ウイルスにやられた!!

2001-11-28 水曜日

凱風社 新田準 :http://www.gaifu.co.jp/

 11月27日の朝、いつものようにパソコンを起動し、メールを見た。例によっていろいろなメールが、知人、著者、見知らぬ人から入っていた。おかしなメールがあればいつもは、即棄てているが、この日はどういうわけか、一つのメールに変にこだわってしまった。

 そのメールは題名がなく添付ファイルがついている「典型的な」アヤしいメールだ。ただ、なにかわからない文章が本文にある。メール初心者の著者などがときどき「文字化け」したメールを送ってくることがある。おまけに前日、メキシコから本のまとめ買いの問い合わせがあったのだが、最初のメールはひどい文字化けをしていた。

 そんなことが頭にあったせいか、そのアヤしいメールを開いていろいろな言語でエンコードをやってしまった。しかし結局、文字化けは直らない。むろん添付ファイルは開いていない。ここでやめて削除すればまだ助かったかもしれない。ところがよせばいいのに「文字化けしてメールが読めません」と書いて「返信」してしまった。

 そのあとは「大騒ぎ」。知人から「オカしなメールが入った」という電話がジャンジャンかかり、あわててメールを開けてみると宛先不明のリターン・メールが山のように届いている。閉じて開いて2回で合計37通入っていた。アドレス帳のみなさんには、すぐにお詫びと削除依頼のメールを書いたが、結果はどうだったのだろう。

 ここでやめればまだよかった。すっかり頭に血がのぼって冷静さを失っていた私は、パソコンのウィルス防止ソフトのアップデートをはじめた。インターネットでその会社のサイトにゆき、最新バージョンをダウンロードする。アセっている私は、ほとんで説明を読まずにクリックを続けた。ダウンロードプログラムが動き始めたが、20分も30分も動き続けているうえに、ダウンロードと同時にアップロードもしているようだ。ここでまたバタバタしてしまった。

 パソコンをいったん閉じようとすると、突然、「バージョンアップをするには再起動が必要」というウィンドウが開いた。「あっ、うまくいったんだな」と安心して再起動——するはずだったのに、どういうわけか再起動しなくなってたパソコンは今、私の机の上で昏倒したまま突っ伏して寝ている。

 チキショウ、犯人を見つけたらただじゃおかないぞ。姿をかくして不特定の人に多大な迷惑をかける。じつに卑劣千万な犯罪行為だ。


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鮮やかに生きる女性の本を続々と刊行!

2001-11-21 水曜日

亜紀書房 小林英貴 :http://www.akishobo.com/

 亜紀書房では今までに、アジアを中心とした国際関連の人文書や教育関連の書籍などを出版し、おかげ様で読者の皆さんに評価を頂いています。新世紀を迎えてはや一年を過ぎようとしている今、小社の書籍群に新たな路線が加わり、パワーアップをいたします。

●節約本の流れ
 当社には従来から女性書の蓄積があります。代表的なものとしては、小幡玻矢子さんの節約シリーズがあります。『超節約クッキング』『超節約生活』の2書が新刊で、地道ながら確実なファンを掴んでいます。小幡さんにはほかに『楽しい10万円生活』という一書もあります。
 その流れを受けて最新刊として『シングルママの極楽貧乏生活』を発刊したばかりです。おかげ様ですぐに重版がかかり、この種の分野にはまだまだ類書が可能だなと実感しています。
 著者である天竺浪女さんは、小さい子供を抱えて離婚、あまた就職試験を受けるも採用なし。その一部始終と財布の中身を彼女のサイト「はっぴい晩餐」(http://vt.sakura.ne.jp/~bansan/)で公開したところ、2年で40万アクセスを数えるほどの人気サイトになりました。ホームページ上と著書で彼女は、新しい貧乏の在り方をユーモラスに描き、脱力系の生き方こそ今に相応しいと説いています。そして、本書の影響で連載が2本決まるなど、新たな展開が始まっています。
 当社ではこの節約・貧乏ラインをこれからも追いかけていきます。

●熱い生き方の女性の本
 少子高齢化で女性の職場進出はもっと加速されると思われます。政府も男女共同参画社会の実現をうたっています。とすれば、働く女性のための本が必要になってきます。政治も経済も女性の関心領域に入ってくるはずです。
 当社では働く女性が、いかに考え、いかに動き、いかに生きるかをテーマの中心に据えて、続々と女性書を刊行していきます。既刊としては『日航スチュワーデス 魅力の礼儀作法』『ポジティブになれる人ほど幸福に近づける』があります。
 そこに『33歳、子供2人、それでもコピーライターになりたかった』が新刊として加わりました。著者は、専業主婦歴10年からプロのコピーライターを目指し、新人賞も受賞、いまは働く女性のための教室を運営し、しかも自然食レストランも開店した長井和子さん。彼女に勇気づけられて専業主婦から脱出して新たなことを始める女性が増えています。
 新年にはフードコーディネーターの草分け藤原勝子さんの『私は食の演出家』、料理研究家岸朝子さんの『老いのひとり暮らし歴8年』が新刊として加わります(いずれも仮題)。
 これからも女性陣の強力新刊が続きますので、よろしくご注目下さい。


