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乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか ジェイン・プラント(著) - 径書房
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乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか (ニュウガントギュウニュウ――ガンサイボウハナゼキエタノカ)
原書: YOUR LIFE IN YOUR HANDS

スポーツ・健康
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発行:径書房
四六判
縦194mm 横137mm 厚さ25mm
重さ 420g
320ページ
上製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7705-0200-1   COPY
ISBN 13
9784770502001   COPY
ISBN 10h
4-7705-0200-1   COPY
ISBN 10
4770502001   COPY
出版者記号
7705   COPY
Cコード
C0077  
0:一般 0:単行本 77:家事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2008年10月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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重版情報

11刷 出来予定日: 2014-10-01
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ネット書店を中心に根強い人気を誇る本書、読者のレビューが熱いです。
おかげさまで11刷。

紹介

●世界15か国で翻訳された、400万部のベストセラー。
●乳がん発症 → 乳房切除 → 5年後に転移 → 2週間後に再々転移 → 放射線療法 → リンパ節に3度目の転移 → 放射線による卵巣摘除 → リンパ節に再度、鶏卵半分ほどの大きさのがん発症 → 牛乳・乳製品・乳牛肉の摂取をやめる → リンパ節のがんが小さくなり消滅 → 15年間一度も再発なし。
……以上が、42歳で乳がんになったプラント教授の乳がんの歩みである。たたいても、たたいても、消えないがんにおびえながら、プラント教授は、自分がなぜ乳がんになったのかを調べ始める。
●プラント教授は、最初に乳がんになったあと、ブリストル・ダイエットという有名ながんの食事療法を取り入れた。これは、油・動物性食品・塩分・カフェインなどをとらず、野菜や果物、ヨーグルトなどを多くとるという食事療法であった。しかし再発! 余命は長くないと、医者からも告げられる。……愕然とするプラント教授は、それでもあきらめなかった。学術論文を読みあさり、まさに命がけで研究を続ける。そしてついに、プラント教授は乳がんの真犯人を探り当てた。それから15年。プラント教授の乳がんは一度も再発していない。
●プラント教授が本書でその研究を発表したとき、多くの科学者がこれを批判した。だが、一人としてプラント教授の説をくつがえすことはできなかった。やがてプラント教授は、医学の発展に貢献したとして英国王立医学協会の終身会員となる。そしてもちろん、いまも元気で活躍を続けている。
──私が乳がんになる2年前に、このような本が出ていたら、私が乳がんになることはなかったであろう。──ジェイン・プラント。

目次

謝辞
原著者日本語版序文
はじめに
第1章 帽子と大蛇と科学者
     物語はいかに始まったか
     乳がんになった!
     チャリング・クロス病院へ
     科学はなぜときに人間の幸福につながらないのか
     私の物語の続き
     自分のことは自分で決める
     もう被害者になるのはご免だ
     乳がんの自己検診
     治療の前に精密検査を受けた
     乳房全摘を選んでしまった!
     人工乳房をつけた
     中間評価
     乳がん再発
     リンパ節転移で放射線による卵巣摘除を受けた
     抗がん剤治療を受けた!
     よりよいがん治療を受けるために
第2章 悪さをする細胞
     よい細胞が悪い細胞になる
     間違った型紙でセーターを編む
     すべてが遺伝子で決まるのか?
第3章 3番目のイチゴを探す
     科学的探究心
     私はなにが原因で乳がんになったのか
     獲物は近くにいる
     東洋に学ぶ
     天啓の鐘が鳴る
     獲物を捕まえた!
     どうしたらよいのか
     自然食品のミルクが健康に悪い?
第4章 金持ち女の病気
     ホルモンと乳房
     牛乳のどこが問題なのか
     乳製品が乳がんの原因となる確実な証拠
     私の勧め 第5章 プラント・プログラム───食事編
     プラント・プログラムの概略
     科学的根拠をもつ
     食事に関する原則 その1 豆類を増やす
     食事に関する原則 その2 野菜を増やす
       有機農産物と農薬
     食事に関する原則 その3 タンパク質について
     食事に関する原則 その4 油脂について
     食事に関する原則 その5 調味料と香辛料について
     食事に関する原則 その6 間食について
     食事に関する原則 その7 飲み物について
     一目でわかる「プラント・プログラム」の食事に関するまとめ
第6章 プラント・プログラム───生活スタイル編
     生活スタイル その1 ビタミン・ミネラルのサプリメントをどうするか
     生活スタイル その2 食品の包装
     生活スタイル その3 調理
     生活スタイル その4 ストレス対処の方法
       乳がんのストレスに対処する
       家族のあれこれ
       手を差しのべてくれた人たち
       「すべきこと」と「してはいけないこと」
     生活スタイル その5 環境中の有害物質を避ける
     それではどうしたらよいのか
     海外に出たら
第7章 東洋の目で西洋を眺める
     どこが間違っているのか
     被告席の乳製品
     自分の生命は自分でまもる
     私が提案する黄金の十カ条
訳者後記
文献
索引

前書きなど

 この本は、乳がんになった女性とのあいだで交わされた無数のやりとりの結晶である。その意味では、著者は私であるが、私ひとりで書いたものではない。
 乳がんは、知らぬまに突然襲いかかる。4回再発し、リンパ節にも転移した、たちのわるい進行性の乳がんにかかりながら、最終的にこれを克服した私は、乳がんの恐ろしさを身をもって実感している。乳がんは恐ろしい病気だが、この本は女性を怖がらせるための本ではない。それとは反対に、あらゆる女性に勇気を与え、安心してもらうための本である。希望の物語である。
……(中略)
 本書は、私自身の5回にのぼる進行性乳がんの体験の物語である。研究者としての知識・経験を総動員して、いかに乳がんと向きあい、治療に対処したかを述べている。研究者としての訓練が、わが身に起こったすべてを観察して記録することを教えてくれた。あらゆる情報を掘り起こし、必要なものと不要なもの、合理的なものと不合理なものを峻別して、科学の本質である2つの問い、「なぜ?」と「いかに?」を追求し続けた。本書は乳がんに関するこの2つの問いに対する私の答えである。
 もし、私が乳がんになる2年前にこのような書物が出版されていたら、私が乳がんになることはなかったであろう。あなたの豊かな人生のために、本書の情報を最大限に活用されることを望んで止まない。

著者プロフィール

ジェイン・プラント  (ジェイン・プラント)  (

Jane Plant
1945年イギリスに生まれる。
1967年リバプール大学卒業(地質学専攻)
1968年英国地質調査研究所・研究員
1973年博士(PhD.レスター大学)
1997年大英帝国勲章(CBE、Commander of the British Empire)
1999年Lord Lloyd of Kilgerran 賞 2001年インペリアル大学教授(地球化学)
2005年英国王立医学協会(Royal Society of Medicine) 終身会員
本書以外に、プラント教授は、前立腺がん、骨粗鬆症、ストレスなどに関する数冊の医学関連の書物を著わしている。

佐藤 章夫  (サトウ アキオ)  (

1963年信州大学医学部卒業
1982年山梨医科大学教授(環境保健学)
2002年山梨医科大学名誉教授

上記内容は本書刊行時のものです。