水木 しげる:著
発行:社会批評社 この版元の本一覧
A5判 225ページ 並製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-916117-35-9 (4-916117-35-2) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:1999年04月
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紹介

小林なにがしの「戦争論」は、戦争がかっこいいかのように扱っているが、水木しげるの体験した戦争は地獄絵そのものの世界だった。南方の戦場で片腕を失い、奇跡の生還をした水木上等兵の「迫真の戦争」を描いた自伝。イラスト90枚入り。

目次

 目 次

入   隊
最 前 線
丘 の 上
土人部落
別   れ
戦後の生活
小さな天国
〈初版〉あとがき
〈絵本版〉旧版あとがき
〈絵本版〉新装改訂版あとがき

前書きなど

〈絵本版〉新装改訂版あとがき

 あれから、五十年も歳月が過ぎてしまって南方のトペトロ一家も、エパロムという娘一家を残すだけになってしまった。
 この前、エパロムから手紙がきて「お前も、もう死ぬだろうから早くこちらに会いにきてくれ」
という意味がかいてあったが、こちらの娘も成長して大人になってしまった。
 あの頃はみな元気だし、南方の陽ざしのきつい下でジャングルの木々をみるととても美しかったものだ。
 戦争のお陰で随分いい体験をしたと今頃になって思っている。
 要するに世界中の人間はそんなに悪い人間なんかいないような気がするのも、善良な彼等とつきあっていたせいかもしれない。
             一九九九年三月十九日
                    水木しげる

版元から一言

この本での水木さんのイラストは、大変な迫力。戦争がリアルに描かれている。

関連リンク

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著者プロフィール

水木 しげる(ミズキ シゲル)

  1922(大正11)年、境港市生まれ。妖怪漫画家の第一人者。
  43年、太平洋戦争に従軍し、ニューギニア戦線で爆撃を受
  け左腕を失う。46年に復員後、紙芝居画家となり「鬼太郎」
  を生み出した。57年、単行本『ロケットマン』で漫画家デ
  ビュー。以後、貸本文庫に戦記・怪奇ものを発表する。65
  年『別冊少年マガジン』に発表した『テレビくん』で第6
  回講談社漫画部門賞を受賞。68年にはテレビアニメ『ゲゲ
  ゲの鬼太郎』が放映開始され人気漫画に。代表作に『墓場  
  の鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』。また著書に『のん
  のんばあとオレ』『水木しげる日本妖怪大全』など多数。
  妖怪を描きながら、ユーモアやメルヘンを感じさせる作風
  に根強い人気がある。91年、紫綬褒章受章。

上記内容は本書刊行時のものです。

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