発行:実践社
この版元の本一覧
A5判 190ページ 並製
定価:1,143円+税 総額を計算する
ISBN978-4-916043-59-7(4-916043-59-6) C0030
在庫あり
奥付の初版発行年月:2002年09月
書店発売日:2002年09月30日
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紹介
特集は「原発震災と核開発の黄昏」。発覚した東電の原子力施設の事故隠し、せまりくる東海大地震。その時原発はどうなるのか。死の灰が日本を覆う?。東海村臨界事故から3年。核問題と地震研究の第一人者達が語る。
小特集では「反グローバリズムガイダンス」と題し、遺伝子研究の実体やパレスチナ問題にせまる。
日本のアダム・スミス研究の第一人者田中正司さんによる連載は第三回目。日本史の闇にせまる歴史エッセイも今号より掲載。
目次
●特集 原発震災と核開発の黄昏
石橋克彦(神戸大学教員)/東海巨大地震が浜岡原発を襲うとき
小出裕章(京都大学原子炉実験所教員)/人類は死の灰と共存できない
小村浩夫(静岡大学教員)/原発輸出の市場争奪にゆれる東アジア
藤田祐幸(慶応大学教員)/もはや風前の灯火の原子力産業
村田光平(前スイス大使)/倫理と責任に欠ける原子力—地球の非核化を考える
柳沢静雄(浜岡町原発を考える会)/地元住民として切実に願う
—「東海地震の前に浜岡原発停止を」
永井新介(核のゴミから土岐市を守る会)/東濃を核のゴミ捨て場にはさせない
—超深地層研究所は最終処分所の隠れ蓑
蔵田計成(評論家)/
・21世紀日本を定常型社会に
広井良典(千葉大学教員)
・食の安全と生態系を破壊する遺伝子組み替え食品
天笠啓祐(遺伝子組み替え食品いらない! キャンペーン)
・精神分析論からみる廣松哲学
仲正昌樹(金沢大学教員)
・アメリカに従属する日本に未来はない
宮台真司(東京都立大学教員)
・若者を台無しにした日本の支配者
荒岱介(社会思想研究者)
・パレスチナで今何がおきているか
重信命(ジャーナリスト)
・神武天皇は実在した
府川充男(印刷史研究者)
【連載】現代社会とアダム・スミス
田中正司(横浜市立大学教員)
版元から一言
昨年より配管事故などが多発している中部電力の浜岡原発は、東海大地震の震源予想地のど真ん中に建っている。少なくとも東海地震が起こるまでは原発を止めてほしいという住民の要求は切実だ。東電の事故隠しや3年前の東海村臨界事故など、原子力安全神話は完全に崩壊している。廃棄物をどうするかも含め、次世代対する責任が問われているのだろう。ぜひ手にとって考えていただきたいと思っている。
著者プロフィール
村田 光平(むらた みつへい)
東海学園大学教授。前スイス大使。「未来の世代の代表」として、新しい文明の創設を唱える。大使時代に脱原発や環境税導入などスイスの先進的な環境保護政策を学べといった私的文書を配布し、族議員の反発などの波紋をよんだ。著書に『原子力と日本病』(朝日新聞社)など
小出 裕章(こいで ひろあき)
京都大学原子炉実験所助手。ウラン研究。JCO事故の放射能汚染分析などを手がける。現場でのフィールドワークにいそしみながら、原発の危険性を検証している。サンデー毎日に掲載された「シュミレーション・ノンフィクション『原発震災』」を巡って、原子力研究者や電力会社を巻き込む論争を展開した。著書『人形峠ウラン鉱害裁判』(批評社)など。
小村 浩夫(こむら ひろお)
静岡大学工学部教授。地元静岡で浜岡原発の危険性を訴えている。電気会社による東アジアへの原発輸出問題に強い関心を持つ。特に地震の多発する台湾への原発輸出に対しては、台湾の立法院で会見を開き、台湾の反原発運動とも共同歩調をとっている。
藤田 祐幸(ふじた ゆうこう)
慶応大学教員。チェルノブイリ汚染調査、コソボ地域での劣化ウラン弾の調査などを行う。著書に『エントロピー』『脱原発のエネルギー計画』など。
田中 正司(たなか しょうじ)
横浜市立大学名誉教授。著書に『ジョン・ロック研究』『スコットランド啓蒙思想研究』『アダム・スミスの自然法学』『アダム・スミスの倫理学』ほか
宮台 真司(みやだい しんじ)
東京都立大助教授。社会学博士。
重信 命(しげのぶ めい)
ジャーナリスト。日本赤軍リーダー重信房子さんの娘。
広井 良典(ひろい よしのり)
千葉大学教員。著書に『定常型社会』(岩波新書)など。
天笠 啓祐(あまがさ けいすけ)
ジャーナリスト。「遺伝子組み替え食品いらない!キャンペーン」代表
荒 岱介(あら たいすけ)
社会思想研究。
柳沢 静雄(やなぎさわ しずお)
浜岡町原発問題を考える会。
永井 新介(ながい しんすけ)
核のゴミから土岐市を守る会代表。岐阜東濃鉱山跡地に建設されようとしている「瑞浪超深地層研究所」に反対している。
仲正 昌樹(なかまさ まさき)
金沢大学助教授。
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