“ブームを起こす、チョムスキー”

2002-10-16 水曜日

トランスビュー 工藤秀之 :http://www.transview.co.jp/

『チョムスキー、世界を語る』が売れている。同じ著者の『金儲けがすべてでいいのか−グローバリズムの正体−』(文藝春秋、9月刊)も、『ノーム・チョムスキー』(』(リトル・モア、9月刊)も好調だ。ひと月に新刊3点。記録映画『チョムスキー 9.11』も立ち見が出るほど盛況らしい。 まさに、“ブームを起こす、チョムスキー”なのである。
 
“ブームを起こす、チョムスキー”このフレーズ、実は共同通通信社の配信により各地方紙に掲載された特集記事の見出しを借用した。そして、この“ブーム”に一抹の不安を感じている。
チョムスキーの世界の語り方が、文化として定着することが出来るのだろうか。と。
 これだけ邦訳が続き、認知度が高まりつつある日本でも、アメリカ本国と同じように、まっとうな(よく吟味するという意味で)批判が存在しない。今、チョムスキーへ向けられるのは、賛辞か無視。
熱狂的支持—(メディア)→“ブーム”—(メディア)→批判→定着 というルートで、受け入れられたら良いなと思う。 

同時多発テロ後に脚光を集めた印象がつよいチョムスキーだが、一貫した信念の政治思想関連著作は数多く、その数点が1970〜80年頃にかけて邦訳された。しかし、なぜか、その殆どが姿を消し、日本では、「変形生成文法理論を提唱し、20世紀の言語学だけでなく、哲学・精神科学・情報科学などにも大きなインパクトを与えた言語学者」の顔だけが残ったのだった。

数十年にわたり、異なる分野の第一線で活躍をつづけるチョムスキー、あまりに刺激的でカッコイイ。読んで、観て、存分に批判をしてみようではないですか。

(書籍)
チョムスキー、世界を語る』(トランスビュー
   ⇒書店様の仕入方法はこちらをご覧ください。
ノーム・チョムスキー』(リトル・モア)
金儲けがすべてでいいのか』(文藝春秋)
新世代は一線を画す』(こぶし書房)
アメリカが本当に望んでいること』(現代企画室)
アメリカの「人道的」軍事主義—コソボの教訓』(現代企画室
ノーム・チョムスキー—学問と政治—』(産業図書)  

(映画)
チョムスキー 9.11』(配給:シグロ)

(サイト)
異分子(仮) -dissident-:チョムスキー・アーカイヴ日本語版

他多数。


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本屋街オフ9・28レポート

2002-10-9 水曜日

深澤孝之 :http://

去る9月28日に開催された版元ドットコム・本屋街オフ会。今回はそのときの模様をレポートします。
その前に、すでに当日の様子をデジカメで撮った写真(日高氏撮影)が以下のページで公開されています。そちらも併せてご覧いただけると、より楽しめるのではないかと……。
http://www.hanmoto.com/honya-gai/index.html

さて、オフ会初心者のわれわれでしたが、今回のポイントは、来ていただいた方にも楽しんで参加していただける企画……。そう、「ワタシはこれで入門しました」という入門書ジマンのコーナーがありました。さらに、一次会の会場を飲み屋ではなく、「カフェポット」というこの日だけの手作りカフェで、皆様をもてなすといった趣向を凝らしました。

これらはなかなか好評だったようです。カフェについては、前記の写真館でもご覧になれるように、入口のパネルからはじまって、オリジナルマッチ箱、メニュー、レシピが載ったフリーペーパー、そしてテーブルにはかわいい花と……。会場となったポット出版が、もともとあたたかい雰囲気の事務所であることもありますが、初めて来た方でもリラックスできてくつろげる、そんな空間になりました。もちろん、数々の美味しいお茶とお菓子のことも忘れてはいけません。えっ、そんなにスゴかったの? とお思いのあなた。心配はご無用です。「カフェポット」はちゃんとインターネット上にまだ存在しています。こちらでは、店主中山マダムによる「カフェについての本」の紹介や「カフエに関するあれこれ」、さらに「特製お菓子のレシピ」などを時間を気にせず読むことができます。
http://www2.pot.co.jp/tacoche/cafe%20pot/cafepot.html

ところでわりと意外だったのが、「入門書ジマン」のコーナーに参加者一同かなり気合いが入っていたことです。こちらとしては、初めて顔を合わせる者同士、話題に困らないようにという思いもあって、「おまけ企画」としたのですが、これはやはり参加してみないとソンだと思いました。皆さん、本好きというのもありますが、思い入れたっぷりの一冊を人前でしゃべるというのはなかなか気持ちのいいもののようです。これには、カフェというちょっとサロン的な雰囲気もまた関係していたかも知れません。「books & tea」のコンビネーションはわれわれの想像をはるかに超えて、新たな人と人との結びつきを確実にもたらしてくれました。なお、当日持ち寄ったオススメ本は、本屋街のページでまもなく紹介されます。こちらもお楽しみに!
http://www.hanmoto.com/honya-gai/index.html

ここまで読み返して、なんだか自画自賛気味の文章で恥ずかしいのすが、なにしろオフ会初心者、いたらなかった点も多々あったかと思います。それにしても、カフェタイムのあとはバータイムに移行。アルコールも入って、さらに盛り上がりました。ところで今回のオフ会の正式名称は「版元ドットコム・本屋街オフ会〜入門編〜」です。ということは、次回[○○編]はいつあるのか? そんな期待も自然とわいてきます。そのためには、Wカップでの活躍の前にJで結果を、のコトバではありませんが、本屋街自体の更新を怠ってはならないでしょう。現在は、タコシェ支店とガンダルヴァの2店舗ですが、これを機会に新しい仲間も募りたい考えです。それでは、今回来てくださった方は本当にありがとうございました。また今回は残念ながら参加できなかった人も、次回は是非カフェポットでお会いしましょう!


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その時、九州・三池の地で何が起こっていたのか

2002-10-2 水曜日

同時代社 川上徹 :http://www.doujidaisya.co.jp/

 1960年に大学に入学したぼくにとって、「三池」と「安保」は何といっても青春の出発点でした。それは、これまで何度か体験した人生の選択の際、いつも立ち戻って考える故郷の「地点」であったような気がしています。よくも悪くも、生きる「動機」のようなものを形成した体験だったのだと思います。

