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同性パートナー 赤杉康伸(編著) - 社会批評社
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同性パートナー (ドウセイパートナー) 同性婚・DP法を知るために

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発行:社会批評社
A5判
230ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-916117-62-5   COPY
ISBN 13
9784916117625   COPY
ISBN 10h
4-916117-62-X   COPY
ISBN 10
491611762X   COPY
出版者記号
916117   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2004年7月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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目次

序文 同性パートナー   赤杉康伸・土屋ゆき・筒井真樹子 9
    新しい関係性の創造に向けて  
 同性婚の戸籍をください?  9
 新しい関係性の創造に向けて  11
 本書の構成  13

第一部 同性カップルたちのライフスタイル 17
 ◇インタビュー 公正証書作成    18
          自由で楽しい生活のために求めていくもの  
                    出雲まろう(聞き手 土屋ゆき)
  ■コラム 公正証書はどのようなシステムか? 赤杉康伸 33

 ◇インタビュー パートナーと養子縁組をして 36
          カップルとしての実体を築いた後に
                    河村昌伸・河村章孝(聞き手 赤杉康伸・土屋ゆき)
  ■コラム 手軽なバイパス? 養子縁組  土屋ゆき 59
  ■コラム 同性パートナーは結婚した男女と比べて不利なのか  筒井真樹子 62

第二部 パートナーシップとは何か? 65
 第一章 家族単位から個人単位へ   二宮周平 66
      自己決定権からのドメスティック・パートナー法  
  はじめに  66
  法制度が前提とする家族  68
  家族の実態・家族観の変化  73
  家族の個人主義化と自己決定  77
  人と人との結びつきとドメスティック・パートナー法 82

  ■コラム 世にも珍しい戸籍制度  土屋ゆき 87

 第二章 婚姻かパートナー法か   佐藤文明 90
      その効力の範囲と変化  
  はじめに  90
  婚姻制度の法構成  92
  婚姻制度の機能  95
  戸籍と「家」制度  97
  法改正のトレンド  99
  事実婚から同性婚へ  102
  婚姻か、DP法か  105
  「効力」縮小の追求  107
  婚姻法はどこへ 109

 第三章 「法律で守られる」関係の限界について   李瑛鈴 112
        「制度」ではなく「人々」の自由な有り様が必要だ     
  はじめに  112
  法律が「家族」を保護することのもつ問題  113
  関係の解消の難しさ  115
  法律の定める「家族」像  116
  法制定運動のもつ陥穽  117
  少数者の保護とは何か  120
  社会的に「認めてもらう」ということ  122
  おわりに 123

第三部 海外における同性パートナーの位置 125
 第四章 世界の同性パートナー制度   角屋学  126
       同性愛者の権利は、世界的な議論へ発展   
  はじめに  126
世界で初めてDP制度を導入したデンマーク  128
  世界初の同性婚が導入されたオランダ  130
  PACS(連帯の市民協約)が成立したフランス  132
  同性愛カップルの国勢調査を行ったカナダ  134
  二つの同性婚裁判が勝利したアメリカ  136
  同性愛カップルの人権擁護法案を提出した台湾  138
  おわりに 140

 第五章 同性婚騒動をめぐる米国LGBTコミュニティのポリティクス エミ・コヤマ  143
      ――問題はこの実現過程で広範な社会変革を求め続けるかどうかだ
  二〇〇三年一一月、フロリダ州マイアミ  143
  二〇〇四年三月、オレゴン州ポートランド 153

第四部 新しい関係性の創造に向けて 163
 第六章 ゲイ・コミュニティにおける法的保障とは   赤杉康伸 164
      ブームとしての「DP」で終わらないために  
  はじめに  164
  なぜ「法的保障=同性婚」の構図になるか?  166
  法的保障、何が求められているか?  169
  法的保障の実現へ向けて必要なものとは? 172
  自分たちに何ができるのか? 175

 第七章 女性間パートナーシップの行方   土屋ゆき 180
      女性の自由を求めて、生活を守るため   
  はじめに  180
  レズビアン・コミュニティの生成  181
  レズビアンのリべレーション  183
  女性間パートナーシップは長続きする、のか  187
  同居してパートナーシップを続けることがスタンダードか  191
  堂々巡りの「主婦レズ批判」  193
  レズビアン・マザーの存在と生殖医療  195
  結実にどれだけの時を必要とするか  197
  何をすれば保障は近づくのか 199

  ■コラム 「性的少数者」の医療による囲い込みについて 筒井真樹子 204

 第八章 トランスジェンダーとパートナーシップ   筒井真樹子 206
      異性愛主義と性別二元制を超えて 
  はじめに 206
  異性愛主義、家制度、性同一性障害特例法  208
  トランスジェンダーとパートナーシップの現実  213
  トランスジェンダー・スタイルのパートナーシップ 219

 ■用語集  筒井真樹子 224

著者プロフィール

赤杉康伸  (アカスギヤスノブ)  (編著

 1975年5月、札幌市北区生まれ。2001年3月北海道大学大学院法学研究科修士課程(専修コース)修了。ゲイ関係の主要な活動履歴は、1999年8月~2001年2月:HSA札幌ミーティング正会員、2001年1月~2003年10月:「レインボーマーチin札幌」実行委員。2001年5月~現在:東京メトロポリタン・ゲイフォーラム(http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/5937/)共同代表。
 2004年5月現在、TMGFでの活動の他、インターネットサイト「All About Japan 同性愛」(http://allabout.co.jp/relationship/homosexual/)にて「赤杉康伸のごく私的☆政治観測」を月1回ペースで連載中。最近は、親へのカミングアウトをサポートする活動や、同性パートナーの法的保障関連の活動にもメンバーとして参加している。

土屋ゆき  (ツチヤユキ)  (編著

 1969年東京都新宿区生まれ。92年東京農業大学卒業。都市緑化、廃棄物等のコンポスト化、有用微生物などが専門。ジェンダー学などには全く関係のない学歴、職歴を持つ。ズボネコのレズビアン当事者として(ハッテンを求めて)多方面に活躍。思いは裏切られつつも2001年東京L&Gパレードの実行委員などが代表的。
 他にミニコミ誌、商業誌での執筆、個人サイト「鬼レズはマッハで走る」(http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/1083/)の運営などをする。毒舌と笑いとエロが身上。開店したばかりのレズビアン・バーで一発面割れしてしまってから、アジア全域のレズビアン・コミュニティに希望をつなぐ。
 現在はミャンマーからシンガポールにかけてのコミュニティ調査をしている(別名、遠洋漁業)。

筒井真樹子  (ツツイマキコ)  (編著

 1968年大阪市生まれ。立場は一応MTFトランスジェンダーということになるが、近頃は単にクィア、どうしても分類したければジェンダークィアと言えば済む気がしている。専門はアメリカ文化史、ジェンダー論。
 共著書に、米沢泉美編『トランスジェンダリズム宣言』(社会批評社)、訳書にパトリック・カリフィア『セックス・チェンジズ-トランスジェンダーの政治学』(仮題。2005年春刊行予定)、他1冊。
 個人サイト(http://homepage2.nifty.com/mtforum/)

上記内容は本書刊行時のものです。