復刻版 『具体』
芦屋市立美術博物館:監, 平井 章一:編著, 加藤 瑞穂:編著, 光田 由里:編著
発行:藝華書院 この版元の本一覧
並製
定価:120,000円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-9904055-3-3 C3070
在庫あり
奥付の初版発行年月:2010年02月 書店発売日:2010年03月05日
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紹介

研究者に渇望されながら、発行部数の少なさや、流通の範囲が限られていたため全巻の通覧が不可能であった「具体美術協会」の機関誌『具体』を今回初めて完全復刻。毎号、趣向を凝らしたデザインやアーティスト・ブック的な要素を取り入れた体裁など、細部に至るまで精確に再現した。誌上に掲載された全テクストは、別冊に英訳を収録している。

目次

【別冊内容予定】
*『具体』掲載全テクストの完全英訳
*論考・解説
1.具体美術協会と機関誌『具体』について……平井章一
2.世界への掛橋: 1956-59年の『具体』……加藤瑞穂
3.「具体」と日本現代美術……光田由里
*各号解題
*「具体」活動年表
*具体美術宣言
*『具体』総索引

前書きなど

機関誌『具体』とは: 
 今日、戦後日本を代表する前衛美術グループとして国の内外から注目を集める「具体美術協会」は、1954年、芦屋市在住の吉原治良を中心に、彼の周りに集まった若手芸術家により結成された。
 その「具体」が、グループの活動を広く国内外に発信することを目的に、1955~65年の第14号まで不定期に発行したのが、機関紙『具体』である(うち2冊は欠号のため、計12冊)。『具体』は、グループの展覧会の記録写真や作品写真を中心に、会員のエッセイが掲載されており、まさに、「具体」の初期から中期にかけての活動と思想を伝えるメディアであった。

版元から一言

 『具体』は、「具体」を研究する上で第一級の資料であるにもかかわらず、発行部数が少なく、流通した範囲も限られていたことから、全巻を所持している研究機関や図書館は皆無に等しいのが現状です。その一方で、1980年代以降の世界的な「具体」再評価の高まりを受け、美術館等が「具体」作品を所蔵するようになるとともに、「具体」に関心を持つ研究者から重要資料として復刻を待ち望む声が高まっている状況を鑑み、今回の復刻版出版に至りました。戦後日本の前衛美術運動の誕生、その活動の息吹を感じていただければ幸いです。

著者プロフィール

平井 章一(ヒライ ショウイチ)

国立新美術館学芸員

上記内容は本書刊行時のものです。

加藤 瑞穂(カトウ ミズホ)

芦屋市立美術博物館学芸員

上記内容は本書刊行時のものです。

光田 由里(ミツダ ユリ)

渋谷区立松濤美術館学芸員

上記内容は本書刊行時のものです。
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