 そんなことがあったものですから、1960年当時、三池労組青年行動隊員で指名解雇者の一人であったぼくの友人から、「東京で三池闘争を記録した写真展を開けないだろうか」という相談があったとき、イチもニもなくそのハナシに乗ったわけです。ハナシはアッという間に、まず「60年安保世代」に広がりました。むかし論敵だった人、遠い所にいる人だと思っていた人、そして意外にも(?)団塊の世代以下の若い人などが乗ってきてくれ、実行委員会が結成されたのです。
 その中の一人、社会主義協会の山崎耕一郎君はぼくの大学時代の同級生で、ぼくが民青、彼は社青同、よく論争していました。何十年ぶりに旧交をあたため、いま、協力して実行委員会の「拡大運動」に取り組んでいます。現在の労働運動をリードしている人たちが多数加わりました。実行委員会の面々をあえて旧党派で分類すれば6〜7党派ほどの人たちの寄り合い所帯です。それでも委員会は「一人歩き」を始めたわけです。
 なんで、いまごろ、そんなことを? 実行委員会ではいろいろな分野のオジサン、オバサン、お兄さんたちが意見を出し合ってます。「70年安保世代にはこんな集まりできねえだろうな」「そんなことないですよ」「三池は現代のリストラ、過労死問題の原点なんだよ」「今の人は石炭なんて見たことないから、コークスなんか飾ったら?」「ホッパーパイプやカンテラの実物も飾ったら」「ホッパーって何ですか」「会場では荒木栄の歌をずっと流し続けようよ」「『三池』をテーマとしたビデオが4種類ある、それを終日上映できないか」「だいいち、今の若い人、ミイケがどこにあるか知ってんのかな」など、けんけんがくがく。意味づけはもうしばらくやっていると見えてくるのかもしれない。今は楽しいのでやっている次第です。興味のある方は同時代社ホームページ http://www.doujidaisya.co.jp/をご覧ください。
写真展は、2002年11月11日〜17日、日本青年館(入場無料)です。展覧会事業の一環として発行される写真集「1960年・三池」は定価(3000 円+税)、2003年カレンダーは定価(1000円+税)。展覧会準備事務局は、以下の三者。社会主義協会・山崎(電話03-3221-7881)、東水労・中野義人(電話03-3814-3795)、同時代社・川上(電話03-3261-3149)


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「質問です」…書店からのメールに、版元はこう答えた

2002-9-25 水曜日

版元ドットコム事務局 :http://www.hanmoto.com/

今回は、事務局からの日誌です。

9月3日、北海道にある、いわた書店・岩田 徹さんから、版元ドットコム会員版元あてに「質問です」というタイトルのメールが到着した。
実は書店さんからの直接のメールが来ることは、結構希なこと。
いつもは迅速な処理を心がけている事務局ですが、今回のメールは質問内容も大きく、簡単には答えられなかったので、たまたま翌日に控えていた「版元ドットコム幹事会(注)」を経てから返事をすることに。9月5日、事務局から代表で返答。その後、会員版元がぞくぞくといわた書店さんへメールを送ることとなった。

いわた書店さんの「質問」は主に「商品の返品・交換について」で、
勢い、このやり取りの一連のテーマは「各版元の返品ポリシー」になった。
で、今回はこれらのメール、全部で8通を公開いたします。
メールのタイトルと発信者(【 】内)は以下の通り。

01●質問です【いわた書店】 / 02●Re: 質問です【版元ドットコム事務局】 / 03●版元ドットコムへのお問い合わせの件【凱風社】 / 04●語研(版元ドットコム参加版元)の返品ポリシーです。【語研】 / 05●いわた書店@北海道です【いわた書店】 / 06●Re: いわた書店@北海道です【版元ドットコム事務局】 / 07●版元ドットコムの会員版元です。【青弓社】 / 08●RE: 版元ドットコムの会員版元です。【いわた書店】

「返品」に対する版元の考えや実状を知ることが出来たり、書店さんの思いが「直接に」分かったりと、充実したやり取り。対話の必要性もさることながら、実務的なノウハウを書店と共有していくことの重要性を強く感じました。
岩田さんからは、最後には「書店と版元が参加するMLを作りませんか?」との提案をいただく。実現させてみたいが、どんな形がいいんだろう?

【関連サイト】
・いわた書店
http://member.nifty.ne.jp/IWATA/
・いわた書店参加のメーリングリスト「raku2」
http://www.egroups.co.jp/messages/raku2
※もう9/18の段階で、今回のメールはメーリングリストに投稿されています。
(2200件目)
【注】
・「版元ドットコム幹事会」は、「幹事会」といっても名ばかりで、誰でも(本当に!)参加自由な会合です。興味のある方はいつでもどうぞこちらまでご連絡ください
・今回の返品に関する各版元の発言は、主に日販についてのものであり、その他の取次に適用されるものではないので、注意しながらお読みください。

では、どうぞっ!

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01●いわた書店→版元ドットコム(2002/09/03)
Subject: 質問です
From:いわた書店 岩田 徹

版元ドットコム会員版元さま

いわた書店@北海道砂川市です。
いつもお世話になっております。

皆様の出版物は私たち地方の書店にとってはなかなか見ることも出来ないものが多くて刺激的です。
個性的で長く売り続けて行きたい素敵な本が多くて、本屋としてはうれしく思っています。
ただ、心配なのは条件がキビシそうだなーという先入観に縛られて仕入れにはどうも消極的になってしまいます。

そこで、
●陳列していて、傷んでしまったりした商品の返品や交換はしていただけますか?
●そういう条件が可能であれば、注文したい本や、一覧表を取り寄せてみたい版元があるのです。そういう地方の零細書店にも優しい版元さんを教えてください。

どうぞ宜しくご連絡をお願いします。   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
〒073-0161
北海道砂川市西1条北2丁目1−23 いわた書店 岩田 徹
HP http://member.nifty.ne.jp/IWATA/
E-mail PXY07224@nifty.ne.jp
Tel:0125-52-2221/Fax:0125-52-4005
日販 E18−32 21−2380 北海道244
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

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02●版元ドットコム事務局→いわた書店(2002/09/05)
Subject: Re: 質問です
From:版元ドットコム事務局・岡田圭介

いわた書店 
岩田 徹さま

はじめまして。
お世話になっております。
版元ドットコム事務局の岡田と申します。
お問い合わせのメール、ありがとうございました。

「会員版元さま」宛メールになっておりましたが、
まず、版元ドットコム窓口の事務局からお答えいたします。

以下のご質問、お答えいたします。
>●陳列していて、傷んでしまったりした商品の返品や交換はしていただけますか?
>●そういう条件が可能であれば、注文したい本や、一覧表を取り寄せてみたい版元が
>あるのです。そういう地方の零細書店にも優しい版元さんを教えてください。

まず1番目のご質問です。
「版元ドットコム」という団体は、販売を主にした団体ではなく
(サイト上で販売はしていますが)
むしろ、本にまつわる様々なデータをいかに上手く管理し公開していくか、
ということを考え、実践していくために集まっているので、
個々の版元が、返品に対してどのような態度をとり、処理しているかなどは、
集約したことがありません。

ので、2番目のご質問にもかぶってきますが、注文したい本がある版元へ、
返品に対する考え方を聞いたり、
一覧表をお取り寄せいただくのがいいかと思います。

こちらが会員版元一覧です。
各社のURL/メールアドレスもありますのでご確認下さい。
http://www.hanmoto.com/kaiin_ichiran.html
以上です。

