特集 リチャード・ローティ理戦74
野家啓一, 仲正昌樹, 宮寺晃夫
発行:実践社
この版元の本一覧
A5判 244ページ 並製
定価:1,334円+税 総額を計算する
ISBN978-4-916043-68-9(4-916043-68-5) C0030
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年10月
書店発売日:2003年10月10日
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紹介

 特集はリチャード・ローティ。直接ローティに学んだ野家啓一、新自由主義を提唱する橋本努、自称リバタリアンの森村進、社会運動家の荒岱介などが、それぞれのスタンスからローティを論じる。
 
野家啓一/東北大学教授──ローティ『哲学と自然の鏡』訳者。留学時代に直接ローティに学ぶ。自らの学問は大森荘蔵・廣松渉・ローティによって形成されたという野家さんが説く、ローティの人柄も含めた入門編。
 宮寺晃夫/筑波大学教授──専門は教育哲学。近年はリベラリズムの観点から教育について考察。デューイなどの系譜からローティに興味をもったという。ローティはプラグマティズムにリベラリズムを包摂しようとするが、はたしてそれは両立しうるのか。
 仲正昌樹/金沢大学助教授──『不自由論』(ちくま新書)が好評。『ポスト・モダンの左旋回』などでローティ論を展開してきた著者が、簡潔にローティを論じる。「アメリカ固有のプラグマティズム的左翼の伝統を守っていこうとするローティは徹底して〈民主と愛国〉の思想家だ」。
 森村進/一橋大学教授──『自由はどこまで可能か』(講談社現代新書)が話題になった、日本で数少ない「リバタリアン」を自称する学者。独自のスタンスでローティについて語る。他の論者と比べ、ちょっと距離をとってローティを批判しているあたりは面白く、そこからリバタリアンの考え方がよく見えてくる。

 その他、東京新聞特報部記者の田原牧さん(「ネオコンとは何か」世界書院)書き下ろしのイスラム論、雑誌『太陽』初代編集長の谷川健一さんが語る奄美への想いなど。

目次

空爆グラビア 空爆されるイラク   /豊田直巳

●特集 リチャード・ローティ
 アブノーマル・フィロソフィーへの挑戦   /野家啓一
 リベラリズムの射程   /宮寺晃夫
 「民主」と「愛国」のプラグマティズム   /仲正昌樹
 リチャード・ローティを脱構築する   /橋本 努
 「徴候」としてのリチャード・ローティ   /北田暁大
 リバタリアンが見たローティ   /森村 進
 左翼に託された現実変革の希望   /荒 岱介
 【インタビュー】破天荒な人々 荒岱介が聞く
 第二回 花園紀男(元赤軍派活動家)
  この門より入るものはあらゆる怯懦を捨てよ

ネオコンの正体は文化的多元主義者   /宮台真司
「パンドラの箱」開けたアメリカ
 ── フセイン政権後、液状化するイラク情勢   /田原 牧

【奄美諸島復帰50周年/宮古島の神と自然を考える会10周年に寄せて】
 神・人・自然が織りなす悠久の島々   /谷川健一
 
【連載】現代世界の危機とアダム・スミス〔最終回〕
 再生への道——再建の前提条件   /田中正司

印度散人曝書録 五
アレクサンドル・コイレ『閉じた宇宙から無限宇宙へ』   /府川充男
 
【連載エッセイ】アクティビストにとっての文学?
 池波小説にみる善悪の彼岸   /久住 純

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