてはいなかったものの、“『デラべっぴん』といえばエロ本の代名詞”と言われていたこともある雑誌で、休刊の話を聞いたときにはとても驚いたのを今でも覚えています。
 現在、弊社ではアダルト誌の発行を取りやめており、『411(フォー・ダブワン)』や『HONEY girl(ハニーガール)』などの若者向けファッション誌がメインの刊行物になります。
 話を『デラべっぴん』に戻すと、自社刊行物をあまり褒めるのも恐縮ではありますが、パラパラとページをたぐりながら「イヤー、面白いなー」と思わず声に出してしまいました。DTPが普及する前の時代ですが、なんといってもグラビアが、裸体が美しい。写真の女性の眉毛が太い…。グラビアの間違い探しコーナーの企画では、間違いの一つが「パンツをはいている・はいていない」だったりしていやらしい中にもユーモアがあり、そして、現在では珍しくもない「小口止めシール」ももちろんついていません。当たり前のことですが、バーコードもついていません。そして…局部の修正ですが、やはり現在のグラビア誌とは一風違って黒く塗りつぶされていたり、薄墨のようなものがかぶせてあったり。オペークで塗ったのか、四色に一版重ねて修正したのか…。
 かえってきた『デラべっぴん』をしばらく眺めながら、現在の刊行物の印刷・編集環境的なものの違いはもちろん、現在の弊社の刊行物との傾向的な違いなどなど、色々な感慨に思わず耽っていたところ、
同僚「仕事中に何ずっと読んでいるんですか!」
白川「い、いえ、今うちにある媒体も、こういう一つのジャンルの代名詞のようなものに育てていけたらいいなと…感慨に…」
同僚「そんなこと言って、仕事さぼっているのをごまかさないでください」
との叱責を受け、慌てて我にかえりました


▲ページの上端へ

0 コメント »

この記事にはまだコメントがついていません。

TrackBack URI : http://www.hanmoto.com/diary/2007/03/28/333/trackback/

コメントをどうぞ