以下、個人的な意見も含めながら続けます。
ただ、そんなふうにご心配に思われることは想像できます。
返品に対する出版社の対応はまちまちだと思いますので。

ある社はフリーで返品okでも、あるところは全くダメだったり。
たぶん書店さんには、どこがどういう条件になっていて、
何がokで、何がNGで、正確なことが分からず、
「仕入れにはどうも消極的になって」しまうんだと思います。
ですので、返品に対する考え方を、
出版社が表明していく必要もあるんじゃないか、
という意見もあります。

一方、出版社が返品に対する考え方を表明しても、
中に入っている取次が、出版社の思惑とは全く違う対応を
書店に対して行うこともあり得るので、
出版社だけが表明しても、有効ではないという意見もあります。

例えば、僕でしたら「陳列していて、傷んでしまったりした商品」については、
書店さんの管理が行き届いていなかったんだろうと思います。
そのことで返品されるのはつらい。だから交換もつらいです。
商品として存在し得なくなってしまったものは、
返されても困るよ、と。

カバーが汚くなった・帯が破れた、程度でしたら、電話一本いただければ、
替わりを送るので、
(でもポット出版はそんなことは一言も書店さんに表明したことはありません)
引き続き販売してほしいです。
なんて思います。

が、ほかの版元さんは、どう思うか分かりません。
いろいろな対応があり得るんだと思います。

僕は(ポット出版)とりあえずやれるとこからやろう、
と思うので、「返品の考え方」を書店さんへ向けて、
意見表明してもいいかな、と思い始めています。いまのところ。
いろんな反応があると思うので(無いかもしれないですが)、
そこでドンドンいろんな考え方と闘ったり、取り入れたりしながら、
よい方向へ向かっていければいいんじゃないかと、
そう思っているところです。

以上です。
長々と失礼しました。
版元へのお問い合わせ、お待ちしてます!

今後とも版元ドットコムをどうぞよろしくお願いいたします。
——————————————
岡田圭介 mailto:ok@pot.co.jp
(株)スタジオ・ポット/ポット出版
版元ドットコム事務局
〒150-0001 渋谷区神宮前2-33-18 #303
Phone 03-3478-1774 Facsimile 03-3402-5558
http://www.pot.co.jp/
http://www.hanmoto.com

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03●凱風社→いわた書店(2002/09/06)
Subject:版元ドットコムへのお問い合わせの件
From:凱風社 新田 準

岩田さま

 当社の書籍にご興味があるかどうかは分かりませんが、下記のとおりご返事いたします。
(1) 日販の場合、当社は「逆送版元」です(むろん委託・長期・延勘の期限内での返品は自由です)。
(2) 常備店やフェア参加店からの返品は、常備品の早期注文返品でないかぎり無条件で入帳しています。
(3) こちらから販売をお願いした場合や、書店さんから展示したいむねのお申し込みがあ
った場合は「返品条件付き」で出荷することもできます。カバーなどの交換はおっしゃっ
ていただければ、ただちに作業番線に乗せてお送りします
(4) おっしゃっていただければ、返品了解者名をあらかじめお知らせしておくこともでき
ます(自動的にこの了解者名で返品していただくことになります→ご面倒をおかけします
が、了解者名がないと日販で逆送されてしまうようなので……)。
(5) 新刊の「事前注文」はご注文数で委託指定配本しています(日販がどう扱っているかは分
かりません)。ファクス番号をお知らせいただければ新刊のつどご案内します。
 さらに、ご質問などがあれば下記へお問い合わせください。

凱風社 新田 準
———————
 凱風社営業部

———————
 tel 03-3815-7633
 fax 03-3815-9510
———————
http://www.gaifu.co.jp

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04●語研→いわた書店(2002/09/06)
Subject:語研(版元ドットコム参加版元)の返品ポリシーです。
From:語研 営業部  高島 利行

いわた書店 岩田徹様

語研の高島と申します。

弊社の出版物を「刺激的」だと感じ、「扱いたい」と思ってらっしゃるのかどうかはさだかではありませんが、そうである、という前提で話を進めさせていただきます(長文大変申し訳ございません)。

■語研の出版物は返品は可能か? → 可能です。
 →ある程度のボリュームで商品を陳列する場合、今まで取り扱っていなかった新しいジャンル・形態などの書籍・雑誌を扱う場合、そして新刊。当初の意図とは違う結果に終わる場合は決して少なくないと思います。ですので、弊社では返品をお受けいたします。
 ◆そうは言っても返品は減らしたい(特に注文品)のが本音なので、なるべく抑え目でご注文を頂けるのが理想です。ご祝儀的な発注や、金融返品を前提とした発注は、お断りさせていただく場合もあります(個人的には数回、あります。出張に行った際「わざわざ来てくれたからいっぱい注文してやるよ」であったり、「年度末の高額セットは現金になるんで助かる」であったり、「転職祝いにいっぱい注文出してやろう」であったりですが。当然、お断りいたしました)。
 ◆弊社の新刊はいわた書店さんには配本がされておりません。日販さんの場合は新刊についても注文扱いとなりますが、ご希望であれば新刊を毎回一冊配本させていただきます。ジャンル(言語)等、のご希望があればその通りにいたします。新刊は既刊と違って実績が無いため、当たりハズレが読みきれない部分があります。売れなかった(もしくは自店では売れないと判断された)場合は返品して頂いて結構です。だからといってすぐに配本を止めることはいたしません。弊社の出版物が今後も必要ないようであれば、そう判断された段階でお知らせ下さい。その時点ではじめて配本を停止いたします。

 →また、店舗の品揃えとして陳列される出版物も時に返品の対象になるかと思います。その本自体は売れないかもしれないがその本があることによって棚が、お店が活性化する、お客さんがつく。そういう本の入れ替え・汚損などによって発生する返品も、お受けしております。
 ◆上記の場合については「常備寄託」を活用すべきかと思いますが、残念ながら書店・取次・版元の三者とも本来は優れたシステムである「常備寄託」を理解し、活用しているとは言えない状況かと思います(店頭で絶対売れないような売れ残りの在庫処分として常備というシステムがあるわけではないのですが、そういう理解に陥っているヒトがいるのは事実のようです)。そのため、弊社ではここ数年来日販さん経由での「常備寄託」は行なっておりません(他にも行なっていない&行なえない理由はありますが)。また、日販さんの「ていばん」(条件:長期委託)についても、「ていばん」自体の平均を下回る回転の商品については次年度は継続しない方針で常に出品構成の見直しを行なっております。

