ジョアン・ジルベルト

2003-9-24 水曜日

亜璃西社 井上哲 :http://www.alicesha.co.jp/

 先日、私用で久しぶりに東京へ行きました。まったくもって面目ないのですが、実に10年ぶりの上京です。情報にかかわる仕事をしているのに、この体たらく。勉強不足と指摘されても仕方がありません。そもそも、うちの会社は北海道を主要な商圏としており、これまでは営業に行く必要性がなかったこともあります。にしても、10年というのはちと長すぎますね。
 さて今回の上京は、20年以上にわたって崇拝してきたボサノヴァの始祖、ジョアン・ジルベルトの初来日コンサートを聴くためです。私用の旅行のため、自由時間が余りなく、営業活動にあてることができたのはたったの1日。その中で数人の方とお逢いできましたが、つくづく思ったのは「顔を合わせて話をする」という、ごく当たり前のことの大切さです。
 初めてお会いする方ばかりでしたが、わざわざ北海道から上京したこともあって、どなたも実に好意的に迎えてくれました。普段の電話連絡とは違って自然に会話が弾み、話題も多方面に広がっていくんですよね。ちょっとクサイんですが、これぞ「出逢いの喜び」です。これまでにない親密さが、少しだけ生まれたようにも思います。
 これって営業の基本なんでしょうが、今回の上京ではその当たり前のことの大切さを再認識させられました。今度、東京へ来る時は、ぜひ仕事で来たいと思います。そう遠くないうちに…。

追記 コンサートでは夢だったジョアンの“声とギター”を堪能し、大感激しました!


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売れるということはどういうことなのか

2003-9-17 水曜日

編書房 國岡克知子 :http://www.amushobo.com/

6月末に北海道で老舗書店の会長をしている同級生のSさんにお会いした。まだ年齢的には会長になるような年でもないが社長業は弟さんに譲り、対外的な仕事や日本書店商業組合連合会の仕事に情熱を傾けているようだった。そのSさんがこぼしていた。「北海道の経済は冷え切っているよ。本の売り上げも年々落ちていく。おまけに近くに大書店のチェーン店が次々にできて、新古本屋も増え、狭い商業圏だから客の奪い合いになっている」と。この書店は、東京でいえば紀伊國屋書店のような書店で、地元では古くから市民が愛着を感じている書店だ。しかし今はどうだろう。厳しい現実を前に苦戦を強いられているらしい。

出版業界も書店も斜陽産業になりつつあるようだ。もちろん例外はあって、ベストセラーを出しつづけている出版社もある。今でいえば草思社、サンマーク、幻冬舎、三笠書房、角川書店など、勝ち組といわれるところ。しかしベストセラーは1社で独占できるものではないようだ。10年で時代はガラリと変わるからだ。 9月20日小社発売予定の『戦後名編集者列伝』(櫻井秀勲著)には、光文社、青春出版社、KKベストセラーズ、筑摩書房、新潮社などの出版社で、じっさいにベストセラー本をつくり出してきた編集者の光と影が描かれている。「これを読んで売れるということはどういうことなのかを学んで下さい」というのが著者のメッセージだが、これはなによりも小社に向けた鋭い批判である。著者の櫻井秀勲さんには何度も「編書房はいまのままではダメですよ。売れる路線の本を出版しなさい。会社をささえる柱がないじゃないですか。女性モノ、実用書、人生論、いろいろあるでしょう。何かいまの路線<出版業界モノ>以外の鉱脈を見つけなさいよ!」と言われつづけている。だが、そのたびに考え込むのである。そう簡単にはいかないから悩みは深い。早く「これだ!」というものを見つけて、ロングセラーを出版していきたいが、ベストセラーとは無縁の路線でこれからも歩んでいくだろう。

