発行:まどか出版
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四六判 320ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-944235-38-4 C0031
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年01月
書店発売日:2007年12月14日
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紹介
台湾を抜きにして東アジアの平和は語れない。台湾の存在が、軍拡中国の太平洋進出を防ぎ、エネルギー資源を搬送する海上航路の安定に大きく寄与している。しかしその台湾が現在、中国の軍事的脅威だけではなく、台湾内部の抵抗勢力、日本や米国などの対台湾政策、国際社会の台湾排除により、国家存亡の危機に瀕している。そうしたなか2008年3月に行われる台湾総統選挙は、台湾だけでなく東アジア情勢を、劇的に変化させる可能性を内包している。日本は台湾といかに向かい合うべきなのか。新進気鋭の「台湾論者」が台湾を取り巻く情勢を克明に綴り、これからの日本と台湾が「日台共栄」の関係を構築できるよう提言する。
目次
まえがき
第一章 軍拡中国——目標は台湾、そして日本の制覇
1、中華振興は新世界秩序構想
2、中国は「大東亜共栄圏」構想を描いている
3、海洋を制覇して世界君臨を目指す中国
第二章 「台湾は中国の一部」か?——ウソの暴露に怯える中国覇権主義
1、中国覇権主義が最重要視する「カイロ宣言」
2、謀略宣伝「10・25台湾返還」の虚構を破れ
3、中国の基本文書『台湾白書』を徹底論破する
4、「台湾は古来中国の神聖不可分の領土」は歴史捏造宣伝
5、中国の宣伝工作に翻弄される日本と米国
第三章 迫りくる台湾有事——世界の惨事に備えるべき日本
1、悪夢の台中戦争はどのように展開するのか
2、アジア、そして世界へ——中国覇権主義が目指すもの
3、生命線「台湾」に注目せよ——目覚めがなければ日本は負ける
第四章 台湾を放棄?——中国に迎合する日本政府の事大主義
1、もう一つの教科書問題——台湾を中国領土とする地図教科書
2、中国の走狗——日本は台湾に内政干渉をしていた
3、台湾国民を「中国国民」とする法務省入国管理局
4、戦後日本人は事大主義に陥っている
第五章 中国の傀儡——国民党の台湾攻撃
1、台湾の内部瓦解を目指す中国と李登輝の反撃
2、露骨な侵略の野心——日本も慌てた反国家分裂法
3、「聯共」——共産党の支配下に入った国民党
4、ここまで進む中国の台湾統一攻勢
5、抗日勝利・台湾光復六十周年で団結する「中華民族」
6、台湾光復六十周年——台独支援陰謀説
7、台湾ナショナリズムの国共への反撃
第六章 日台は反撃できる——中国を恐れるな
1、国連加盟申請——中国の国連支配と台湾の反撃
2、日本がカギを握る台湾の国連加盟問題
3、東アジアを揺るがす李登輝効果
4、日本に残された戦略——中国には台湾と組んで当たれ
5、台湾問題——歴史問題の向こう側にあるものを直視せよ
特別対談 いま問われる日台の命運
vs黄文雄
前書きなど
…こんな感動を誘う話は台湾では少なくない。たとえば有名なものに八田與一技師の墓前祭がある。世界も驚く大規模の水利施設を作り、南部の不毛の平原を大穀倉地帯へと変えた台湾総督府の八田技師を偲ぶ行事が、今でも毎年行われているのである。
このような台湾人の心に、戦後の日本人はどれほど応えてきたのか、と考えさせられる。思えば戦後の日台関係が、たとえ国交はなくとも良好に維持されてきたのは、親日世代の台湾人の存在によるところが大きい。そしてそうした世代がすでに社会の第一線を退いている今日、両国関係の衰退が心配されているが、今の日本人さえ台湾に友情を示せば、台湾人もそれに応じることができるのだ。なぜなら日本人と台湾人はもともと、ウマが合うというのか、利害打算を超えた「心の絆」で結ばれ得る特殊な間柄だからだ。
戦前戦後を通じた「八田物語」も、最近はとみに脚光を浴び、若い日本人の台湾人理解、若い台湾人の日本人理解をどんどん増進させている。
よく隣国同士はいがみ合うものといわれるが、こうした隣国関係も存在するのである。そして地政学上、日本の国防にとって最も重要である台湾がこのような間柄であることを、日本人は天に感謝するべきだろう。ところがこのベストパートナーであるべき国が今、両国共通の敵である中国の軍事的脅威にさらされ、さらにはその妨害により、国連にすら加盟できず、国際社会で孤立し、いつ中国に併呑されるかわからないような状況である。
版元から一言
◎ここがポイント
・日台が歩んだ過去、現在の問題、向かうべき将来を提示
・軍拡中国の台湾統一への野望を鋭く指摘
・黄文雄氏との対談から日台の将来を読み解く
◎こんな人にお薦め
・日・台・中を主とした東アジアの動向に関心が高い人
・日台関係に関心の高い人
・日本の安全保障問題に関心が高い人
著者プロフィール
永山 英樹(ナガヤマ ヒデキ)
台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)会長、日本李登輝友の会理事。
昭和36年、埼玉県生まれ。法政大学法学部法律学科卒。中国・山西大学漢語班修了。台湾は我が国の生命線、運命共同体であるとの見地から、日台関係の強化と正常化、台湾報道の正常化、台湾独立建国の支援、台湾国連加盟の支援等を訴える活動を展開している。
共著書に『台湾と日本交流秘話』(展転社)、『国士内田良平—その思想と行動』(展転社)、共訳書に『台湾国民中学歴史教科書・台湾を知る』(雄山閣)がある。
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