■弊社の特殊事情について
●1. 弊社の現在生きている出版物は、日販さんの場合全て「開発品」扱いとなっております。見た目は普通の書籍なんですが、残念ながら日販さんでの扱いは全く別物です。返品についても逆送されている場合もあるようです。返品は「開発品」扱いでお願いいたします。また、営業部高島了解でお出しください。それでも逆送されるようでしたらお知らせ下さい。こちらから日販さんに話をつけさせていただきます。
●2. 弊社では日販さん経由では「新刊委託」を行なっておりません。新刊も注文扱いとなります。また、書店さんから了解を頂いたうえで全件を弊社から指定で配本しております。いわゆる「見計らい」は行なっておりませんので、配本をご希望の際は弊社までご連絡下さい。
●3. 弊社では日販さん経由では「常備寄託」を行なっておりません。その他の取次さん経由で「常備寄託」を行なっている場合もございますが、原則的に「常備寄託」は縮小しております。理由は前述の「開発品」という問題と、他社も含めた常備・長期セットの内容(売れない本を常備や長期で出荷するのはやめましょうよ)への批判、そして「常備&長期によってみかけの返品率が高くなってしまう(というかそういういいかげんな計算をする取次さんがある)」事に我慢がならん、というものです。
_/  ↑返品率について補足します。弊社では下記の計算式で返品率を出
_/ しております。
_/ [返品率]=[総返品(注文+委託(常備は含まない))]
_/     割る[総納品(注文+委託(常備は含まない))]
_/ が、取次さんによっては(日販さんではないですが)こういうところ
_/ があります、明らかにおかしいと思いますが。
_/ [返品率]=[総返品(注文+委託+常備)]
_/      割る[総納品(注文(委託と常備は含まない))]
_/ 具体例: 通常返品=20、新刊委託返品=10、常備返品=5
_/      通常納品=70、新刊委託納品=30、常備納品=5
_/  弊社算出の返品率=(20+10)/(70+30)=30%
_/  某社算出の返品率=(20+10+5)/(70)=約50%

長文で申し訳ございません。もう少し、お付き合いください。以下は全く私の個人的な意見です。

返品の責任は誰にあるのか、一概に決め付けるのは難しいと思います。が、無理な受注や実態を把握しない配本など、返品の直接的な原因の多くは出版社の営業(自分もそうです)にあるのではないかと思っております。弊社では書店さんのPOSデータを頂いているんですが、データが入り始めてきた当初は、自分が注文を取ってきたお店でさっぱり実売があがらず、結果として大量に返品が発生しているという事実に愕然としました。
そのお店で売れない(だろう)本は勧めない・配本しない、せっかく店頭に並べてもらったのならなるべく多く売れるよう広報・宣伝・販促物などはピンポイントで対応する、逆に、そういう対応ができない本を勧めるのは控える。
当たり前のことだとは思いますが、売上のことを考えると判断が歪んでしまうので、実はすごく難しいのが現実だと思います。一発逆転ではなく、地道に効率販売を目指して頑張ろうと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

追記■ポットの岡田さんが「本の汚損は書店の管理が云々」と書いてましたが、私は書店出身なんですが、その発言はちょっと残念でした。私は目の前で紙コップのドリンク(そんなもん店内に持ち込むな)を平台にぶちまけられた経験があります。棚に本を戻そうとして表紙を折られたり、平積の上に荷物を置かれたり、本は店頭で予想以上のストレスを受け、常に傷み続けています。その辺は版元の理解ももっと必要ですね。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 語学専門出版社 語研
 営業部  高島 利行
 TEL:03-3291-3986
FAX:03-3291-6749
E-MAIL
 URL

※ 本人による注:語研の出版物は再販商品・非再販商品を含み、流通上、通常の「書籍」「雑誌」などとは区別されている場合があります。そのため、取次各社毎に条件・扱いなどが大きく異なるため、上記の文章で説明されている日販との取引条件・形態・方法論などが全ての取次に当てはまるものではないことをご理解下さい。(文責 高島)

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05●いわた書店→版元ドットコム(2002/09/06)
Subject: いわた書店@北海道です
From:いわた書店 岩田 徹
 
 いろんな版元さんから丁寧なご返事をいただきました。有り難うございました。

 書店新聞に一度書いた事ですが、これまでの書店が、銀行や取次の言うがままに、徒な規模拡大を追い求めて、新刊の過剰仕入れ、それに伴う大量返品、人的資源の酷使と人材育成の不備、店長の過重労働と経営者の負債増大という悪循環の中で結局は廃業者が増えるばかりであったことを根本的に反省すべき段階に来ているのではないでしょうか?

 文字が本となり、本が人を育て、人が文化を産むのであって、書店が出来るのはその地域の文化力がフルに発揮されるよう「促す」ことだけだという考えに立てば、仕事の優先順位が変わります。インターネットを活かしての素早い取り寄せ、選書アドバイスと個性的な棚作り。欲しい人に欲しい本が確実に届けられる仕組みづくりが確立できれば、売上に見合った「適正規模」経営が出来る事になります。

 その結果、版元やマスコミによってでっち上げられた、いわゆるベストセラーも無闇に仕入れなくて済むし、そのための借金を抱えることもないし、何よりも書店員自身が、朝はお気に入りの本を読んでから開梱・陳列作業に取りかかり、夕方の営業もそれほど遅くならない内に終えて夜は映画に出かけたり音楽を楽しんだりするゆとりを持つことも出来ると考えたのです。

 こうして版元の皆様とメールのやり取りが出来るということも、少し前までは考えられなかったことなのです。インターネットは田舎の小書店にとっては夢のような武器なのです。

 僕は何度か入院を強いられるという“神の恵みのような貴重な時間”を得たお陰で、「小さな店こそ素晴らしい」という結論に達しました。規模の拡大によっては自分が書店人という人生を生きて行く幸せを感じる事ができないだろうと考えたのです。

 頂上に出版社があり、次に取次があり、一番川下に書店が位置するというのではおかしいだろうと思ったのです。利益が生まれる現場は店頭です。お客様に本が渡り代金を戴いた瞬間に利益が生まれるのです。それなのに「注文した本が届かない」とか「どの本屋に行っても、同じような商品しか並んでいないし面白そうな本が無い」というお客様の望みはいつまで経ってもかなえられる事はありません。ぼくら書店は読者の先頭に立って働く喜びを感じていたいのです。

 長文になりました。ま、そんな事から書店業では大儲けはできっこないのだから、喰えりゃイイんだと腹をくくって、自分のやりたい本屋をやろうと考えています。早稲田商店会の安井さんたちと資本金1250万円で株式会社商店街ネットワークを作ったのもそんな流れの延長線上にあります。

 いわた書店では「粗食」のシリーズの横に天草の吉永美代子さんが作った柚子こしょうの壜が並んでいたり、店内の所々に友人が焼いた器を展示(ディスプレイ)しながら、ちゃっかりと値札がついて売っていたりするようなことをしています。

 日本中の本屋が腹をくくって、面白い本屋を目指せば、それぞれの地域はもっと面白くなると思っています。今回はたくさんの版元の方々からメールをいただきました。皆様の考えがよく判って、興味深く読みました。書店同士のMLに流したいくらいだと思いました。どうでしょう、書店と版元が参加するMLを作りませんか?

