発行:まどか出版
この版元の本一覧
四六判 256ページ 上製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-944235-13-1(4-944235-13-5) C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年01月
書店発売日:2003年01月09日
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近ごろ、ことばは元気がない。
コミュニケーションの効率第一主義というビョーキにかかって、いまや息も絶え絶えの酸欠状態になっているように見えます。日本語の本がやたらに売れるのもそのせいだと思いますが、やはりことばは元気がないと困る。原っぱで遊ぶ子供たちのように、いきいきしていないと困ります。いまの世の中が元気がないのは、経済にではなく、ことばに元気がないからだと言ってもいいでしょう。
— 本文(まえがき)より —
目次
原っぱへおいでよ
町のことばたち(声が聞こえる / 大きなお世話 / ウォンテッド!/ ましーんくんたちの午後 / 他)
おかしな話(学校がおかしい / いじめは元から断ちませう / 「性」って乱れてるの? / 他)
あそぼ(文化力をください / ボランティア事始め / 耳をすます / がんばれ道楽モン / オラナッデエ / 他)
ことばを聞く(日本語の崩れ / ことばの洪水のなかで / ことばの力 / ことばの師匠 / 嘘の正しいつき方 / 他)
またね
前書きなど
谷川俊太郎さんが田舎道を走っていたら、
「あなたは死ぬ!」
と書かれた看板が一瞬目をかすめ、もう少しでハンドルを切りそこなうところだったそうな。
「あなたにとって”史上最強の広告”はなんですか」という『広告批評』誌(87年11月)のアンケートに答えたものだが、「これが交通安全の標語だったのか、キリスト教団の広告だったのか、いまだに判然としませんが、思い出すと今でもドキドキします」と、谷川さんは書いている。たしかに人間、だれもがいずれは死ぬわけで、間違ったことは言っていないというか、しごく当たり前のことをいっているだけなのに、それでドキッとさせるところが、なかなかすごいではないか。高速道路でこんなのを見たら、眠気なんか、いっぺんにすっ飛ぶよね。
版元から一言
(ここがポイント!)
・昭和・平成という時代を街角の庶民の視線で切りとった短編エッセイ集。
(こんな人にお薦め)
・メディアに関わる仕事をしている方。
・理屈をこねるのが好きな方。
・規則より自分の良心と健全な常識に従って生きようとしている方。
著者プロフィール
天野 祐吉(アマノ ユウキチ)
コラムニスト・童話作家・松山市立子規記念博物館館長。
1933年、東京生まれ。創元社、博報堂などを経て独立、1979年に「広告批評」を創刊する。同誌の編集長、発行人を経て、現在は主にマスコミを対象とした評論やコラムを執筆、またテレビのコメンテーターとしても発言している。
著書に「広告みたいな話」、「嘘八百」、「天野祐吉のCM天気図」、「ゴクラクトンボ」、「見える見える」、「おかしみの社会学」、「嘘ばっかし」、「広告論講義」、「ぬくぬく」、「ぼくのおじいちゃんのかお」、「絵くんとことばくん」などがある。
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