最後にPR。
戦後名編集者列伝——売れる本づくりを実践した鬼才たち』(1900円、上製、300ページ)は、頭脳とアイデアで勝ちぬいてきた編集者三十数人(文藝春秋・池島信平■光文社・神吉晴夫■マガジンハウス・清水達夫■青春出版社・小澤和一■新潮社・斎藤十一■KKベストセラーズ・岩瀬順三■筑摩書房・布川角左衛門■角川書店・角川源義■集英社・長野規■河出書房・坂本一亀■講談社・内田勝■サンマーク出版・植木宣隆■草思社・加瀬昌男■海竜社・下村のぶ子■噂の真相・岡留安則■三笠書房・押鐘冨士雄■福音館書店・松井直■幻冬舎・見城徹 など)の闘いの軌跡。
「図書館の学校」(図書館流通センター発行)で大好評だった人気連載を大幅に加筆したもの。戦後出版界の流れを知るうえで資料的価値もある。ご一読ください。


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「優先席周り」の携帯電話

2003-9-10 水曜日

しょういん 山田浩司 :http://www.shoin.co.jp/

03年9月1日より、NTTDoCoMoは身体障害者などを対象とした「ハーティ割引」サービスを始めた。「ハーティ割引」は「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の交付を受けている人を対象に、通話料などが50%オフになるというもの。
Jフォン、au、tu-kaの携帯電話各社も今秋より同様の割引サービスを予定していて、緊急時の連絡に欠かせない携帯電話がより身近になるのは良いことだ。

同じく1日より、これまでJR東日本は「混雑時は電源オフ、混雑時以外では使用を遠慮」としていた携帯電話のルールを変えた。JR東日本と関東の私鉄などでは、車内アナウンスで「優先席付近は電源オフ、それ以外ではマナーモード設定」との告知が始まっている。車内での通話が厳禁なのはこれまで通りで、メールの送受信やi-mode使用はどうやら黙認されるよう。

仕事柄、携帯電話が欠かせないひとりとして、電車内でメールを打つたびのうしろめたい思いから解放されるのは歓迎したい。
もうそろそろ「単純な車内マナー」のひとつとして、携帯電話を使われて困る人にも、使えなくて困る人にもよりよい折り合いが見つかってもいい頃だろう。心臓ペースメーカーの誤作動など、電磁波の「悪影響のおそれ」はマナー以前の問題だとしても。

そういえば、電車で携帯を使われると一番困るのは出版社だ、との話がある。
若者が携帯メールをするようになってから情報誌の売り上げが半減したり、ひまつぶし要員の中吊り広告がそっぽ向かれたり、通勤を読書にあてる習慣がなくなったりと、困ることばかり。
逃げ口上のうえ、ほとんど逆恨みのような話なのだけど。

・NTTDoCoMo「ハーティ割引」 (9月〜)
・Jフォン「プライオリティサポート」 (10月〜)
・au「スマイルハート割引」 (11月〜)
・tu-ka 「エール17、エール35」 (11月〜)


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はじめまして、まどか出版と申します。

2003-9-3 水曜日

まどか出版 濱井浩明 :http://madokabooks.com/

 はじめまして 本年7月末より参加しましたまどか出版です。
 設立5年目を迎えた小さな小さな出版社です。出版不況の真っ只中で、取次の口座を四苦八苦のすえ取得し、産声をあげました。山椒は小粒でもピリリとした味の本を、との心意気をもって仕事に取り組んでいます。
既刊20冊たらずですが、すべてが一書入魂、乾坤一擲の本づくりと販売です。
 この初秋、女優・夏目雅子の写真展「永遠の夏目雅子展」(9月11日〜17日)が渋谷東急百貨店本店で催されます。会場では、弊社既刊『夏目雅子 27年のいのちを訪ねて』(本体1,500円)が即売されます。また、全国のアシーネ各店でもキャンペーン店売されます。同書は、彼女の27年という短いいのちを、ドキュメントとともに、和田勉、篠田正浩監督らの語り、そしてアルバムでつづったものです。
 新刊『朝子の介護奮戦記』(小山朝子著;本体1,600円)は、若い女性である著者が母とともに祖母の自宅介護に取り組む女三代の物語で、介護ジャーナリストである著者がNHKテレビで紹介され、好評です。
 9月配本の最新刊『輝く智慧に照らされて』(泰永二郎著;本体1,500円)は、在家信仰の立場から法華経に取材した、みずみずしい人生論です。

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。


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