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映画に耳を
聴覚からはじめる新しい映画の話
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年3月
- 書店発売日
- 2013年3月15日
- 登録日
- 2013年2月28日
- 最終更新日
- 2013年4月26日
書評掲載情報
2013-07-07 |
読売新聞
評者: 石田千(作家、エッセイスト) |
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紹介
小沼純一、待望の映画(と)の音楽の論考集。
約100本の、映画と音楽の豊かな関係。
映画音楽は死語になりかけている、
映画は何かもの凄く大切なモノを失いかけている。――岩井俊二
英語が話せない人にとっての洋楽は、
もうすっかり愉しみ尽くしたと思っていても、
まだ半分ぐらい、場合によっては半分以上、愉しみが残っている。
映画に流れる音楽を漠然と、美しいBGMとしてだけ聴いている人にとっての映画も、
また同じである。――菊地成孔
目次
映画(と)のサウンドをめぐる私感 断章
第1章 映画の音楽
1 オリジナルスコア Ⅰ
ギーズ公の暗殺、8 ½、永遠と一日、エンニオ・モリコーネ テオレマ/海の上のピアニスト、モーリス・ジャール インタヴュー、リプリー、善き人のためのソナタ、フィールド・オブ・ドリームス、デカローグ、女優マルキーズ、カティンの森、ポー川のひかり、デュラス 愛の最終章、大停電の夜に、五月のミル、コッポラ胡蝶の夢
2 オリジナルスコア Ⅱ
鉄男 THE BULLET MAN、未来世紀ブラジル、ウォレスとグルミット/チーズホリデー ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ!、人生は、奇跡の詩、クリーン、ゴジラ対メカゴジラ、キリング・フィールド、アブラクサスの祭、頭山
第2章 音楽の意匠
1 クラシック/ミュージカル/ジャズ/現代音楽
そして愛に至る、危険な関係、シスタースマイル ドミニクの歌、アンナ・マデリーナ、王は踊る、モンテーニュ通りのカフェ、クリスマス・ストーリー、熊座の淡き星影、ヴィーナス、ジャック・ドゥミ初期作品、ロバと王女、台北の朝、僕は恋をする、ワイルド・マン・ブルース、マンハッタン、建築家の腹、コヤニスカッツィ、眼を閉じて、エクソシスト
2 ローカリティ
黒い眼のオペラ、黒猫・白猫、風の丘を越えて 西便制(ソビョンジェ)、北京ヴァイオリン、スプリング・フィーバー、少年、機関車に乗る、パン・タデウシュ物語、ガッジョ・ディーロ、チェド、タンゴ・レッスン、タンゴ ガルデルの亡命、夜になるまえに、キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~、バスキアのすべて
第3章 いま─ここにある音/音楽
1 ドキュメンタリー
ヴィニシウス ~愛とボサノヴァの日々~、ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド、ヴィットリオ広場のオーケストラ、パリ・オペラ座のすべて、ブリュノ・モンサンジョン インタヴュー、アート・オブ・トイピアノ/マーガレット・レン・タンの世界、朱鷺鳥 創作能「トキ」の誕生
2 わたしの音/音楽
シャンドライの恋、ミルコのひかり、悲しみのミルク、四川のうた、ある歌い女の思い出、わが故郷の歌
第4章 サウンドスケープ/声/音
1 サウンドスケープ
アンナと過ごした4日間、珈琲時光、7本のキャンドル、シルビアのいる街で、鏡、エレニの旅、エイリアン、東京兄妹
2 音楽/音/声
四月、山村浩二アニメーション、人間失格、森崎書店の日々、インディア・ソング、去年マリエンバートで、ベニスに死す、トスカーナの贋作、ハーフェズ ペルシャの詩、アンナ・マグダレーナ・バッハの日記
補遺 ソニマージュ ジャン=リュック・ゴダール
はなればなれに、映画音楽的音楽
上記内容は本書刊行時のものです。