子どもたちは何処へ行くの?ーー未来に向けて考える「理想の教育」ーー季刊ロゼッタストーン第10号

発行:ロゼッタストーン
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A4判変型 116ページ
定価:838円+税 総額を計算する
ISBN978-M-947767-10-5(M-947767-10-X) C0402
品切・重版未定
奥付の初版発行年月:2002年07月
書店発売日:2002年07月09日
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紹介

インタビューページでは、『金八先生』の脚本家・小山内美江子さん、テレビ番組『電波少年』の企画で猛勉強して大学生になった坂本ちゃん、カルト予防教育を訴える江川紹子さんなど、さまざまな立場の方にお話を聞きました。また、メルマガ「ヴィーナスはぁと」でおなじみの女性国会議員、今回の教育改革を熱心に進めてきた文部科学省の寺脇研氏、学力低下の危機を訴える京都大学経済研究所の西村和雄教授、教師を支える会代表の諸富祥彦氏らに、意見をうかがいました。

特集では、4月から始まった「総合的な学習の時間」というのがどういうものなのかを探りました。実際に公立小学校の授業を見学し、何年も前から「総合学習」を研究してきた大学教授の話を聞き、授業だけでなく学校全体の改革に取り組んでいる小学校の実態などを知ると、マスコミで報道されている内容だけではわからない、新しい可能性が見えてきました。

インターナショナルスクール、戸塚ヨットスクールなど、子どもを通常のコース以外に進ませている母親にもお話を聞きました。それぞれの家に教育方針があり、子どもと教育には相性があるのだと感じる、とても興味深い取材でした。

また、「小さな子どもには何を教えるのが一番いいの?」と題して、タイプが違う4つの幼児教育を紹介しました。どんな習い事が子どもにとって役に立つかを考える材料になると思います。

好評の「アマチュア編集長シリーズ」では、「男と女、どっちが得?」をテーマに、素人編集長が大活躍。ユニークな意見がたくさん集まりました。

新連載のエコロジーエッセイ「エコ転びコロコロ」、映画評マンガ「評価が分かれる映画の正しい楽しみ方」は、気軽に読めてちょっと情報通になれる楽しい企画です。

そのほか、いつもの連載企画も充実しています。教育雑誌とはひと味違った、ロゼッタストーンの「教育特集」をお楽しみください。

目次

大特集「子どもたちは何処へ行くの?」ーー未来に向けて考える「理想の教育」ーー

【教育interview】
●20年以上『金八先生』を書き続けて感じたこと
小山内美江子(脚本家)          6

●『電波少年』のつめこみ教育で大学生に
坂本ちゃん(タレント)       10

●カルト予防教育の必要性を訴える
江川紹子(ジャーナリスト)  14

【話題連載/ヴィーナス議員が変える!ニッポンを変える!】
●「正しい解答はひとつ」という教育からの脱却を
有村治子(自民党)             18
   
●これからの時代は、適応力と学ぶ意欲が必要
広中和歌子(民主党)          22

●辛い歴史でも真実から目をそむけてはいけない
吉川春子(日本共産党)         26

●教育改革では本物の「ゆとり」を貫くべき
山内惠子(社民党)         30

【この春の「教育改革」で学力は低下するのか?】
●学力よりも学習意欲がないことが問題
寺脇 研(文部科学省大臣官房審議官)   34

●学力低下がこのまま進めば日本は滅びる
西村和雄(京都大学経済研究所教授)  38

【学校教師たちの気の毒な現状】
●職員室にはメンタルクリニックのリストを貼っておくべきだ
諸富祥彦(教師を支える会代表/千葉大学教育学部助教授) 41

【特集】
●公立小学校の授業をルポ!
賛否両論・小学校「総合的な学習の時間」の現状を探る  44

●ママさん記者が見た4つの幼児教育
小さな子どもには何を教えるのが一番いいの?  62

【親があえてこの学校を選んだ理由】
●インターナショナルスクールを選択(高砂雅美さん)
義務教育は放棄したことになるけど
「教育」は親が残せる一番の宝物だから   54

