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ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた 青山 通(著) - アルテスパブリッシング
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ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた (ウルトラセブンガオンガクヲオシエテクレタ)

テレビ・映画化
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四六判
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-903951-65-2   COPY
ISBN 13
9784903951652   COPY
ISBN 10h
4-903951-65-0   COPY
ISBN 10
4903951650   COPY
出版者記号
903951   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
絶版
初版年月日
2013年4月
書店発売日
登録日
2013年3月19日
最終更新日
2019年3月7日
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書評掲載情報

2013-07-28 朝日新聞
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重版情報

3刷 出来予定日: 2013-05-20
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紹介

冬木透氏(作曲家、「ウルトラセブン」音楽監督)推薦!!
「セブンのドラマをもう一度創っているような
 昂揚感を覚えながら、一気に読んだ。
 シューマン、リパッティ……巡礼の旅路はM78星雲へ!」

1967~68年に一世を風靡したテレビ番組「ウルトラセブン」。その衝撃の最終回、モロボシ・ダンの告白シーンに流れたのが、カラヤン指揮、リパッティ独奏によるシューマンのピアノ協奏曲だった。

「セブン」の音楽監督は作曲家・冬木透氏。ホルンとトロンボーンによるイントロが印象的な主題歌をはじめ、冬木氏による独創的なオリジナル・ナンバーが数多く流れた「ウルトラセブン」の最終回、それもクライマックスのシーンで、なぜシューマンが使われたのか。そしてそれはなぜカラヤン/リパッティ盤でなければならなかったのか──。

当時7歳だった著者は、当時の子どもがアクセスできる限られた情報のなかで、「あの音楽」を探し始める。そしてそれは彼を、「クラシック音楽とは何か」という遠大なテーマへと導く旅ともなったのだった──。

「音楽」を切り口にした初めてのウルトラセブン論。クラシック音楽ファンはもちろん、ウルトラ世代のすべての人に贈る!

目次

第1章 衝撃の最終回とシューマンのピアノ協奏曲
第2章 ウルトラセブン 音楽から見たオススメ作品
Appendix ウルトラセブンから広がる音楽の楽しみ

前書きなど

まえがき

 今から7年前の2006年、当時の業務で各種ITツールを体感する必要があり、個人的にブログを始めた。当初は、音楽、本、映画、テレビなど、エンタメ系全般に関する所感を日常雑記ふうに綴ろうと思っていた。ところがいつのまにか記事の中心となっていたのは、オーケストラの演奏会などのクラシック音楽の話と、「ウルトラセブン」各回の記事だった。自分がもっとも語りたかったテーマは、この二つだということに自然と気付かされた。ウルトラセブンは、当時東京MX TVで毎週再放送されていたので、これをペースメーカーとして全49話の記事を書き上げた。
 クラシック音楽とウルトラセブン。この二つを語るにおいては、どうしても書き残しておきたいテーマがあった。自分のなかでこの二つのルーツは、一つなのだ。1968年9月8日、ウルトラセブンの最終回で流れたカラヤン指揮、ディヌ・リパッティのピアノによるシューマンのピアノ協奏曲は、僕の7歳のときの鮮烈な原体験である。そしてこの体験は、その後の人生にも影響を与えるに至った。あれから45年が経った今でも、最終回の感動は色褪せるどころか、高まるばかりだ。
 本書の第1章では、ウルトラセブン最終回の内容と音楽を詳述。とともに、初回放送後7年をかけて、最終回に使われたシューマンの録音がカラヤン/リパッティ盤だと突きとめるまでを振り返る。また、ウルトラセブンの作曲・音楽監督である冬木透先生の取材を通して、この録音が使われた背景の詳細を初めて明らかにする。いっぽう、カラヤン/リパッティ盤という歴史的名演が生まれた背景も探ってみた。
 第2章では、ウルトラセブンの音楽・内容ともにオススメの8つの回をピックアップ。各回において、いかに音楽が高い次元で効果的に使われているかを、冬木透先生のコメントも交えながら分析した。
 また付録では、本文で扱った8種類のシューマンのピアノ協奏曲の演奏に加えてさらに10種類の演奏についてふれ、その合計18種類の録音を通して、「同じ曲を違う演奏で聴く」クラシック音楽の楽しみ方をまとめてみた。
 本書をウルトラセブンやクラシック音楽に興味ある方にご一読いただけたら、これ以上の喜びはない。

著者プロフィール

青山 通  (アオヤマ トオル)  (

1960年、東京都世田谷区出身。
1967~68年、「ウルトラセブン」を見て衝撃を受ける。
1984年、早稲田大学卒業後、音楽之友社入社。
その後、出版社、調査会社において、音楽・学習分野の編集・記者・マーケティング等の業務に携わる。

上記内容は本書刊行時のものです。