発行:てらいんく
この版元の本一覧
A5判 240ページ 並製
定価:1,905円+税 総額を計算する
ISBN978-4-925108-52-2(4-925108-52-2) C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2001年10月
書店発売日:2002年10月17日
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます
他のオンライン書店で購入※リンク先の書店では、お取り扱いしていない場合があります。あらかじめご了承ください
アマゾン|boople.com|紀伊國屋BookWeb|ブックサービス|ビーケーワン|セブンアンドワイ紹介
宮川健郎・藤田のぼる・細谷建治ら10人の児童文学評論家による待望の評論集。好評を頂いている「児童文学への三つの質問」の姉妹編にあたる。児童文学を語ることで、混迷している日本の大人と子ども関係のありように対しても一助となる一冊。
目次
児童文学批評という夢 宮川健郎
「共感」の現場検証 西山利佳
ひとは何になるのか 奥山恵
扉の向こうの少年A 濱崎桂子
日本児童文学批評史のためのスケッチ 細谷建治
竹下文子作品における猫の役割 井上征剛
ジャンルとしての「児童文学」 佐藤宗子
萩原規子作品の少女と恋 原田留美
中国児童文学批評の熱き日々 河野孝之
児童文学批評家への道 藤田のぼる
前書きなど
音楽でも美術でも政治でもスポーツでもなく、なぜ文学評論なのか、そして小説でも詩でも短歌でもなく、なぜ「児童文学評論」なのか。なぜ児童文学の創作ではなく、児童文学の批評なのか。(中略)僕もここで児童文学批評という行為に向かうモチーフに実際どのようなものがありうるのかということを考えてみようと思う。・・・
大人である児童文学の読者が、児童文学の創作ではなく批評という立場に身を置こうとするとき、まずもって考えられるのは、自分が受けた作品からの感銘を言葉にしたい、そして併せて作品に対する助言というか、激励というか、その作品がもっといいものになるために、あるいは自分なりに受けとめたその作品のねらいといったものがより完遂されるために、その問題点について指摘したい、語りたいといった感情だろう。作品、作家に対する共感的、同伴者的立場とてもいえようか。ただし、これはかなり一般的な心の動きであるだけに、すべての場合に批評という方向に向かうということではないかもしれない。つまり、こうした思いが批評に向かうためには、その作品のすばらしさや問題点が「他人事」ではなく、どこかで自分自身の問題に重なってくるということがなければならない。作品について、それを書いた作家に向けて語るという部分もあるが、いえば投函しないことを前提としたラブレターのようなもので、問題は自分がその作品に対して感じた親和感や違和感をどう言葉にできるか(あるいは言葉にしてみないと気がすまない)、という点にあり。作家に対してコーチをしようという欲求とは違うのだ。・・・(本文より)
著者プロフィール
宮川 健郎(ミヤカワ タケオ)
1955年、東京生まれ。立教大学卒業。同大学院前期課程修了。宮城教育大学助教授うぃへて、現在、明星大学人文学部教授。『国語教育と現代児童文学のあいだ』(日本書籍)、『現代児童文学の語るもの』(NHKブックス)、『児童文学 新しい潮流』(編著、双文社出版)など。
濱崎 桂子(ハマザキ ケイコ)
1956年生まれ。日本女子大学卒業。在学中から評論研究会に参加。ほかにファンタジー研究会にも参加している。
井上 征剛(イノウエ セイゴウ)
1974年生まれ。東京大学卒業。一橋大学大学院言語社会研究科に在学中。99年より評論研究会に参加する。東京大学の「児童文学を読む会」にも所属。
原田 留美(ハラダ ルミ)
1959年生まれ。成蹊大学卒業。同大学大学院修士課程修了。日本女子大学大学院博士課程後期満期中退。精華女子短期大学幼児教育科助教授。「神話と児童文学−スサノヲのヤマタノヲロチ退治神話について−」(『精華女子短期大学紀要』第25号)など。
奥山 恵(オクヤマ メグミ)
1963年生まれ。千葉大学卒業。同大学大学院修士課程修了。都立高校教員。白百合女子大学非常勤講師。「二つの語り、その九〇年代的《出口》をめぐって」(『日本児童文学』99年11・12月号)、「一歩手前の精神」(『ズッコケ三人組の大研究Ⅱ』ポプラ社)など。
細谷 建治(ホソヤ ケンジ)
1946年、前橋市生まれ。現在、東京都江戸川区立船橋小学校教員。日本児童文学者協会主催の第一回評論教室に参加。評論研究会創設メンバーのひとり。
佐藤 宗子(サトウ モトコ)
1955年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。千葉大学教授。『「家なき子」の旅』(平凡社)、『自分なりの読み方をしよう』(ポプラ社)、『〈現代児童文学〉をふりかえる』(久山社)など。
河野 孝之(カワノ タカシ)
1956年5月5日子どもの日生まれ。福岡出身。大東文科大学中国語学科卒。在学中に1年間、北京外国語学院留学。大学二年のとい、第54回の評論研究会より参加。日中児童文学美術交流センター理事。
藤田 のぼる(フジタ ノボル)
1950年、秋田県生まれ。秋田大学教育学部卒業。都内の私立小学校教諭を経て、日本児童文学社協会事務局に勤務、現在事務局長。『児童文学に今を問う』(教育出版センター)、『児童文学への3つの質問』(てらいんく)など。
西山 利佳(ニシヤマ リカ)
1961年生まれ。都留文科大学卒業。東京学芸大学大学院修士課程修了。私立城西高校国語講師。日本児童教育専門学校講師。「児童文学は『わたし』と世界をつなげるか」(『日本児童文学』99年9.10月号)など。
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます
タグで関連している本:
- まだ見つかりません
コメントとトラックバック »
まだコメントとトラックバックはありません
TrackBack URI : http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-925108-52-2.html/trackback/
