マヌサーリー
ミンティンカ, 高橋ゆり:訳
発行:てらいんく
この版元の本一覧
四六判 247ページ 上製
定価:1,714円+税 総額を計算する
ISBN978-4-925108-00-3(4-925108-00-X) C0097
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年08月
書店発売日:2004年08月10日
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紹介

現代ミャンマー大衆文学の邦訳。
絶世の美女をめぐるファンタジー。
1950年代とおぼしきミャンマー。
骨董屋を営む50代の独身男が、インドに幽閉されたビルマ王朝最後の王が作らせた名品、金銅合金の小壺を苦心の末に手に入れる。
そして、小壺に書かれていた古代文字を「マヌサーリー」と知ってから、その不思議に取りつかれ幻の美女「マヌサーリー」の探索、
近代ミャンマーの歴史と文化の謎解きにはまりこんでいく。
ミャンマーの幻想空間、超現実の世界が繰り広げられる。
近年、ミャンマーの国民に最も愛読されている作品。

目次

(その一) ヤダナーギ—リに行った宮廷工芸家の贈り物 
      または必要上書かれた筆者の前置き
(その二) ナンウェイ中尉と切断手首の不思議
(その三) 大学生チョ—カイン
(その四) 私と金銅合金の小壺
(その五) マヌサーリーのマヌサーリー
(その六) 私とマヌサーリー
(その七) 不思議な原稿の終章

前書きなど

  「ミャンマー型幻想空間への誘いーーミンティンカ、人と作品」
 この物語には、今日のミャンマーを作り上げてきた文化のエッセンスがちりばめられている。仏教受容の歴史と共に発展し、興亡を繰り返した王朝。仏教と融合しあい、また距離を取りつつ醸成されてきた土俗信仰。そして、英領植民地時代以降、新たに生まれた文化的交錯が万華鏡のように展開されていく。英領インドの一部として統治されたため、大挙移民してきたインド系諸民族の人々との交流。中国系移民の寺院や阿片窟。西洋型の新しい価値観やライフスタイル。そんな日常生活の中から突如姿を現したのが、至上の美と学識を兼ね備えた古代の乙女マヌサーリーである。・・・
                       (解説  高橋ゆり から)

     

版元から一言

「マヌサーリー」は、現代代ミャンマーで高い人気を誇るミンティンカの代表作で、ミンティンカ作品初の海外翻訳作品です。
ミンティンカの作品は、2000年代はじめ、すべて、ミャンマーで発禁措置の対象にありました。訳者・高橋ゆり氏は、ミンティンカ氏と政府との関係が修復されて間もなく翻訳。
ミンティンカの自由奔放、超現実の世界は、しがらみの中で生きるあらゆる読者に元気を与えてくれるという強い思いから、日本に紹介されました。
トヨタ財団の翻訳・出版助成作品。

著者プロフィール

ミンティンカ()

1939年生まれ。
ミャンマーの国民的作家。占星術師、超能力研究・実践家。
占星術専門誌、数種の雑誌を編集、発行。
高校中退後、駅の職員、国軍兵士、米穀仲介人、露天商、大道占星術師などの職を経て1970年代に作家生活に入る。
代表作に「土曜の男、マウンマウン」「ルビーの雨」など多数。
映画化された作品も10篇近くある。

高橋ゆり()

ミャンマー語通訳、翻訳者。

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