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非常識な人々

2001-11-14 水曜日

編書房 國岡克知子 :http://www.amushobo.com/

 今年の9月で編(あむ)書房も4年目に入った。10冊目の『図書館逍遥』(小田光雄著、2001年9月14日発売)は刷り部数は少ないが、確実に本好きの人に支持をされているようで、返品も今のところ少ない。出版不況の折、まあまあというところだと感謝している。最終的には返品がどれくらいになるのかまだわからないが、この本は図書館にずいぶん入れていただいた。こちらとしても図書館に入れていただきたい本として意図して出版はしたが。

 ところで、3年前に会社を立ち上げたときに「これからはeメールの時代になる。きっとホームページで注文をとることになるだろう」と考えた。しかしそれは大間違いだった。HPのつくり方が悪いのかもしれないが、メールでの注文は思ったよりもぜんぜん少ない。HPの効果は宣伝に役立っているだけかもしれない。

 もっと言ってしまえば、自社の宣伝よりもむしろ利用されている感じがする。最近よく売り込みのメールが入る。それはイラストレーターであったり、著者であったり様々だが、少なくともこちらの会社がどんな本を出しているのかぐらいは調べてからメールを出して欲しいものだ。先日もいきなり、「僕のHPの詩を読んでください。そして詩の出版に手を貸してください」という依頼。どうも詩が苦手のせいもあるが、彼のHPにまで行って彼の詩を読まされてしまった。そのあとで、「冗談じゃない、忙しいのになぜこんなふうに非常識な人につきあわなくちゃいけないんだろう」と腹がたってきた。
こういう人は本当に多い。イラストレーターにしてもテープ起こしの仕事にしても、相手の仕事ぶりや人柄を知ってからでなければ、小社のような零細出版社であっても、まず仕事は依頼しない。まして著者ともなれば、見ず知らずの相手と仕事をすることはぜったいに有り得ない。アメリカの大学の講師をしている日本人からいきなり国際便で原稿を送りつけられて、「お宅で出版して欲しい」と言われたこともあった。私から見るとトンデモ本だ。大出版社なら日常茶飯事のことかも知れないが、零細出版社にしてみれば「なに考えているんだろうこの人!」となってしまう。もちろんすぐに国際便で送り返してしまったが、お金はかかるし、いやな思いはさせられるし、非常識な人々が多いのにあきれる。

 他にも非常識な人々がいる。就職活動中の大学生だ。真面目な人もなかにはいるが、たいていはこちらの出版物を読んでもいない、どんな本をだしているのかさえ調べもしないで「採用予定をお知らせください」というメール。採用予定など永遠にないのになあ。身勝手な人々にうんざりさせられる。それともこれは今の社会では常識なのか? 自分の都合だけ考えている人々ばかりの世の中はなんともさみしい。


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小泉メルマガ「らいおんはーと」に挑戦!

2001-11-7 水曜日

ロゼッタストーン 弘中百合子 :http://www.rosetta.jp/

小泉メルマガ「らいおんはーと」に挑戦!

季刊ロゼッタストーンを発行している(株)ロゼッタストーンです。11月 15日に、女性国会議員メルマガ「ヴィーナスはあと」を創刊することにしました。これは、もちろん、小泉メルマガ「らいおんはーと」を意識したものです。暗く物騒な世の中には、らいおん(野獣)の勇ましい声だけでなく、ヴィーナス(美女?)たちの優しい視点も必要なのではないかと思ったのです。

「ヴィーナスはあと」には、福島瑞穂さん、水島広子さん、川田悦子さんなど、党派を超えて、19人の女性国会議員が参加してくれることになりました(全女性国会議員の4分の1以上)。小泉首相のようなスーパースターはいませんが、数だけなら負けません。グループで存在感を示す永田町の「モーニング娘。」をめざそうと思っています。配信日は、小泉メルマガと同じ毎週木曜日。自民党の参加者もいるので、小泉首相と敵対するものではありませんが、官邸のメルマガでは書けないような永田町の本音を発信していく予定です。

なぜ、こんなに「小泉メルマガ」を意識するか、というと、ロゼッタストーン本誌が「類似誌がない」ということで、とても苦労しているからです。雑誌(紙媒体)の世界では、成功している雑誌と似たものを創ってその雑誌と同じ発売日に発行する、というのが定石です。そうすることで、書店もどこに置けばいいのかはっきりわかるし、同じ系列の雑誌が並ぶことで、そのコーナー全体も目立つ。読者層が同じなので、成功している雑誌を買いに来た人が、新しく出た雑誌を発見して買ってくれるかもしれない。買う側にとっても、探しやすく選びやすい。……と、まさにいいことづくめなのです。

ところが、季刊ロゼッタストーンのように、類似誌がない場合は、まず書店がどこへ置けばいいかわかりません。読者もどの売り場で探せばいいかわかりません。実際、書店によっても、号によっても、置く場所が違っています。そんなわけで、ロゼッタストーンは、書店で探すのがとても難しい雑誌になってしまったのです。宣伝力のない小さな会社が、個性的な雑誌を出版することの厳しさを、最近身にしみて実感しています。

そんなわけで、今回発行するメルマガでは、小泉メルマガの知名度をちょっとだけ利用させていただくことにしました。相手は登録者が百万人を超える巨大メディアですから、赤ちゃんと横綱くらいの力の差があります。はたして出版界の「定石」は、インターネットの世界でも通用するのでしょうか。この「ヴィーナスはあと」が創刊後、どんな経緯をたどるのか、ぜひ、見守ってください。

※「ヴィーナスはあと」に興味がおありの方は、ロゼッタストーンホームページをご覧ください。(http://www.rosetta.jp


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