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超訳 古事記
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2009年11月
- 書店発売日
- 2009年10月22日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2010年10月20日
書評掲載情報
2009-12-20 | 日本経済新聞 |
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紹介
日本誕生の神話は、こんなに面白かったのか! 生老、病死、愛憎、諍い、霊・・・ 全ての物語の要素が宿る『古事記』。本邦最古の書が、1300年の時を超え、「今の言葉」になって蘇る!
宗教学者であり、フリーランス神主、神道ソングライターでもある著者が、魂をこめて日本中の人たちに贈る、感動の超訳。
~ミシマ社創業3周年記念企画~
目次
序
SCENE:1 世界の誕生
体をもったふたりの神
形なき世界に島が生じる
伊邪那岐 伊邪那美 、ひとつに溶ける
島々を産む
伊邪那美命、神々を産む
黄泉の国にて
呪いの言葉を封じこめる
三柱の神の子、誕生
SCENE:2 天の国
「お母さんが恋しい」
高天原にて姉の天照と、神々を生む
まっ暗な世界
踊りに踊り、舞いに舞う
五穀が生まれる
八俣の大蛇
歌の国
SCENE:3 地の国
大穴牟遅、稲羽の素兎を助ける
兄神たちの憎しみ
須佐之男命、試練を課す
大穴牟遅、大国主神となる
出雲の国、栄える
SCENE:4 国譲り
天照大御神、地上にわが子を遣わす
地上の国と高天原とのにらみ合い
一騎打ち
出雲大社、建立
天孫降臨
猿田毘古大神、道を塞ぐ
邇邇藝命、恋に落ちる
木花の佐久夜毘売、三人の子を産む
海幸彦と山幸彦
綿津見神の宮へ
山幸彦、豊玉毘売と結婚する
娘婿の嘆き
海幸彦、弟の守り人となる
豊玉毘売の出産
初代天皇、誕生
結
神々の系図
神名解説
解説
参考文献
あとがき
前書きなど
神話は物語です。口承伝承です。口から口へ、耳から耳へ、語り伝えられたものです。宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』で言えば、大ババ様が言う、「その者、青き衣を着て、金色の野に降り立つべし。失われた大地との絆を結び、人々を青き清浄の地に導かん」という、古き言い伝え、なのです。
本書『超訳 古事記』は、そんな言い伝えの世界を再現しようとする試みです。稗田阿礼が語り、太安万侶がそれを文字に起こし、筆写して整え、ある編纂意図をもってまとめたものが、古代の『古事記』とされるならば、その『古事記』の世界の「原古事記」を訪ねる試みが本書です。 わたしが鎌田阿礼となり、三島さん(編集者)が三島安万侶となって共同作業で作った、わたしにとっては、忘れられない記念すべき本となりました。
(あとがきより)
上記内容は本書刊行時のものです。