更新禁止サイト

2004-7-28 水曜日

オフィスエム 丸山慎二 :http://o-emu.net/

 私、いままで知りませんでした。更新してはいけないホームページがあることを・・・。
 版元ドットコムの取り組みもそうですが、いまやインターネットにホームページを掲載することは、欠かせない情報発信手段のひとつです。発信だけでなく、連動する掲示板やMLなどで、外から情報や人が集まる場所でもあります。
 小社のサイトも、いろいろな場面でURLを告知しながら、新刊のような「何か動き出すこと」を、あまりお金をかけずに「早く」知らせ、状況をできるだけ「リアルタイムで」伝える場として、理想と現実のギャップはともかく、使っているわけです。

 しかし、こと「選挙」の場合、そんなウェブサイトならではの特性を活かすことができない、というのです。
 「更新してはいけません」と言っているのは「選管」、選挙管理委員会です。選挙期間中、候補者のウェブサイトは、公職選挙法の規制をうける文書類とみなされ、公示日から「更新は一切ダメ」という決まりになっているのだそうです。
 当たり前じゃないか、とおっしゃる方、私が常識知らずでスミマセン。実は7月の参院選後すぐ、自分の住むまちで議会議員の選挙があり、恥ずかしながらはじめて知りました。あらためて、全国で知名度の高い個人のサイトを見ると、日記などは選挙期間中は中断していたり、更新を停止する旨の記述がされているんですね。

 それにしても皆さん、おかしいと思いませんか。
 選挙に出る人は、本来、伝えたいことを山ほど持っているはず(自分の利害に関係なければ何もなし、って人も多いようですが・・・。短い選挙期間中、立ち上げや情報更新の素早さを考えれば、当然、ホームページは有効な手段と考えます。ちなみに近隣市町村で議員のサイトがあるか調べてみましたが、ほんのわずか、という感じ。
「理念も公約も何も無し」というガッカリな人はこの際論外としても、肝心の選挙期間中に使えないのでは、力も入りませんよね。
 投票する側だって知りたいんだぞ、と思う。とくに自治体の議員選挙の場合、大勢いて違いがよくわからない。国政選挙のように連日テレビや新聞で報道されるわけでもない。もっとも身近なのに、いちばん情報がない。だから選択基準が地縁・血縁で決まってしまうんだ(ちょっと乱暴ですが)。

 ネットは、利用のしかたによって良し悪しがあるけれど、社会にムーブメントを起こしたりインパクトを与える場として、あるいはそのきっかけとして、いまでは数少ない「希望」のひとつ、ではないかと思う。それなのに、伝えたい候補者側にも、関心のある有権者にとっても、選挙期間というもっともホットな時にネットは有効に機能していない、というのが現実のようです。何でもかんでもダメというのも、それこ
そ乱暴すぎないか。これでは、ますます選挙は盛り下がり、政治はますます一部の人たちのものになってしまう。・・・むしろ、そうするための法律なんでしょうか?


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下敷きになる「商品」

2004-7-21 水曜日

大村書店 萩原 祐介 :http://www.comk3.co.jp/ohmura/

書店を訪れるとよく目にするのが、平台に並べられた本の上に荷物をドサッと置いて、立ち読みに耽っているお客さん。鞄ならまだ良い方で、雨に濡れた傘や生鮮食品が入った大きな袋を堂々と置いていることもある。そのせいで荷物の下敷きになっている本が取りづらくなったり、売り物にならなくなったりして、出版社や書店、ならびに他の善良なお客さんにとっては、大変迷惑な事態となっている。

書店員も通常の業務に忙殺されていたり、相手がお客さんということもあって一々注意しづらく、注意したらしたで、暴力を振るわれたり、「金さえ払えばいいだろ!」と居直られるケースも少なくない。

しかし、云うまでもなく、陳列されている本は購入の意思があろうとなかろうと、レジを通すまでは店の「商品」である。したがって「商品」に対しては大事に取り扱うべきであるし、ましてや自分の占有物ではないのだから、他のお客さんに対する配慮も欠かせないだろう。

そういう傍若無人なお客さんが増えれば増えるほど、書店もその対策に乗り出すことになってくる。万引きに関する張り紙はよく見かけるが、「本の上に荷物を置くのはやめましょう」とか「マナーを守りましょう」などと書かれた張り紙が至るところに張られるようになり、書店員が口うるさく注意し、監視カメラで厳しくチェックされるようになったら、書店は極めて居心地の悪い空間になるだろう。

「気持ちよく買い物をしたい」と来店した誰もが思っているはず。書店を「快適な空間」にするのは、書店や出版社の努力のみならず、客側の協力が必要不可欠だ。


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わが社の返品事情

2004-7-14 水曜日

亜璃西社 井上哲 :http://www.alicesha.co.jp/

時々、中古本屋で本の小口(本を開く側の断ち口の部分)を紙やすりでこすっている店員の姿を見かける。また、ブックオフではいつも、独自に開発したというごっつい機械で、数冊の本の小口をいっぺんに削っている。かくいう小社も、返品を再出荷する際にはカバーや帯をかけかえ、汚れた小口を紙やすりでこすっているので、ブックオフの機械には常に羨望のまなざしを送っている。

