発行:やどかり出版
この版元の本一覧
A5判 228ページ
定価:2,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-946498-61-9(4-946498-61-3) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年01月
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『家庭訪問をしたことによって,その家族の暮らしや心の連携が保たれているのだろうかと案じ,それが健康とかかわっているのだろうかを探り,生活全体に自分の目と耳を傾けて,私が保健婦としてどのように対応すると,相手の心に近づけるのだろうかと悩みました.また,望まれることへと接近し,できた時にはやっぱり家庭訪問する保健婦でよかったと思い続けました.今も「あの家,あの人,あの子がどうなったかな」と,自転車を飛ばして行きたいと思うことがあります』
これは本書の著者,今野勝子さんのあとがきの最後の部分である.ここに保健婦活動の真髄が凝縮されて語られている.保健婦は人々が健康で健やかな生活を営めるために,自治体が人々への責任を果たすために雇っている専門職である.だからこそ,生活をしている場,すなわち,家庭へ出向き,その人に会い,その人を通して家庭での生活状況を見,家庭を通してその地域の状況を見て,自治体の健康に関する施策を打ち立てていくのである.これが生活を丸ごと見るということなのである.今野さんはこのことを「60年以上」も続けてきた真の保健婦の1人なのである.
目次
序はじめにⅠ.私の歩み1.貧困のどん底で2.産婆の資格を取る3.隣保館事業,東北更新会事業4.師匠「今野ひで」の養女となって5.国民健康保険組合の保健婦となる6.国民健康保険組合が公営となる 7.養母「ひで」の死と「保健婦」の選択8.石巻市国民健康保険の保健施設9.私の保健婦活動を導いてくれた人々10.出合いがすべて私の学びでしたあとがき年表 私の歩んだ道Ⅱ.母の歩んだ道Ⅲ.座談会Ⅳ.資料編
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