 皆様からの丁寧なメールに刺激されてついつい長文になってしまいました。今回はありがとうございました。
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〒073-0161
北海道砂川市西1条北2丁目  いわた書店 岩田 徹
HP http://member.nifty.ne.jp/IWATA/
E-mail PXY07224@nifty.ne.jp
Tel:0125-52-2221/Fax:0125-52-4005
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

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06●版元ドットコム→いわた書店(2002/09/06)
Subject: Re: いわた書店@北海道です
From:版元ドットコム事務局・岡田圭介

岩田 徹さま

お世話になっております。
事務局の岡田です。
早速のご返事ありがとうございました。

> 日本中の本屋が腹をくくって、面白い本屋を目指せば、それぞれの地域はもっと面
>白くなると思っています。今回はたくさんの版元の方々からメールをいただきまし
>た。皆様の考えがよく判って、興味深く読みました。書店同士のMLに流したいくら
>いだと思いました。どうでしょう、書店と版元が参加するMLを作りませんか?
僕もほかの版元さんの、岩田さんへのメールを読みながら
(CCで版元ドットコムのメーリングリストに流れてくるので)、
学ぶことが多く、もっと読みたいなと思いました。
いいですね、「書店と版元が参加する」メーリングリスト。
どんな形がいいのか、ちょっと考えてみたいです。
また、ご連絡いたします。

今後とも版元ドットコムをどうぞよろしくお願いいたします!
——————————————
岡田圭介 mailto:ok@pot.co.jp
(株)スタジオ・ポット/ポット出版
〒150-0001 渋谷区神宮前2-33-18 #303
Phone 03-3478-1774 Facsimile 03-3402-5558
http://www.pot.co.jp/

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07●青弓社→いわた書店(2002/09/06)
Subject:版元ドットコムの会員版元です。
From:青弓社 営業部 岡部友春

いわた書店・岩田様

はじめまして。
青弓社の岡部と申します。

先日、版元ドットコム事務局から連絡をいただきました。お伺いできない地方の書店さんに対しては、できる限りのことはしたいと、常々思っております。特にこういったご連絡をいただいたり、頑張っている書店さんには、格別の思いがあります。

> ●陳列していて、傷んでしまったりした商品の返品や交換は
> していただけますか?
> ●そういう条件が可能であれば、注文したい本や、一覧表を
> 取り寄せてみたい版元があるのです。
小社はフリーで入帖しております。ときどき、取次から逆送されることもあるようですが、私の名前(岡部)をお使いください。また、カバーの取り替え(カバーを送付)も受け付けております。

いわた書店さんの棚に小社の書籍が合っているのかどうかはわかりませんが、一覧表などをご請求くださるようでしたら、いつでもご連絡ください。すぐにお送りいたします。

それでは今後とも末永くおつきあいくださいますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。
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岡部友春
青弓社 営業部
mailto:okabe@seikyusha.co.jp
URL:http://www.seikyusha.co.jp/

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08●いわた書店→青弓社(2002/09/06)
Subject: RE: 版元ドットコムの会員版元です。
From:いわた書店 岩田 徹

青弓社 岡部さま 

さっそくのご返事ありがとうございます。
なんとか面白い棚を創りたいのです。
一覧表をお送りください。
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〒073-0161
北海道砂川市西1条北2丁目  いわた書店 岩田 徹
HP http://member.nifty.ne.jp/IWATA/
E-mail PXY07224@nifty.ne.jp
Tel:0125-52-2221/Fax:0125-52-4005
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宿題を果たした写真集

2002-9-18 水曜日

草風館 内川千裕 :http://www.sofukan.co.jp/

 われわれは、なにも知らずにいたり、また考えもしないでいることが、「偏見」の土壌を育んでいることがよくある。ハンセン病やアイヌ民族、部落の問題しかり。「にんげん」問題なのに、対象を畏怖したり、恐怖する存在のようにみてしまうのは、たんに事実を知らないからともいえるのではないだろうか。無知と偏見は表裏である。そのままでいれば、そのさきには「差別」意識が待ち受けている。

 私の「ハンセン病」との出会いは、20数年前、神戸の定時制高校の教師から「知っているか、日本列島の《らい》病は朝鮮人が背負っていることを」と詰問されたことに始まった。それまで頭のさきっぽでしか考えてこなかった知識なので、それはショックであった。それこそ「偏見」のかたまりだった。

 後年、草風館を立ち上げ、当初、季刊『人間雑誌』という無広告雑誌(広告はとれそうもないのでやむなく)を刊行、林竹二・上野英信・吉田司などの硬派の書き手によるマイナーな雑誌を9号まで出して息が切れた。その最後の7〜9号の3回の口絵を元炭坑夫だった趙根在という在日朝鮮人による「日本国らい収容所」というタイトルのモノクロ写真で飾った。趙さんとの話のなかで次第に明らかになってきた、というより私のなかで蒙が啓かれたというほうが正しい、それはハンセン病に対する偏見が徐々に取り除かれていった道程である。「近代日本の絶滅政策」のただなかに押し込まれたハンセン病の患者たち、それは「収容所」という名にふさわしい社会と孤立させられた監獄だった。故郷を追われ、本名を捨てさせられた患者たち。医療行政の残酷さ、社会の無理解と偏見など……。
 趙根在は、療養所の同胞(朝鮮人)に導かれながら、患者の生活のなかに飛び込み、寝食を共にしながら、彼等の素顔を撮影した。現実を透徹する写真だった。それはナミの努力でできるはずもなく、いわば天から授かった人柄と趙根在の感性があればこそといえよう。

 あれから20年が過ぎた。趙さんは5年前に亡くなった。
 やっと写真集を出すことができた。
 ようやく宿題を果たすことができた。
 この写真集の出版ができたのは、96年「らい予防法」の廃止があり、ハンセン病元患者たちが人権侵害を訴えた国賠訴訟に、昨年、勝利したことも背景にあったことは否めない。
 こんな写真はもう撮れない。昔のこととはいえ、撮れないほうがいいのだ。そんな状況はないほうがいいのだから。


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『ハンセン病文学全集』の刊行開始

2002-9-11 水曜日

皓星社 前田博章 :http://www.libro-koseisha.co.jp/

 『ハンセン病文学全集』(第一期全10巻)の刊行がいよいよ始まった。小社は以前よりハンセン病関連の書籍を出版してきたが、この企画は創立以来からの念願だった。そもそも、うちの代表が師事していた『数理科学』編集長・村松武司が草津にあるハンセン病療養所の栗生楽泉園で詩の選者をしていたことが事の始まりであると聞いている。療養所の人々に公私にわたり、ひとかたならぬ世話になったことが、この企画を立ち消えにしなかった大きな原動力になったようだ。「絶対に実現しよう!」そう話し合ったに違いない。

 学藝書林版で北條民雄「いのちの初夜」ぐらいしか読んだことのなかった私はハンセン病そのものについての知識もほとんど持っていなかった。かつて埼玉から鎌倉街道で東京の方へ向かった際に清瀬の多磨全生園の前を通った時、かつて見たことのない異様な風景を目にして、ここは一体何の施設なんだろうかと不思議に思ったことを想い出す。

