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結局は自分のことを何も知らない アルボムッレ・スマナサーラ(著) - サンガ
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結局は自分のことを何も知らない (ケッキョクハジブンノコトヲナニモシラナイ)

新書
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発行:サンガ
新書判
184ページ
並製
定価 680円+税
ISBN
978-4-901679-61-9   COPY
ISBN 13
9784901679619   COPY
ISBN 10h
4-901679-61-9   COPY
ISBN 10
4901679619   COPY
出版者記号
901679   COPY
Cコード
C0215  
0:一般 2:新書 15:仏教
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2008年1月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2014年10月9日
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目次

序章 「生きるとはなにか」を探しにいきましょう・・・・・・・・・・13
どう生きたらよいかという悩み
死後のことまで悩みのリストに
どの意見が正しいかわからない
道徳も普遍性がない
「私」がわかれば、「生き方」がわかる
「私」とはなにかという真理

第1章 生きる苦しみと生きる幸せ・・・・・・・・・・29
皆、「私」がいちばん偉いと思う
「私だけが偉い」と思う大失敗
「私」も皆と同じ、一つの生命
私という存在は、海水のたった一滴
たった一つの生命として、どう生きるか
命とはなにか、科学的に考えてみる
生きることは「動き」
生物は、絶えず動いている
なぜ動くのか=なぜ生きるのか
目的があれば悩まない
なんとなく行動するとなにもできない
生きる目的をつくることは大事
なぜ生きるのかを科学的に考える
動かないと苦痛が現れる
ポイントは耐えがたい苦痛
死よりも、苦痛を避けたい
動かなければ、「苦」になる
肉体的には、もともと「苦」がある
「苦」から「苦」へ飛び回っている
苦しみをごまかすことが人生
生きることは「苦」である
生きる目的の発見
「苦」という原因がないと幸福感はない
幸福感は、「苦」を置き換えるときの錯覚
幸福感は、苦しみの度合いで変わる
「苦」がつくってくれる幸福はごまかし
生きることは「知る」ことでもある
生きることは、絶え間なく「知る」こと
知るとは、精神の動き
物質も心も、絶えず変化する
心も、物質も、無常という真理
「生きることは楽しい」と思う危険
「生きることは幸福」とは、逆さま理解
幸福を探し求めて「苦」を得続ける
人生は火の中で氷を求めるようなもの
結局は、どのようにしても苦しい
苦しみから逃れられないシステム
幸福を探すと、どんどん苦しみが増える
幸せを期待するのは卑しい探究
知ることがおかしいから失敗する
無明が苦しみの原因
誤解することが、生命にとっての知ること
人間は誤知がひどい
その生命の都合で捏造される認識
認識とはデータの捏造
決まっている捏造パターン
好き嫌いも、本来は感覚の一つ
感覚が「私」という現象を起こす

第2章 私とはなにか・・・・・・・・・・103
同じ感覚が続くと苦しくなる
一つの味だけではおいしくない
楽しみは、複数の「苦」の和え物
感覚は瞬間、瞬間、変化する
瞬間、瞬間を捏造して認識する
鳥のさえずりも捏造
「私」という、捏造された認識
「私」をまとめる「私」はいない
自分を閉じこめて苦しくする「私」
捏造の世界は差別を生む
「私」の基準で評価する誤り
認識は三種類に判別される
人を限りなく苦しめる貪る・瞋・痴
外の世界に振りまわされる人生
世界は自分の思い通りにはならない
世界を変えようとして苦しみを増やす
誤知ででき、「苦」をつくり続ける「私」
誤知に基づいた行動は誤り
幸福になりたくてもいつも不幸になる
誤知を正知にかえてありのままをみる
ありのままを知って悟る
苦しみを消し去る「正知」の世界
誤知の上に妄想までする
妄想に基づく行動は悪い
妄想は危険
わずかなできごとで人生が台無しに
生きるという挑戦を邪魔する妄想
着々と幸福へ向かう、お釈迦さまの道

第3章 どう生きるべきか・・・・・・・・・・145
苦しみをなくすことを目的に生きる
苦しみをなくす目的は人を成長させる
生きる上での大切な心がけ
殺生しないと自然にバランスが整う
それぞれの場所で優しい気持ちでいる
人以外の生命とも通いあう慈しみの心
理解してくれる人を思いやる猫
心配した犬からのプレゼント
慈しみの心で相手の生命を思いやる
犬猫の慈しみに学びたい人間
共存できる世界をつくりたい
慈悲の心は美しい世界をつくる
慈悲の心を育てるには
能力の向上に努めるということ
問題なく生きられる能力こそ能力
大切に考えたい二つの能力
病気についての考え方
死は法則、病気は自然現象
空腹も病気の一つ
欲で食べると、毒になる
慈しみの心で食べれば現代病知らず
死ぬまで幸福な人生を
精神的な病気は徹底的に治す
精神的な病気は薬では治らない
「私」を入れない気づきで悟りへ

著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ  (S.(スマナサーラ),アルボムッレ)  (

スリランカ上座仏教長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道とヴィパッサナー瞑想指導に従事している。

上記内容は本書刊行時のものです。