ある日の会社帰りに
2003-2-19 水曜日
渋滞した上に混雑したバスの中で10代の女の子が大声で携帯電話でしゃべっている。
「他のお客さんに迷惑なので携帯電話はご遠慮ください」と明らかにその娘へ向けた運転士のアナウンスが・・・。
それを聞いた娘は
「なんか、運転手がマイク使って車内でケータイ止めろとか言ったせいで自分、チョー注目なんだけど・・・」と話をまったくやめない。
3分ほど経った頃だろうか、中年の絵に描いたようなザ・サラリーマンが
「何度言ったら分かるんだ!」と注意。
「まだ一回しか言われてないんだけど〜おじさんで2回目?」と娘軽く一蹴。
通話はなおも続く。
娘のあまりの横暴さに見ず知らずの他の乗客たちにも妙な一体感が芽生える。
サラリーマンは呆れて下車したが 、続いて中年の婦人がやはり降り際に注意を・・・。
「オバチャンだって友達と大声で喋ってたじゃん、誰と喋ったって自由でしょ!」
ご婦人も呆れて・・・。
次の停留所で降りるらしく停車ボタンを押したあと、娘はなおも喋りつづける。
信号で止まると中年の紳士風の男がいきなり平手でその娘を2回殴った。
みんな呆然としていたが、やり取りを聞くとその娘の実の父親のようだ。
「みっともないから、やめな〜い? こーゆー家族っぽいの」とかバツ悪そうに言っていたが、最後に父親は運転手と乗客すべてに「ご迷惑をかけました」と謝って降りていった。
ここで残された僕を含めた乗客には疑問が・・・。
- 最初から自分の娘と気づいていたが、あまりの恥ずかしさか、情けなさかで出るに出られなくなっていた・・・。最後に意を決して怒鳴りつけた。
- うたたね寝していて、下車ぎりぎりまで、電話をしているひとの存在自体に気づかなかった。
- とんでもねぇな、今の若い子はと単純に呆れていた。
などなど
あなたならこんな時どうしますか?
僕は引きずり降ろしてでも注意しようと思ってはいました(ほんとに怒り心頭で)が、
正直いろいろ事後を考えてしまい(セクハラとか言われたらやばいしなぁ、いや車内で叱れば乗客みんな味方かなぁとか)口も手も出ませんでした。
その後「常識」「マナー」「自由」って何なのか? ふと思った。
携帯マナーの問題、千代田区が実施中のたばこの問題etc
その空間(公共の場)で他人同士が気持ち良く過ごすことだけを各々が考えれば済む問題ではないのだろうか。ゆとり教育・週休2日制にする前に「常識」っていう授業を高校でやったらどうか? どこが公共の場かという認識くらいは身につくであろう。
それともこの娘は今回のことで父の平手打ちから常識を教わったのか・・・。
常識を身につけたくらいで、従来の学校教育で懸念された画一的な人間は生まれない気がするのだが・・・。
この娘よりもっとめちゃくちゃで常識はずれな生き様なら、なんと言ってもバロウズでしょう。
詳しくは山形浩生著「たかがバロウズ本。」で。
大村書店の新刊です(無理やりかな・・・)