 全国13箇所に国立の療養所があり、そこでは文芸活動が盛んに行われた。発表の場はほとんどが園内の機関誌だった。外部からの文芸指導も手伝って約80年間にわたり質量ともに厖大な作品が残された。強制隔離収容政策が世界でも例がない為に<ハンセン病文学>そのものが日本でしか成立しない。編集委員の鶴見俊輔は「ハンセン病文学は世界文学である」と言い切る。あまたの闘病記とはこの点がおおいに異なる。

 まずは読んで欲しい。一作一作を著者が何かと引き替えに書いているかのようだ。書くという行為に向き合う姿勢が土台からして違う。近・現代文学を問い返す力はここから生じるのかも知れない。

 ここで営業報告。売れてます。新聞各紙での報道が大きく作用して、個人注文があとを断たない。現在は女性を中心としているが「文藝春秋」記事より男性も増加中だ。TRC新継続での事前予約12でスタート。公共図書館も規模の大小は問はず予約注文が入っている。大学市場はこれからだが中高はもとより、これには私も驚いたが、なんと小学校の図書館までもが注文をくれた。看護学校・人権機関・教会・寺院・公民館・女性センター・議会図書室・・。先方は多岐広範にわたる。当初、売るには難しいのではとも言われた企画だけに、その波及力に目が覚める。

 療養所、在園者の平均年齢が70歳をこえている。裁判での勝利のあとも本名を名乗れず、里帰りもままならない方々が大勢いる。この全集がこの状況をなんだかのかたちで変えていく武器にもなると信じている。


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アフガン・シンポで何が起こったか。

2002-9-4 水曜日

青弓社 岡部友春 :http://www.seikyusha.co.jp/

 先日、朝日新聞社が主催した「アフガン復興の現状と課題」なるシンポジウムに行ってきた。
 アフガニスタン支援日本政府代表の緒方貞子さん、ペシャワール会・現地代表の中村哲さん、前国連難民高等弁務官事務所カブール事務所長の山本芳幸さん、JEN事務局長の木山啓子さん、徳島大学総合科学部助教授の饗場和彦さんの5人を集めた討論会だった。中村哲さんに関しては、以前、この版元日誌で亜璃西社の和田さんも紹介(こちらをご覧下さい。)しているので、いまさら説明の必要はない人だろう。当然、緒方さんも。

 会社を黙って抜け出し(ウソ)、昼飯も食わずに有楽町マリオンに向かう。知人と合流し、席を確保。あっという間に満席。立ち見までいた。これだけのメンツで、しかも「朝日新聞」で宣伝すりゃあ当然といえば当然か。それにしても、平日の午後なのに、こんだけ集まるのかと、かなりビックリ。無料の講演会好きのおばちゃんは当然だが、スーツ姿のサラリーマンがいるは制服姿の女子高校生もいるは。仕事、学校はいいのか?と思ったが、自分も同じ立場だからなにも言えず。
 司会者から「この会場は約800人収容ですが、このシンポジウムへの応募はここにいらしている方の3倍ほどありました」と説明があった(このシンポジウムははがきを出して整理券が当たった人と、招待状を持っている関係者だけが参加できた)。しかし、ワタシは2枚当たった。2枚しか応募はがきを出していないのに。話をふくらませていないか、司会者。しかも新聞では定員は700人と書いてあったはずだ。招待客は100人いなかったから、ますます怪しい。応募者全員来ているんじゃないのか?

 と不信感を持ったところで、緒方さんの基調講演が始まる。眠気を誘うような話し方で、睡魔がおそってくる。——いつの間にか拍手の嵐。ん? あっ、基調講演が終わってる…メモしたのは「治安、政治、復興」「軍事行動と復興が同時におこなわれている」だけ…。話したのはこれだけか? そんなわけがない。 どんなことを話していたのか知人に聞くと、「緒方さんは中村先生と意見がまったく違うから聞いていなくても大丈夫でしたよ」。彼はアフガニスタンでおこなっているペシャワール会の井戸掘りに参加したことがあり、昨年の9月11日は偶然(?)アフガニスタンで井戸を掘っていて、当然、中村哲さんの側に立っている。彼と会って、「アフガニスタンに行かなきゃ。井戸掘りに行くぞ」と決心した。が、再就職してしまったために、行けずじまい。ちょっと未練あり。

 休憩のあとに、討論会が始まる。コーディネーターからパネラーの紹介がある。「え〜、緒方さんはあ〜、さきほどお〜、お〜、あ〜基調講演をお〜」……。おまえは大平正芳か?! やばい、これがコーディネーターかよ。うまくまとめられるのか? 不安だ……。
 中村哲さんから話を始める。いつもの腰の低い、誰にでもわかるような話し方。それでいてアメリカや日本を過激に挑発したりする。「アフガニスタンを破綻国家って言いますが、我が国もたいして変わらないんじゃないですかねえ」「アフガニスタンに教育を、なんて言うけど、この国の教育を見るとねえ……」「こんな国(アフガニスタン)に空爆をしてなんの意味があったのか。有害無益だ」と大胆発言がつづく。さすが、中村さん。以前も「日本の新聞はウソばかり書くから、ぜったい読まない。読んでも意味がない。アフガニスタンで本当に取材をしているのか? テレビで放映されていることだけ書いているんじゃないのか?」といったようなことも発言していた。ワタシは好きだ、こういう人。
 木山さん、山本さん、饗場さんと話がつづく。コーディネーターは何をしているのか。討論会じゃないの? 「え〜、緒方さんは〜、え〜、あ〜」とあいかわらず大平正芳。話が進んでいるのに、「ちょっとお〜、話が行き過ぎてしまいましたのでえ〜、戻りましてえ〜、さきほどのお〜」。おい、ホントにコーディネーターか? 話が進んだらそのまま進めて、うまく戻すのがコーディネーターの役目じゃないのか? 不安的中。
 そして緒方さんが話し始める。またもや睡魔が……。寝ちゃあいかん、起きていないと。眠い、子守歌のようだ。
 軍事介入のこと、学校のこと、タリバンのことと、いつも緒方さんと中村さんの意見がことごとくぶつかる。緒方さんは首都カブールを中心に見て回っていて、中村さんはジャララバード、ダラエ・ヌールなど地方をメインに活動している。話が合わないのは当たり前といえば当たり前だが、視線の位置が違うことも関係しているだろう。けど、やっぱり緒方さんの話を聞いていると眠くなってくる。不眠症になったら、緒方さんの話を聞こうと固く決心する。