●戸塚ヨットスクールを選択(津島陽子さん・仮名)
中学を卒業してからではもう遅い
集団生活のなかで、我慢を覚えてほしかった  57

【海外の教育事情レポート】
●連載企画/日本人留学生が見た「最新アメリカ事情」
全米キッズの学力低下はチャータースクールが救う!?  60

●特別企画/日本人留学生が見た「最新ドイツ事情」
授業料なし、入学試験なし。大学生はやめられない? 61

【注目の連載企画】
●キャラメルボックス・プロデューサー・加藤昌史の「嫌われ者のすすめ」
誰もが完膚なきまでにたたきのめされる新人演習         84

●アマチュア編集長シリーズ
「男と女。どっちが得?」    66

【新連載】
●エコ転びコロコロ
「ごみダイエットの敵はお姑さんだった!?」  90

●にしかわたくの『でんぐり映画館』
「評価が分かれる映画の正しい楽しみ方・『ロード・オブ・ザ・リング』」 92

【大好評連載】
●読者のページ1「学校週5日制について一言」   50
●読者のページ2「私の教育改革論」        51
●世代別ミニ世論「教育」大アンケート       52
●スフィンクスパズル               82
●逆転人生相談「塾で質問ができない」(中学生男子)83
●越前君の“あなたが陪審員”
「車から飛び下りた中学生を見捨てて逃げた教師の罪は?」  86
●web人間模様「勉強したい大人のための教育サイト」    88
●気になる職業裏辞典「歯科衛生士」           94
●連載マンガ「タリナイちゃん」             96
●エッセイ「特派員クラブの窓から」(渡辺晴子)     99
●大人のための国語・算数・理科・社会         100
●保存版・ニュースのおさらい(2002年3月〜5月)    104
●ロゼッタストーン INFORMATION 1          110
●マザー夏目の気学占い                111 
●ロゼッタストーン INFORMATION 2           114
 
【特別エッセイ】
●ダンス通よりダンス好き(東西ミュージカル「コンタクト」)  98

前書きなど

■教育に悪いもの■

学校週5日制や、新学習指導要領が実施されるなど、教育現場が慌ただしく動いています。ロゼッタストーンでも、今回は「教育」について取り上げてみました。

いつものことながら、この雑誌には、さまざまな意見があふれています。

「もっと子どもにゆとりを」と訴える人もいれば、学力低下に警告を発する大学教授もいる。「つめこみ教育」から脱した「総合的な学習」の可能性を報じた記事があるかと思えば、テレビ企画で究極のつめこみ教育をした坂本ちゃんの体験談がある。
ほめて育てる教育が気に入ってインターナショナルスクールを選んだ母親の話の次には、厳しさで知られる戸塚ヨットスクールに子どもを預けた母親の体験談がある…といった具合です。

そして、私は、そのどれもが真実だと思うのです。

日本が「ゆとり教育」に踏み出したこの時期に、アメリカでは「学力重視」のチャータースクールが流行しているといいます。「理想の教育」の答はまだどの国でも出ていないし、子どもすべてにあてはまる「正解」なんて最初からないのかもしれません。子どもと教育方法の相性も大きいようです。

どの学校、あるいは塾を選ぶか。子どもに何を教えるか。選択の幅は、この先ますます広がってくると思います。自分の子どもにどんなふうに育ってほしいか、親自身がしっかりした価値観を持つことが必要になってきます。

同時に問われるのが大人の生き方です。国内では政治家や官僚、企業のさまざまな不祥事。国際的にはテロや紛争。世の中は「教育に悪い」ものであふれかえっています。大人たちは、まずここから手をつけるべきではないでしょうか。

ロゼッタストーン代表 弘中百合子

版元から一言

おかげさまでロゼッタストーンも第10号です。今回の「教育改革」に関しては、否定的な意見が多いようですが、現場次第で良くも悪くもなりそうな気がします。いま、教育を受けている子どもたちの時間を取り戻すことはできません。教育が良い方向に向かうように、みんなで見守っていくことが必要だと思います。ロゼッタストーンがその判断材料になれば幸いです。

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