発行:ドゥ・ハウス
この版元の本一覧
四六判 243ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-903649-00-9 C2034
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年05月
書店発売日:2007年05月15日
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紹介
『10年商品をつくるBMR』は、味の素の製品開発の現場から生まれた日本発のマーケティング・モデルBMRをもとに、ロングセラーを目指す新商品開発の方法を解説したマーケティングの教科書です。BMRは、Basic Marketing Relations の略称で、新製品開発のための基本モデルですが、実は応用範囲が広く、製品開発担当者だけでなく、ビジネスパーソンや学生が、仕事や就職を進める上でとても役に立ちます。読者モニターからも、「マーケティングのマニュアルにしてバイブル」という評価をもらいました。本書を読めば、「消費者(T、O、W)」と「製品(B、A、P)」の用語を使って、よりスムーズに、漏れなく整理しながらマーケティング実務を進めることができるようになるでしょう。本書には、1.マーケティングが好きになるテキストブック、2.マーケターになるためのガイドブック、3.実務に役立つデータブック、の3つのエッセンスが盛り込まれています。まず、第1、2章で、新製品・サービスのアイデア発想から始めて、BMRを完成させます。第3章では、仮説したBMRを、消費者の生の声をもとに具体化します。第4章は、ヤマサ醤油の藤村さんとカルビーの宮倉さんによる新製品の開発秘話から、10年商品へ向けたマーケティング・アプローチを学びます。最前線で活躍するマーケターの実像が分かるでしょう。最後は、新製品開発のヒントになるアイデア切り口集です。マーケティングの理解と実務にお役立てください。
目次
目次
監修者の言葉
はじめに
第1章 10年商品の要素を押さえる
1 BMRとは
2 「消費者」をイメージする
3 「製品」をイメージする
4 その他の要素をイメージする
第2章 開発の効率化のポイントを押さえる
1 仮説インパクト表を整理する
2 製品領域 (T、O、W)−P
3 製品コンセプト (B、A、P)
4 ウォンツとベネフィット
第3章 消費者の声を元にBMRを具体化する
1 消費者の声を聞く
2 BMRを具体化する
第4章 10年商品を目指して。新製品開発秘話
1 「昆布ぽん酢」開発秘話
2 「1才からのかっぱえびせん」開発秘話
付録 製品開発の切り口ヒント集
ターゲット設定のためのガイド
ヒット商品のオケージョン
ヒット商品のベネフィット
ヒット商品のウォンツとベネフィットのつながりの強さ
おわりに
前書きなど
監修者の言葉
BMRはBasic Marketing Relationsの略で、新製品を発想し開発業務を進めていく際の枠組み(基本原理)です。MRは、基本原理ですから、理解できるとマーケティングがやさしくなります。理解できた人の間でのコミュケーションは円滑となり、議論が深まります。本書は、BMRの入門書としてできるだけとっつき易く、かつ役立つヒントがたくさん出てくる実務書を目指しています。
私は開発マーケティングで大事な概念を絞り込むと以下の3つであると思っています。
第1は、「製品領域」ビジネスを構築する土俵です。第2には、「製品コンセプト」提供するものは何か、です。第3は、「製品のポジショニング」競争優位の源泉の定義です。
この3つをどうまとめるかは、少し前には言葉の定義もいろいろあり、私自身もどう表現すべきか迷ったものです。BMRを用いると各概念の中に含めないといけない要素が明確となり、やるべき方向がはっきりします。
開発業務は一人では出来ません。製品の具現化を担当する技術屋、パッケージを担当するデザイナー、広告を担当するクリエイテイブ、調査を担当するリサーチャー等、バックグランドの異なる人間が1つの方向に向かって動くようにしなければなりません。共通の言語が必要なのです。BMRは、その言語となります。
(中略)
BMRに到った背景は、私が味の素株式会社らMITに派遣されLittle教授からデータに埋もれる前に「モデルが大切だ」とご教授いただいたこと、その後、社に戻り情報システム部と販売企画部を長く兼務をしていたことから生まれました。多くの社内の若い開発担当者と一緒に仕事をするなかで、発想を支援し業務の進め方を支援する枠組みを求めていました。そこで情報システムの世界にあった「データ分析」というデータ・ベースの設計法(E−Rモデル)と出会ったのです。E−Rモデルとは、Entity(実体)とRelation(関係)を意味し、すべての現象は、実体とそれらの関係で記述できるというものです。マーケティングにおける実体とは何か、を整理し、今までマーケティングで使われてきた用語を実体間の関係で対応させたものがBMRです。
この本が、開発業務の本質の理解と実際の開発に少しでもお役に立ち、読者からの声を反映し育っていくことを祈念しています。 山中正彦
版元から一言
BMRは、製品開発の現場から作られたモデルですが、製品開発以外の現場でも、ひろくマーケティングのモデルとして使うことができます。実際、担当する商品・サービスをBMRで書いてみるだけで、商品・サービスをめぐるマーケティングの全体観がきれいに整理できます。関係者と仕事を進める上で、論点を明確にできるほか、あいまいになっている要素も発見することができます。商談の際、顧客の問題意識をつかむのにBMRを使っている営業マンもいます。また、「消費者」に「志望企業」を、「製品」に「自分」を当てはめることで、就職活動に使うことができるので、学生時代にも役立ちます。製品開発担当者はもちろん、ひろくビジネスパースン、学生に読んでほしい一冊です。補足すれば、コトラーのマーケティング理論に飽きた方には、ぴったり来ると思います。BMRは、輸入品ではない、日本発のマーケティングモデルなのです
関連リンク
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『10年商品をつくるBMR』ブログ
著者プロフィール
山中正彦(ヤマナカマサヒコ)
法政大学キャリアデザイン学部教授。慶應義塾大学工学部管理工学
科修士課程終了。上智大学外国語学部比較文化学科修士課程終了。
国際ビジネス専攻(1983年)。マサチューセッツ工科大学
(MIT)スローン/スクール留学(1983−1984年)
味の素株式会社中央研究所管理部システム室入社(1972年)
味の素株式会社食品開発部専任部長(1993−1999年)
株式会社味の素コミュニケーションズ(1999年)
2003年3月、株式会社KSP−SP代表取締役社長就任
株式会社ドゥ・ハウス/喜山荘一(カブシキガイシャドゥ・ハウス/キヤマソウイチ)
1980年設立。クチコミプロモーションと定性情報リサーチにより、
大手メーカーを中心とした企業の商品開発と商品育成のマーケティン
グを支援している。DOさん・ネットという主婦ネットワークと250万人のデジタル・ネットワークを駆使したマーケティング活動が特徴。近年は開発マーケティングの他、店頭を起点にした販売マーケティングに力を入れている。
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