でもこの作業、東京などにある版元さんは専門の業者に出しているそうで、実にうらやましい。そんな業者のいない北海道で活動する小社では、年中、自分たちの手で本の化粧直しをやっている。カバーや帯のかけかえはそうでもないのだが、紙やすりを使って小口の汚れを取るのがなにしろ面倒だ。

どこでついたのかわからないが、返品で戻ってきた本の小口には結構汚れがついている。これが、なかなかきれいにとれない。汚れた部分だけ紙やすりでこすると、汚れは落ちてもそこだけ紙が荒れてしまうため、その小口の全面をこすってなめらかに仕上げるようにしている。この技は、学生時代に木材工芸を少々たしなんだ経験から、木材の表面を紙やすりで仕上げる技術を応用したもの。自分も書店で本を買う時は、その本のコンディションをチェックしてから購入する方なので、仕上げのきれいさについこだわってしまう。

そんな面倒な作業とはいえ、自分で編集を担当した本が再び市場に出ていくのはうれしいことだ。この作業を繰り返すうちに本が売り切れ、ついには増刷になったり、新版になったりするのだから、決してバカにはできない。とはいえ、仕事が立て込んでくるとこの作業時間が重くのしかかってくるのも事実。返品の少ない新刊を出すことは、いろいろな意味でわが社にとっての大きな課題なのである。


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電車って、いったい……

2004-7-7 水曜日

青弓社 岡部友春 :http://www.seikyusha.co.jp/

電車を使うようになったのは、大学を卒業してから、いや、都心でアルバイトを始めた大学4年の秋からか。電車に乗るようになって、かれこれ10年。人混みが大嫌いで(いまでもだが) 、どこへ行くにも原チャリか車に乗っていた。酒気帯び運転で捕まったこともあった。路肩に原チャリを止めて、路上で寝ていたこともあった。
いま、通勤や営業で使っている電車内が様変わりしているのは、みなさんよくご存じのとおり。新聞を広げて読む姿も減ったし、いい年したサラリーマンが一心不乱にマンガ雑誌を見ている姿も減った(かな?)。イヤホンから漏れてくるシャカシャカ音も減ったようだし(そんな音量で聴いていて、よく耳がおかしくならないなあ、と常々思ってはいたが)。痴漢は減っていないようだけど。
いちばんの変化は当然、携帯電話。メールなのかゲームなのかわからないが、それこそ一心不乱。歩きながらでもそう。よくほかの人とぶつからないね。わたしは意図的によけません。ぶつかった相手をどなります。出張で関西に行ったときは、歩きながらメール(?)をしている人は少なかったけど、土地柄なのかなあ。地方出身者ばかりで、友達が少ないから? 歩きながら携帯電話をいじっている人って、友達が少なそうって顔している人が多い(気がする)。歩きながら携帯電話を握りしめている人たちも同じ。「あんたら、そんなに友達いないんだから、握りしめていても連絡はないよ」って、伝えてあげたい。
電車内に話を戻して。携帯電話が一般に普及しはじめたころは、着信音や会話にたいして「うるさい!」って叫んでいた人たちが、いまじゃあ、「優先席」に座りながら、着信音を鳴らしてでかい声でしゃべっている。「あんたら、携帯電話を持っていなかったときの言動おぼえてる?!」と怒鳴りたくなる(ときどき、怒鳴っているが)。注意しても、電話の相手に「怒られちゃったよ〜」って笑いながら話していた。まだ話す気か! 少しは反省しろ、いや猛省しろ!!
とはいえ、最近はわたしも大人になったのか、携帯電話の会話に関してはなにも文句は言わなくなった。学生の会話のほうがうるさいから。でも、いまだに許せないのが着信音。「音が鳴らなかったら、気づかないでしょ」って、おいおい、あんたはそんなに重要人物? そんなに忙しいのか? そんなに緊急の用事が多いのか? だったら、車で移動しろや! いままで携帯電話のない生活をしてきたんだから、移動中に電話に出る必要もないでしょ。どうせつまらない用事ばかりなんだから。あんたの家じゃないんだしさあ。「まわりだって音を鳴らして……」って、あんたは反省する気がないのか?! まわりがやっているなら自分もやっていいのか?! まわりに流されず、もっと自分の意見や意志をもってよ!
最後に、「優先席」について。「優先席」じゃなくて、「専用席」に名前を変えればいいのに、っていつも思う。あくまで「優先」なわけだから、若造が居眠りするし、疲れたサラリーマンがふんぞり返っているんでしょう。眠っていたら、席を必要としている人に気づかないでしょう。だったら、「専用席」にして、たとえ空席でも座らせないようにすればいいんじゃないかなあ。ついでに、扉のすぐ脇の席をすべて「専用席」にする。「優先席」を必要としている人は歩いたり立っているのがつらいんだから、電車の奥まで歩かせるのは酷でしょう? JRに提案してみよう。
あっ、最後じゃなかった。あとひとつだけ。JR東日本、「列車の通過待ち合わせ」って言葉は存在しないぞ! 通過する電車とどうやって待ち合わせをするんだ?! 「列車の通過待ち」でしょう、正しくは。めったに使わない敬語を使おうとするから、そういう言葉が出てくるんですよ。敬語の勉強をしてください。
最近、オヤジ化が顕著に進んでいる一営業マンの戯言でした。


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