男と女、どこまで近づけるのか?季刊ロゼッタストーン第11号

発行:ロゼッタストーン
この版元の本一覧
A4判変型 116ページ
定価:838円+税 総額を計算する
ISBN978-M-947767-11-2(M-947767-11-X) C0402
品切・重版未定
奥付の初版発行年月:2002年10月
書店発売日:2002年10月09日
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紹介

「神様が弱い俺に強い女を与えてくれた」という野村克也氏(前阪神監督)、「これからは家事も子育てもやるのが男らしい」という鈴木光司氏(作家)をはじめ、フェミニストの小倉千加子さん、男性学を研究している伊藤公雄さん、医師の石原結實さん、銀座クラブのママで作家でもある、ますいさくらさん、元風俗嬢の作家、酒井あゆみさん、性同一性障害の佐倉智美さん、ゲイであることをカミングアウトした石川大我さんなど、いろんな立場の方に、「男と女」について意見を聞きました。松島みどり議員(自民党)、小宮山洋子(民主党)、八田ひろ子議員(共産党)、福島瑞穂議員(社民党)は、いま力を入れている「女性政策」を語っています。また、犬養智子・亜美親子には、「結婚生活と男女平等が両立するかどうか」を話し合ってもらいました。
そのほか、「結婚したけど子どもは欲しくない」「結婚はしないけど、彼の子どもだけ欲しい」という2人の女性の告白。セクハラテストがあるというアメリカ事情や、セックスの回数が少ないとカウンセリングを受けさせられるというイギリス事情など、多方面から「男と女」に迫っています。
サブ特集では、いま話題の「C型肝炎」を取り上げました。40歳以上の人は、知らずに感染している恐れがあるので、ぜひ、読んで、基礎知識を頭に入れてほしいと思います。
素人が編集する「アマチュア編集長」のテーマは、「いつからおばさん?どこからオヤジ?」。子どもたちの無邪気な指摘は胸にグサグサ突き刺さりますが、鋭すぎて思わず笑ってしまう楽しい企画です。そのほか、いつもの連載企画も充実しています。

目次

大特集

「男と女」
どこまで近づけるのか?

INTERVIEW

■ドーベルマンのような妻を愛する夫 
 野村克也(元阪神タイガース監督)
「ボクが弱いから、神様が強い女性に巡り合わせてくれた」 6

■文壇最強の子育てパパ 
鈴木光司(作家)
「これからは育児も料理もやるのが“男らしい”ということです」 10

■親子対談
犬養智子(評論家)×亜美(エッセイスト)
「男女平等と、結婚生活は両立する?」  14


■話題連載
ヴィーナス議員が変える!
ニッポンを変える!