 無事(?)、討論会が終わり、なぜか、打ち上げというかレセプションに参加した。ホントは招待状をもらった人しか入れないはずなのだが、知人が招待状を持っていることと、入り口付近で石風社の代表・福元さんに会って話をしていたら「一緒になかに入りましょう。大丈夫ですよ」の一言で、受付を強行突破。亜璃西社の和田さんも書いたように、石風社は中村さんの著書『医者、井戸を掘る』『ペシャワールにて』『医は国境を越えて』などを刊行している九州は福岡の版元さん。版元ドットコムに誘ってみようか、とも思ったが、そんな話をできる状況ではなかった。こんど機会があったときに誘ってみよう。
 なかに入ると、中村哲さんがそばにいる! すぐ隣には饗場さん! 緒方貞子がこっちを見ている(たぶん、気のせい)!! けど、知人以外に知り合いもいないから、ペシャワール会の方と少し話をして、サンドウィッチを3切れ食べて退散。

 今回のシンポジウムで心に残った一言。「アフガニスタンには、まず食い物を。自給自足できる農村の復活を」。
 9.11を忘れないためか、アメリカによるアフガン空爆を忘れないためか、どちらを考えて開催したシンポジウムなのかという疑問は残ったが、アフガニスタンの現状もわかったし、石風社の福元さんにも会えたし、有意義な平日の午後だった。

追記)このシンポジウムの内容は、9月17日(火)付の「朝日新聞」朝刊に掲載される予定。また、アサヒ・コムで紹介されるほか、朝日ニュースター(CS放送)でも9月16日(月)、23日(月・再放送)のいずれも15時10分から放送予定とのことなので、このシンポジウムに興味をもった方はどうぞこちらを。


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食指について

2002-8-28 水曜日

雲母書房 松村康貴 :http://www.kirara-s.co.jp/

 ひとの手は美しい。
 老若男女問わず見とれてしまうことがある。ふと入った茶房で(ドトールなんだけどね)しばしの疲れを癒す。すると斜向かいのカウンターなんぞで女性がひとり、街ゆく人を眺め、肘をつきながらコーヒーカップを両手で抱いていますでしょ、それだけでわたくしはその奥方にきゅんとしてしまうのです。
 先日、仕事の合間、上司と休憩がてら喫茶店に入りました。まだ開店したばかりだそうでお客はわたくしたちだけでした。そのお店は旦那さんと奥さんそして娘さん夫婦の4人で経営をなされているそうで、若旦那はご不在でしたけれども若奥さんがこれまたもう御美人でして、そのうえ御美人と若旦那との間にお生まれになった一歳半の女児が御美人に抱っこされていたのですが、この子もまた、子役NO1になれるのではないかと思うほど愛らしく、《目に入れても痛くないほど》とはその通りだろうなぁっと思いつつ、《口の中に入れて飴玉のように転が》したらなんともはや、幸せで良いやなぁ、これからいそいそと通おうと思いつつ帰り際、ひょんなことから女児の手を握る許しを得ました。といっても一緒に来た子煩悩な上司が赤ん坊の手を握りたくて、けれども人見知りしそうな女の子だからまずは無精なおいらを先にさせて、女の子が怯えて御美人の後ろに小さなまあるい顔を半分覗かせぎみに後じさりしたのち、すかさず悪者を退けて自分が優しく女の子に手を伸ばし、一歳半のあどけない尊敬と愛情と友愛とともにかわいらしいお手手を頂戴しようという腹づもり。とは知りつつもウルトラマンいやサラリーマンたるもの上司には逆らってはいけないものであるというほとんどサブミナルおよび飴なし『鞭』の条件反射的に刷り込まれてしまった金科玉条の前では従うしか他ならず、というより情けないことに勝手にからだが動くんです。さらに付け加えるならいつの間にやらわたくしの顔面は心の暗雲とは裏腹に、『ニカッ』っとしているようでああ、わたしは心を真白な月のなだらな斜面に置き去りにしてしまったサイボーグなどと心よりも冷たい脳味噌にあるであろう精神で考えつつもわたくしの最も熱い下半身で謀反をクワダてようとしている魂は

 ああ、できることならあの御美人の手を握りたい・・・。

 とかなうはずもない思いに胸トキめかせつつ、さっ今わたくしに与えられた仕事は1メートル弱先できょとんとしている間抜け面、ゴホンエーッあらためまして1メートル先でまばゆく光る御美人のおみ足・・・ごめんなさい。1メートル先で愛らしく内股ギミに佇んでいる女の子でしたね、それでもってわたくしはその子のかわーゆいお手手を握ろうとすれば良いのですね。ああでもお母さんの背中に隠れてしまうんだろうな、いやはやその前に『ぎゃー』などと破廉恥に泣かれてしまったらどうしよう、そしたらわたくしのカワイイ女の子に差しのべた指先は折れ曲がって鼻くそをほじるしかないではないか。そして女の子があわよくば『げっはっは』もっと淑やかに『おほほ』と笑ってくれたら御の字、途方に暮れてそのままにしていたら年が明けるまで鼻くそをほじくっているであろうわたくしを横目にというより営業スマイル36年、付加価値今年3歳になるご子息とのスキンシップAクラスの肩書きをもつ余裕とともに斜め45度上目遣いの眼差しでわたくしをせせら笑いながらほらみたことかおまえじゃ無理だ俺の出番ださぁおどきっとなんともみじめな気分で『きゅー』っと呻きながら退散せねばならぬのであろうなっと思いつつおなごの手手を握ろうとした瞬間!子役NO1間違いなしの女児が小さな手を心持ち差しのべてくれたではないですかーそしてさらに『パチクリ』としたお目目と『ボヨーン』としたおくちでにっこり微笑みを返してくれああ此処は南国トロピカルハワイアーンと言う気分にひたりながらああわたくしもあと30歳若ければこのおなごと恋に落ちたのであろうなぁと少しセンチになりながらもいやさあと20年後ロマンスグレーと乙女の恋がまだ残されているではないかと気を持ち直したのである。
 とまあ人の手の美しさ、そしてその動きの妖しさ艶めかしさ辛さ悲しさを皆様にお伝えできたかと思います。ともあれ食指と言われる人差し指は指の配置の中でもたいそう優遇された位置にいるようです。わたくしはペンだこをつけた中指が好きなのですがその少し長めの中指に守られるように人差し指ははえていてそして突き指などをするのはいつも小指や薬指です。あまり苦労をしない指なのですが親指とともに物を掴む優先権を持っています。そして封建的な女性像を有したこの指のまさに特権は指さすことにあります。
 命令を下すとき、ひとのからだや物に触れようとするとき、魔女が呪文を唱えながら魔力を放出するとき、なにかを得ようとするとき、リピドーの最初の兆しリピドーの本源的形式、ギュスターヴ・モローの『出現』、腕をしなやかに伸ばしこの指がけだるそうに何ものかを指し示すとき、人の手は最も美しい。


