版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
無我の見方 アルボムッレ スマナサーラ(著/文) - サンガ
....
【利用可】

書店員向け情報 HELP

無我の見方 (ムガノミカタ) 「私」から自由になる生き方 (ワタシカラジユウニナルイキカタ)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:サンガ
四六判
縦195mm 横136mm 厚さ17mm
重さ 269g
224ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-905425-06-9   COPY
ISBN 13
9784905425069   COPY
ISBN 10h
4-905425-06-9   COPY
ISBN 10
4905425069   COPY
出版者記号
905425   COPY
Cコード
C0015  
0:一般 0:単行本 15:仏教
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年3月
書店発売日
登録日
2012年6月22日
最終更新日
2015年6月25日
このエントリーをはてなブックマークに追加

目次

[目次]
はじめに お釈迦さまの無我論・・・・・・1
序章 私たちはなぜ無我を学ぶ必要があるのか
なぜ「自分探し」や「アイデンティティ」が必要とされるのか・・・・・・16
なぜ社会は個性を出すことを求めるのか・・・・・・18
意欲が起きなければ個性も発揮できない・・・・・・21
社会に学び、社会に貢献すること・・・・・・23
個性が見つけられない理由・・・・・・27
自分というものはない、ただ行為はある・・・・・・29
個性とは、アイデンティティとは・・・・・・31
アイデンティティを活かすには・・・・・・34
自我を主張すると、自分というシステムを壊す・・・・・・36
そもそも自我とは何なのか・・・・・・40
自我を探してはいけない・・・・・・43
無我を知ることで人間の問題はすべて解決する・・・・・・45

第1章 「無我」の理解を困難にするもの
「自我」は宗教家がつくりだした概念・・・・・・50
様々な自我論の登場・・・・・・52
「我」と「アートマン(魂)」・・・・・・54
「命たる本質」を理解しているか?・・・・・・56
魂についての奇妙な考え方・・・・・・57
魂とは、実在すると信じられているもの・・・・・・59
魂とは、その存在を証明できないもの・・・・・・60
魂論は神と同じ構図・・・・・・62
魂は神の“支店”・・・・・・63
正常な人には証明できない魂の存在・・・・・・65
魂信仰の長い歴史・・・・・・66
「あるだろう」から「あるはずだ」へ・・・・・・69
それでも「魂はある」という前提で世界はできている・・・・・・70

第2章 「無我」が理解できない理由――仏教的な見解
現象は「生―滅」の流れ・・・・・・76
感覚器官も「生―滅」の流れでできている・・・・・・77
耳が「有」で、音も「有」の時に、音の感覚が生まれる・・・・・・78
現象の四分の一しか認識できない・・・・・・80
すべては「ある」という立場からの知識・・・・・・82
「ない」も「ある」の引き算・・・・・・83
「私がいる」という実感・・・・・・85
貪瞋痴の感情が「自我」「霊魂」「魂」という錯覚をつくる・・・・・・87
そこから「我論」「天国と地獄」「永遠の命」などへ膨らます・・・・・・90
生きていたいという欲と、死にたくはないという怒り・・・・・・93

第3章 「無我」という真理の発見
答えが見つからないのは方法が間違っているから・・・・・・96
誰も本当のことはわからない・・・・・・98
「我」ではなく「無我」・・・・・・100
アートマン(我)はない――五蘊・五執蘊・・・・・・101
アートマン(我)はない――六根・六境・・・・・・103
無常だから無我・・・・・・107
諸行無常・諸法無我、涅槃もまた無我・・・・・・110
無常・苦・無我――三法印・三相・・・・・・113
因縁(因果法則)――原因がなくなれば結果も無くなる・・・・・・116
覚りの結論・・・・・・118

第4章 「無我」だからこそ人は善く生きられる
「無我」の「我」とはアートマン・・・・・・120
「自分」とは因縁の流れ・・・・・・124
矛盾する「我」という概念・・・・・・126
無我だからこそ人は変われる・・・・・・130
川は流れているからこそ「有る」といえる・・・・・・133
自分という流れを汚さないこと・・・・・・136
本当の個性、アイデンティティとは・・・・・・138

終章 自我論は便利な道具
宗教家の専売特許・・・・・・142
脅しのネタに使われる自我・・・・・・144
神と魂(自我)が政治を動かす・・・・・・146
無我と政治・・・・・・149
唯物論の無我と仏教の無我との違い・・・・・・152
仏教徒と唯物論者が出会った時・・・・・・154
なぜ、あの世は存在しないと言うのか?・・・・・・156
あの世を報告した人はいない・・・・・・157
「天国があるならさっさと死ねばいいのに」・・・・・・161
人体実験で「魂の実在」を調べる・・・・・・162
「魂」否定は正しい。「業報」否定は間違い・・・・・・165
方法論の間違いを指摘する「法螺貝のたとえ」・・・・・・167
仏教徒と唯物論者はなぜ対話に苦しんだのか・・・・・・169
無我は「覚り」である・・・・・・171

Q

著者プロフィール

アルボムッレ スマナサーラ  (スマナサーラ,A.(アルボムッレ))  (著/文

スリランカ上座仏教長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道とヴィパッサナー瞑想指導に従事している。

上記内容は本書刊行時のものです。