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3ステップ「聞く」トレーニング
自立と社会性を育む特別支援教育
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年10月7日
- 書店発売日
- 2013年10月4日
- 登録日
- 2013年9月24日
- 最終更新日
- 2023年8月17日
紹介
できないのは「聞いていないから」だった!
著者・上嶋惠の経験に基づいた実践に光を当てた特別支援教育の第2弾書籍。本書では、トレーニングによって集中できるようになることに加え、「正しく聞き」→「覚え」→「理解し」→「自分の力を発揮」できるようになります。そのトレーニング法と効果、子どもたちとの付き合い方などを、わかりやすいイラストをまじえて解説。聞く力を得て自分の力を発揮することができるようになると、学習、作業、係活動なども上手に行え、学校生活を楽しく送ることができるでしょう。
特別支援教育だけでなく、子どもを落ち着かせたい時や集中力を高めるトレーニングとしても有効です。
目次
序章 なぜ「聞く」力が必要なのか
Ⅰ)3ステップ「聞く」トレーニング
ステップ1)「聞く」態勢をつくる
◎床に寝る トレーニング
◎脱力 トレーニング
ステップ2)確実な「聞き取り」
◎着席 トレーニング
◎番号打ち トレーニング
◎点つなぎ トレーニング
ステップ3)いつでもどんな指示でも
◎数字の聞き取り トレーニング 1
◎数字の聞き取り トレーニング 2
◎「3文字ことば」の聞き取り
◎聞きながら書く「3文字ことば」1
◎聞きながら書く「3文字ことば」2
◎考えながら聞く「3文字ことば」1
◎考えながら聞く「3文字ことば」2
◎考えながら聞く「3文字ことば」3
◎考えながら聞く「3文字ことば」4
◎聞いて考える「反対語」トレーニング
おさらい)ステップ1~3の流れを通して
Ⅱ) 向き合うことで指導法が見えてくる
1)子どもたちの問題――抱える問題はさまざま
[1]できないことがあると泣いてしまう
[2]気分次第で拒否してしまう
[3]多動はないが、学習内容を聞き取る力がない
[4]しゃべり過ぎが高じていじめを受ける
[5]「見る」問題に加え、運動が苦手だったのに
[6]突然キレる、収まらない気持ち
[7]自分の存在が強く、対人関係に問題
[8]文章を読んでも意味を考えない
[9]知的能力は高いのに拒否行動の強い女の子
2)トレーニングの効果――行動改善から学習効果へ
3)観察力トレーニング――ある子のトレーニングの様子から
4)問題改善に必要なこと――本当に子どもを変える指導を
前書きなど
私たちはこれまで「聞いているつもり」「見ているつもり」「読んでいるつもり」の「聞いてない」「見てない」「読んでいない」状態のまま、子どもたちに学習もスポーツも音楽もさせてきたことを反省しなければなりません。子どもたちの失敗が「聞いていない」ためであった可能性を考えもしなかったことを反省しなければなりません。……正しく「聞く」ことができるようになれば、その子はきっとあらゆる場面で成功体験を味わうことになり、自分に自信を持ち、もっと学習意欲を高めるようになります。(本文より)
版元から一言
特別支援を求める子どもたち、親御さん、特別支援教育をするベテラン教師からまだ戸惑いのある教師まで。子どもたちにかかわるすべての人におくる書籍です。
上記内容は本書刊行時のものです。