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娘(息子、子ども)と話す−−

2002-8-21 水曜日

現代企画室 太田昌国 :http://www.shohyo.co.jp/gendai/index.html

四六判の左右を10数ミリだけカットした変型判で、新しい翻訳シリーズの刊行を始めた。フランスのスイユ社が数年前から刊行しているのが原書で、『娘(息子、子ども)と話すーー』と題して、専門家である親が、「国家のしくみ」「非暴力」「宗教」「イスラーム」「人道援助」「左翼」「愛」「死」「アウシュビッツ」「神」「レジスタンス」「文化」「先史時代」などについて、問答形式で語るというものである。いずれも、けっこう、世の中の難問と言うべきテーマである。それを、子どもたちが退屈しないように、簡潔に説明することが求められるのだから、翻訳しても、上の判型で100頁から120頁程度の、小さな本である。

このシリーズの「人種差別」については、1998年に青土社が『娘に語る人種差別』と題して出版している。著者がモロッコの作家、タハール・ベン・ジェルーンで、すでに紀伊国屋書店、晶文社、現代企画室、国書刊行会などから主要な小説・エッセイが紹介されてきているから、注目度もある程度は確立している作家だ。青土社にはシリーズとして刊行する意図がないようだし、内容的には、なかなか面白い試みだと思って、それ以外のものをいくつか出すことにしたのである。専門書、思想書、文学書を出版するのは、もちろん楽しいが、いつか子ども向けの本を出したいと考えていた思いに見合うものだった。
自分が子育てをした過程を思い出してもよいし、ラジオの「子ども電話相談室」での子どもたちの発問を思ってもよい。子どもというものは、思いもかけない発想で、事態の本質を衝くことばを発する。親・大人はたじたじとなり、答えに窮する場合もある。それでも答える方法を見つけるために、大人は真剣に試行錯誤する。それが浮かび上がってくる作品ほど、読んでいて、面白い。答え方によっては、異論をもち、反論もしたくなる。著者から結論を押しつけられているというより、読者も、著者と娘(息子、子ども)の対話に参加していけるような感じがある。
すでに『娘と話す国家のしくみってなに?』『娘と話す非暴力ってなに?』『娘と話す宗教ってなに?』を刊行した。最初の本の著者は、レジス・ドブレ。私たちの世代にとっては、カストロやゲバラの武装革命論をまとめた『革命の中の革命?』の著者であり、ゲバラを追ってボリビアまで行って逮捕されたこともあるなど、けっこう数奇な運命をたどった人物だけに、いまどこに行き着いているかを知りたい欲求がある。『娘と話す宗教ってなに?』の著者はロジェ=ポル・ドロワで、版元ドットコムの会員社であるトランスビューが今年5月に出されたばかりの『虚無の信仰:西欧はなぜ仏教を怖れたか』は好評でよく売れているので、並べて展開してみるという書店もある。
いろいろと楽しみなシリーズなのだが、ここで生まれる問題は、定価の安さである。上に触れたような判型と頁数の本だから、定価はせいぜい1000円である。少し頁が多いもので1200円にできるかという程度。初版部数は2500部である。製作経費はもとより著作権料などを加算したら、仮に初版を売り切ったところで何ほどの「利潤」が生まれるかをいまさらのように計算してみて、絶句した。大手が手懸ける新書判や文庫判は初版数万部からスタートすると聞いてきたが、その意味が、あらためて身にしみてわかる。しかし泣き言を言っても仕方がない。世の中の難問と思想的に格闘してみようと考える、いまどき珍しい若者とこれらの本が出会うことができるように、いろいろな試みをしてみようと考えているところである。


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利用者の声を如何にとりいれるか?

2002-8-14 水曜日

商売というのは何でもそうだが、利用者の声をうまく活用することが簡単に儲けることだと思う。
社内の人間だけで考えていいアイディアが出てこなくても、お客さんと話すことで簡単にアイディアが出ることもある。
利用者の声を収集する方法があれば低コストで高収益の商品を産みだすことが出来ると思う。
弊社はウェブサイト・システム構築などを行っている会社なので出版社ではないが、出版業界にも同じことが言えるのではないだろうか?
問題はその収集をどう行うか、どう分析するかの手法を如何にもつかだと思う。
この版元日誌を読まれている方は本好きな方だから「こういう本が欲しい」などの意見を言える場があれば発言したい方は多いのではないでしょうか?
読者・書店の皆様はどのようにして欲しい本・売れる本などの要望を伝えたいとお考えですか?

弊社でも過去には様々な方策を採用しています。少し宣伝がてら紹介を。

・顧客からの評価
現在出店中の「楽天ビジネス」では商談した顧客に評価してもらう仕組みがあり、弊社に対する意見や他社への意見を閲覧することが出来る。弊社の場合以下のように評価がされています。
http://business.rakuten.co.jp/kan/
実際に商談した人の1/3以上の方に評価いただいていますが、商談する際この評価を常に気にしながらになるため要望の収集にも力は入りますし、終わった後の評価も営業活動の参考になっています。
アンケートを実施したこともありました。

・利用者の意見
弊社では「アクセス刑事(デカ)」というアクセスログ解析ASPサービスを提供しています。
このサービスはバージョンアップを何度か繰り返し、利用マニュアル(FAQ)も整備していますが、それも利用者の声に基づくものが多いです。http://www.kan-net.com/tool/deka/deka.html
このサービスに関し以下のように掲示板を設けています。
http://www.kan-net.com/cgi-bin/bbs/list.cgi?bbs_id=00001
この掲示板は利用する際の不明な点などを書いてもらうのが主な目的なのですが、要望もかなり出てきます。
*こういう情報が欲しい!
*無料版のバナーはこういうバナーがいい。
*こういう機能はつけられないか?
というものです。
そして基本的には弊社がレスを返すわけですが、利用者に賛同や反対などの意見、アドバイスがつくことも多く、その内容がアクセス刑事の展開の参考となっています。
利用者の声ですからかなり効果はあるわけです。

*キャンペーン予定!
このように色々取組している中で今度から定期的にキャンペーンを行おうと思います。
まずは「アクセス刑事バナー投票キャンペーン」
これはバナーを募集します。それらをエントリーし、一般の方に投票してもらい、最優秀バナー製作者には賞金をプレゼント!という考えです。アクセス刑事のバナーとして採用した方にも数千円のプレゼントを行います。
それらのキャンペーンと連動しウェブ上でアンケートを展開し、弊社のマーケティング戦略に役立てたいと思います。

こういった利用者の声を拾う工夫は各社ばらばらだと思いますが、共有も結構大事かなと思います。
容易に行うにはシステムがあるほうが便利ですが単独だと開発にコストがかさみます。協力すれば安くなりますよね。
又これらは同業であっても競合はしません。
各社が自社に見合った内容を調査すればいいのでですから。

利用者の声を聞き取りそれを商品に反映する努力は皆様も行っていると思いますが、どういう方法がいいのか私はまだはっきりとはわかっていません。
いいアイディアがありましたら是非よろしくお願い致します。
kosaka@kan-net.comまで!

版元ドットコムも利用者の方の意見をサイト運営に反映させるよう努力はし、いいサイトにしていきたいですよね。


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