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武建一 労働者の未来を語る 武建一(著) - 社会批評社
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武建一 労働者の未来を語る (タケケンイチ ロウドウシャノミライヲカタル) 人の痛みを己の痛みとする関生労働運動の実践

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発行:社会批評社
四六変形判
260ページ
上製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-916117-76-2   COPY
ISBN 13
9784916117762   COPY
ISBN 10h
4-916117-76-X   COPY
ISBN 10
491611776X   COPY
出版者記号
916117   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2007年10月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2019年1月7日
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紹介

非正規労働・ネットカフェ難民・ワーキングプアの広がりで、いま根本から問われる日本の労働組合。
働く者の権利の「絶対擁護」ために創られた、本物の労働組合。― それが「連帯労組関西生コン支部」。
その委員長が「産業民主化と協同組合論」を内容とする、新時代の「労働者と中小企業」ための労働者運動の在り方を提起。

目次

序章 関生型労働運動とはなにか? 9
  関生支部結成42年 10
  関生型労働運動の核心 12
  大きな敵に胸を借りて 15
  資本主義の根幹に触れる労働運動 18
  関生魂を青年労働者の中へ 21

第1章 労働運動への目覚め 25
    ―低賃金と長時間労働に対する闘い
  米軍占領下の奄美・徳之島 26
  サトウキビが唯一の産業 29
  人格形成に影響を与えた母 31
  中学卒業後、丁稚奉公 35
  徳之島から大阪へ 37
  「キミはミキサーは無理だ」 38
  生コンの長時間労働 40
 「勝又学校」で社会を学ぶ 42
  低賃金と長時間労働 45
  支部結成に至る生コン共闘会議 48
  労働学校で学ぶ 52
  迷いに迷った日本共産党入党 54

第2章 関西生コン支部の誕生 59
    ―戦後革命期の戦闘性が継承された産業別労働組合
  産業別組織・関生支部 60
  ゲバラ、カストロを引用して 62
  結成後に解雇 65
  「不当労働行為のデパート」 69
  創成期の三大闘争と困難 74
  転換の1972年 76
  体を張った実力闘争 77
  集団交渉の実現 79
  植月一則さんの刺殺事件 81
  反転攻勢と「全自軍」 83
  度重なる委員長殺害計画 87
  野村雅明さん刺殺事件 91

第3章 産業政策闘争と協同組合論 95
    ―関生型労働運動の政策と路線
  生コン業界の現状 96
  産業政策の提起 98
  ベトナム人民に学んで 101
  中小企業の二面性とは 104
  関生の協同組合論 108
  産業政策についての激しい議論 115
  さまざまな政策要求 118
  資本の投資計画の規制 123
  組織は「質」が問題 128
 「吹けば飛ぶような三菱」 133
  敵の対立矛盾をつく 136
  必要性から出てくる問題意識 141
  産業政策闘争の発展期 148
  事業協同組合とは 151
  中小企業をまとめる産業別労働組合 153
  画期的な32項目の労働協約の経過 156
  32項目の労働協約の内容 159
  生コン産業年金制度の確立 163
  退職金の労働組合管理 165
  産業政策運動の今後 170

第4章 日本共産党の組合介入との闘い 177
    ―労働組合の政党からの自立を目指して
  事件の背景とは 178
  『赤旗』声明の内容 181
  権力・共産党などの四者がグル 184
  労働運動路線を巡る分岐 189
  権力弾圧を怖れる日本共産党 192
  労働組合の政党からの自立 196
  「関生は1年ももたない」 200
  ウソとデマで固めた宣伝 204
  思想的空白をどうするのか 209
組織の質と活性化をめざして 212

第5章 労働運動再生への道 219
    ―第5次にわたる国策弾圧を打ち破る闘い
  90年代の関生の飛躍 220
  「会社は潰れても労働組合は残る」 222
  阪神大地震での「シャブコン」摘発 227
  「戦術は水の如く」 230
  国策弾圧の背景 232
  許せない実刑判決 235
  結婚・家族・革命をどう考えるか? 241
  日本労働運動再生の道 244
  関生コミュニスト同志会の意義 246
若い世代の労働者へ 249

●関西生コン支部弾圧関係資料 251
 インタビューを終えて 255

著者プロフィール

武建一  (タケケンイチ)  (

1942年鹿児島県徳之島生まれ。全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員長。
中学卒業後、島内の商店に住み込みで働いていたが19歳で大阪に出てきて三生運送(元の共同組)に就職。1965年、関生支部の結成に参加し、初代委員長に就任。以来、同支部の発展・強化に尽力し、現在に至る。
共著書に『労働運動再生の地鳴りがきこえる』(社会批評社刊)。

上記内容は本書刊行時のものです。