松島みどり(自民党)
「男社会とはいえ、女は不利なだけじゃない」  18

小宮山洋子(民主党)
「男も女も元気に生きられるのが“男女共同参画社会”」   22

八田ひろ子(日本共産党)
「女性の平均賃金は、いまだに男性の半分以下」    26

福島瑞穂(社民党)
「“選択的夫婦別姓制度”を早く実現させたい」   30

■それぞれの立場で見る「男と女」

●フェミニスト
「男と女の間には、本質的な違いはありません」
小倉千加子(愛知淑徳大学教授)              34

●男性学研究者
「男も、もっと自分を大切にする生き方を」
伊藤公雄(大阪大学教授)                 37

●医者
「男は弱い生き物だから、小さな頃から鍛えないと」
石原結實(イシハラクリニック院長)            40

●銀座クラブのママ
「女らしさを持っていたほうが生きやすいのでは?」   
ますいさくら(「ふたご屋」ママ・作家)           42

●元風俗嬢
「男はキバを失うと、ダメになるのもあっという間」
酒井あゆみ(作家)                     44

●性同一性障害
「妻への気持ちは、異性愛ではなくレズビアン」    
佐倉智美(ジェンダー&セクシュァリティライター)   46

●ゲイ
「“男らしさ”は女のコにモテるために必要なもの」
石川大我(すこたん企画)                48

■対照的な二人の女性が胸の内を告白

「家族」なんて、切なすぎる
ーー私が子どもを持たない個人的な理由ーー   54

結婚はできないけど、彼の子どもだけ欲しい!
ー実録ー 遠距離・純愛・不倫な彼との往復書簡    56

■海外レポート
連載企画   日本人留学生が見た「最新アメリカ事情」
成績が悪ければ追試!企業の“セクハラテスト”       50

特別企画   日本人駐在妻が見た「イギリス“男と女”事情」
離婚率の高さは、結婚してまで“男と女”やってるせい?    51

■医療特集
もしかしてアナタも?
国内200万人がC型肝炎に!!               59


◇注目の連載企画

●キャラメルボックスプロデューサー・加藤昌史の「嫌われ者のすすめ」
世の中は「男性蔑視」であふれている      64

●アマチュア編集長シリーズ
いつからおばさん? どこからオヤジ?          66

◇新連載

ショートショートストーリー 「一粒の毒薬」  大崎知仁
第1回  密室                        88

ベラ西原の体験エッセイ「努力する女」
第1回  絶対きれいになってやる!           98

◇大好評連載
●世代別ミニ世論「男と女」大アンケート   52
●エッセイ「特派員クラブの窓から」(渡辺晴子)   83
ーーー長野県知事選報道ーーー
●web人間模様
興味シンシン。目からウロコの「男と女」サイト  84
●越前君の“あなたが陪審員”
「妻と愛人、どっちが慰謝料を多くもらえる?」   86
●にしかわたくの「でんぐり映画館」
『オースティン・パワーズ/ゴールドメンバー』    90
●エコ転びコロコロ
「吉と出るか? 水を汚さない無洗米作戦」    92
●読者のページ
「男と女は、完全に平等であるべき?それとも、役割分担が必要?」  94
●気になる職業裏辞典「ソムリエ」      96
●逆転人生相談「彼が結婚式の準備を手伝ってくれない」    99
●大人のための国語・算数・理科・社会    100
●保存版・ニュースのおさらい(2002年6月〜8月)   104
●スフィンクスパズル           110
●マザー夏目の気学占い        111
●ロゼッタストーン INFORMATION   114

前書きなど

「男と女の心地よい関係」

「男と女」について考えるのは、第2号に続いて2回目です。
先日発表された内閣府の調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という考え方への賛否は、ちょうど半々だったそうです。
男と女は、まったく平等であるべきなのか?
それとも、役割分担が必要なのか?
まったく平等になったときに、はたして「恋愛」は成立するのか?
今回、こうした問いを、いろんな方々に投げかけてみました。
複数の人が「男性は本質的に弱い」と証言していました。
その弱さを認めるのか、
弱いからこそ、強く育てなければならないのか、
弱いままの男性を女性は本当に愛せるのか、
やはり、守ってくれる男性を探してしまうのか、
意見が分かれるところです。
自ら「ドーベルマン」と呼ぶ個性的な妻と暮らす野村克也前監督、
家事も子育てもできなきゃ男らしくない、という作家の鈴木光司さんetc.
今回、取材した方々は、社会的な目を気にせず、自分の価値観を大事にして生きているようでした。
男と女が心地よい関係を築くヒントを、取材を通じて、たくさんもらったような気がします。
ただ、アマチュア編集長のコーナーで、小学生が「おじさんというのは、援助交際をする人のこと」と答えていたのは、ショックでした。
こういう面では、大人はもっと社会的な目を気にしてほしい。
男女の関係は、子どもの目から見ても「心地よいもの」であってほしいと思います。

ロゼッタストーン代表  弘中百合子

版元から一言

「男」に生まれたばかりに弱音をはけずに頑張っている人、「女」に生まれたばかりに好きな仕事を思い切りできない人…。自分が男か女かによって、周囲から期待される役割は、かなり違ってきます。生物学的な性が違う以上、それはやむをえないことなのか、それとも男と女はもっともっと近づけるのか、今回の雑誌は、そんなことを考える材料になると思います。

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