やってみようプライマリヘルスケア変わりゆく世界と21世紀の地域健康づくり
松田 正己:編, 奥野 ひろみ:編, 菅原 スミ:編, 藤井 達也:編, 小山 修:編
発行:やどかり出版
この版元の本一覧
A5判 256ページ
定価:2,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-946498-63-3(4-946498-63-X) C0036

奥付の初版発行年月:2003年03月
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紹介

住民が参加し,そして主体的に自らの健康づくり,地域の健康づくりを考えることを実現していくのが,プライマリヘルスケア(PHC)の活動である.そして,PHCは,人権としての健康を守ること,命を守ることでもある.
本書は,PHCの歴史と考え方をわかりやすく説明し,国内,そして海外でPHCの理念に基づき活動した実践例が紹介されている.国内の実践では,さまざまな疾患や障害によって生活のしづらさを抱えた人たち,家族や保健師やソーシャルワーカー,住民らの参画により,住みよい街づくりを進めていった実践が紹介され,誰もが住みやすい街づくりをどのように進めていったのかが具体的に描かれている.これは,これから実践しようとする人,今実践の中で困難にぶつかっている人たちに,1つの指針を与えるものになるであろう.
海外の事例からは,開発途上国での栄養,母子保健,薬品の供給といったPHCの8つの必須要素に示された内容の活動事例が紹介されている.これらの実践例からは,住民参加の原点を学ぶことができる.
本書は,保健や福祉,看護の学生さんや国際協力に関心を持つ人たちにぜひ読んでいただきたい.そして,地域の中で「住みよい街づくり」を考え,実践している人たちへのきわめて具体的なテキストにもなるであろう.そして,各地で展開されている「健康日本21」の地域計画づくりにどのように魂を入れていくのかをぜひ読み取っていただきたい.

目次

はじめに

Ⅰ.総論
21世紀のPHC実践−健康 権利 PHC HFA21−  松田 正己

Ⅱ.事例編
国内編 1.三ヶ日保健所における在宅痴呆老人対策  高橋 光代
国内編 2.地域ぐるみのエイズ予防展  高橋 光代
国内編 3.新潟県守門村の保健婦活動の歩みと精神保健福祉活動の展開  酒井 昭平
国内編 4.都市における住民参加と地域活動 
−PHCの視点から捉え直す試み− 和田ゆかる
国内編 5.住民組織の見方と活性化の方法 小山 修
国内編 6.やどかりの里活動史とPHC  藤井 達也
国内編 7.看護規則養育過程における教育活動とPHC原則
学習初期に保健・医療・福祉施設の見学学習を導入して 菅原 スミ
国内編 8.保健専門職の駐在とプライマリヘルスケア
−高知県保健婦駐在制の歴史から学ぶ−  大友 優子

開発途上国編 1.スリ-ランカにおける「社会改革」の取り組み 和田耕太郎
開発途上国編 2.住民参加型母子保健手帳プログラム
奥野ひろみ 佐藤 善子 中村 安秀
開発途上国編 3.PHCを支援するマネジメント機能
−フィリピン都市部ヘルスセンターにおける情報と物品共有のマネジメント−  藤田 雅美
開発途上国編 4.包括的PHC活動におけるDRFとそのリーダーシップ像
東南アジア・ラオス国のコミュニティでの事例  小川寿美子

Ⅲ.講演
プライマリヘルスケア講演会
プライマリヘルスケアの理念と実際  クラッセ=チャナウォン

おわりに

著者プロフィール

松田 正己(マツダ マサミ)

静岡県立大学

奥野 ひろみ(オクノ ヒロミ)

静岡県立大学



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