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まじめに生きるって損ですか? 雨宮まみ(著) - ポット出版
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まじめに生きるって損ですか? (マジメニイキルッテソンデスカ)

文芸
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発行:ポット出版
四六判
208ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-7808-0228-3   COPY
ISBN 13
9784780802283   COPY
ISBN 10h
4-7808-0228-8   COPY
ISBN 10
4780802288   COPY
出版者記号
7808   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年6月27日
書店発売日
登録日
2016年6月2日
最終更新日
2021年1月8日
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重版情報

4刷 出来予定日: 2022-04-25
3刷 出来予定日: 2017-04-10
2刷 出来予定日: 2016-12-07
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紹介

◉鮮烈なデビュー作『女子をこじらせて』から5年。
対談集『だって、女子だもん!!』から4年。
雨宮まみが、今度は、崖っぷちに立つ女子たちの愚痴を真っ向から受け止めます。

彼氏ができないのは「努力が足りないから」だと言われ続け、「努力っていったい何なんだよ !?!?」と吐き出す20代後半の女性。

家事も子育て、さらには仕事も完璧にこなしているのに、夫から愛されない。「もう頑張れない」とつぶやく30代後半の女性。

小沢健二似の美しい元彼との恋愛でズタズタになっても、やっぱり「美しい人」に惹かれてしまう20代前半の女性。

努力、恋愛、見た目、生き方─ ─、20代、30代の女子たちが抱える人生の愚痴15編。

◉ウェブサイト「ココロニプロロ」の超人気連載、雨宮まみの「穴の底でお待ちしています」の書籍化。

目次

まえがき 愚痴から世界を見てみよう

第1章 努力してるのに報われないんです
 努力ってなんだよ!?
 前向きなシングルマザー
 「褒め屋」を検索した私
 誰よりも完璧な妻なのに愛されない

  【column】 やってらんない世の中で
  「努力」すればなんでもうまくいくなんて嘘、だけど。

第2章 恋愛したいのに、なぜできないんでしょう?
 小沢健二似の美しい元彼
 ヅカファンだけど彼氏も欲しい
 大人になる=処女喪失が怖い
 誰からも誕生日を祝ってもらえない

  【column】 やってらんない世の中で
  良い「絶対」と悪い「絶対」、どっちを信じますか?

第3章 見た目のことが苦しいんです
 私は可愛いのにディスられるのが耐えられない
 美人を使いこなせない
 おばさんとして生きていくことを受け入れられない

  【column】 やってらんない世の中で
  「私は私よ」って、どうしたら思えるんでしょう?

第4章 私の生き方、間違ってますか?
 ナルシストで武士道な女
 私という存在をなかったことにしてほしい
 底辺生活から抜け出せない私
 母にとって私は恥ずかしい娘

  【column】 やってらんない世の中で
  生きていくのって基本的にめんどくさいですよね。

あとがき 正しさで測れないグレーゾーンにあるのが「愚痴」

前書きなど

あとがき 正しさで測れないグレーゾーンにあるのが「愚痴」

 この本の中に収録されている「愚痴」の中には、例えば他の相談サイトに投稿すればすぐに「正しい」回答が返ってくるようなものもたくさんあります。「今すぐ離婚すべきです」とか、「そんな親とは絶縁しなさい」とか、「あなたの認識が歪んでいるんじゃないですか?」とか。
 でも、「正しい」ことって、本当にそんなに「正しい」のかな?と私は思うんです。もちろん正しいことはあるんですけど、現実の個人の問題ってそれぞれ違うのに、そんなに同じ「正しさ」でさばいていけるものなのかなと思うし、正しさの刃でスッキリ切り捨てていくほうが気持ちいい解決法になるのはわかっていますが、だましだましやってるうちに状況がよくなったとか、様子を見ているうちに考え方が変わったりすることもあります。
 「今すぐ逃げてー!」と思うような愚痴もありますが、この連載では、あまり「正しさ」にこだわらないようにしたい、という気持ちがありました。追い詰められている人が愚痴を吐きに来ているのに、「正しさ」はときに、そういう人をさらに追い詰めるのではないか、と思ったからです。何が正しいかなんて、だいたいみんなわかってて、でもどうにもならなかったり、どうにかするには多大な気力や犠牲が必要だったりして身動きが取れないというのが実情だったりするわけで、正しいことがなにかわかってないわけじゃないんです。…………〔後略〕…………

著者プロフィール

雨宮まみ  (アマミヤ マミ)  (

【プロフィール】
雨宮まみ/ライター。女性性とうまく向き合えない生きづらさを書いた自伝的エッセイ『女子をこじらせて』(ポット出版)で書籍デビュー。以後、エッセイを中心に書評などカルチャー系の分野でも執筆。近著に『東京を生きる』(大和書房)、『自信のない部屋へようこそ』(ワニブックス)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。