発行:蜜書房
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四六判 176ページ 並製
定価:1,400円+税 総額を計算する
ISBN978-4-903600-09-3 C0047
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年01月
書店発売日:2008年01月20日
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紹介
著者は、禁煙宣教師を自任する高知県宿毛市の開業医・崎村泰斗。「百害あって一利なし」の文字通り、タバコは害だらけ。吸う本人の健康を蝕み、周りの人たちにまで健康被害は広がる。環境を汚染し、地球、そして全宇宙は悲鳴をあげている。著者は開業医の三代目として後を継いだ。両親は共に医師、そして共にヘビースモーカーであった。夜でもお使いにタバコを買いに行かされ、子どもの頃から喫煙の害を被り、タバコに疑問を持ち続けた。そして、父親は明らかにタバコの害で亡くなった。
禁煙宣教師を自任して喫煙の害を説き続ける。日々、開業医として患者と接し、禁煙外来医として禁煙志願者を指導する中での様々な思いを歯に衣を着せずに綴った熱いメッセージ。「禁煙外来の実際」では、患者の症例を紹介している。
目次
●1章「申し上げるまでもなく、タバコは有害です」◎タバコはすべてのガンの発生率を高くする/喫煙とクモ膜下出血の濃厚な関係/タバコと認知症の関連性/「適正喫煙」なんてありえない」/タバコは「人間らしい心」を麻痺させる/受動喫煙の恐ろしさ/子どもの病気はすべて受動喫煙と関係する/『タバコはなぜやめられないか』(岩波新書)の紹介 ●2章「タバコを吸う人たちのマナーと屁理屈」◎自分に甘く、他人に厳しいヘビースモーカー/タバコの吸殻をポイ捨てする愚か者たち/お笑いの種の「吸う権利」/寝タバコの結末は悲惨そのもの」「マナー上等」の喫煙者もいることは伝えよう ●3章「タバコのない社会実現への提言」◎学術会議・提案素案を評価する!/タバコの値段を一箱1000円以上にせよ/タバコの広告を規制せよ」/厚生労働省よ、禁煙対策に重い腰をあげよ/喫煙シーンにはモザイクをかけよ/生命保険料にも明らかな差をつけて欲しい/煙モウモウの恐るべき医科大学を卒業して/小学校入学と同時に禁煙教育を!/「学生タバコ」は前世紀の遺物であれ!/日本のタバコの警告文の候補/大歓迎!全面禁煙タクシー施行/羽田空港での分煙取り組み/航空機・バス・船その他の禁煙/禁煙にしたファースト・フードの売り上げアップ/愛する高校野球とタバコの関係/高校での喫煙防止対策/すべての学校あげて禁煙を!/禁煙ビーチの出現を待望する/禁煙110番を設置しよう/高知県を日本初の「禁煙特別区」にしよう/大いにやりたい「禁煙合宿/ユニークな「卒煙ツアー」/日本国政府よ、禁煙令を出せ ●4章「禁煙外来医の禁煙治療の実際」◎タバコを吸う人と吸わない人の態度の違い/それでもあなたは夫ですか?/禁煙外来の実際/禁煙成功者の例/禁煙継続中ー笑って禁煙を願っての例/禁煙失敗例/禁煙には周囲の人々の協力と理解が不可欠/喫煙者は徐々に減っている/高齢者の禁煙はどうするべきか/ニコチン離脱症状の苦しさ/禁煙チャレンジ中の落とし穴対策/今日も来ました禁煙ルーキーが!/ニコチンパッチとニコチンガムの比較/安倍譲二氏の禁煙に思う/親友が断煙できた理由/禁煙外来医、某生命保険会社と大ゲンカする/禁煙外来医の覚悟
前書きなど
宿毛は私の故郷だが、有名な愛煙家と嫌煙家を生んだ。宿毛出身の吉田茂は大の愛煙家、一方、彼に匹敵する嫌煙家が天才漫才師横山やすしである。うまそうに紫煙をくゆらす名総理とタバコ嫌いでは右に出るものがいなかった天才。後者は51歳で若死、その人生は他の芸人の追随を許さない破天荒で、素行にはかなり問題があったとはいえ、「やすし・きよし」の漫才は今もなお語りつがれる傑作ばかりだ。彼の人生は、アルコールとギャンブルと女性に彩られていたが、タバコは生涯口にしなかったらしい。
私は、来院の禁煙志願者のほぼ70%は禁煙に導くことができたが、まだこれでは駄目だ!地元は一次産業が盛んで、葉タバコをつくるお百姓さんが、風邪を引くとウチへ来て「タバコが苦手だけど、生活のためにやむを得ず葉タバコをつくっている」などと言う。私はその人たちにも禁煙を勧め、葉タバコの害を説かざるを得ない。タバコを吸う人は「日々、自分の命に火をつけて灰にしている」。「自分の命に放火するな、禁煙志願者になってください」と訴え続け、百%の禁煙成功率を目指して志願者と向き合う覚悟を決めている。タバコが完全に無視できるならペンを執ることもなかっただろう。読者の中に「禁煙の意志」が一かけらもないヘビースモーカーの方は、この先を読む必要などない。逆に、「やめたくてもなかなかやめられない」と悩んでいる方々、医療関係者、そして、大のタバコ嫌いの人たちに、ぜひ最後まで読んでもらいたいと切に願っている。
「嘘つきはドロボーの始まり」なら、「喫煙は非行の始まり」というのも真実。非行の始まりである喫煙を日本政府は国民に積極的に薦め、その推進を支えるのが「たばこ事業法」という法律。「悪法も法なり」というが、私たちの生活にかかわる「悪法」の両横綱は「少年法」と「たばこ事業法」ではないか。「国民の健康より日本のタバコ産業が大切」と断言する希代の悪法なのは誰にでもわかる。これほど馬鹿げた法律は世界広しといえども、日本にしか存在しない。「少年法」と「たばこ事業法」の両方を廃止に追い込めた時こそ、日本が真の「民主主義」「近代国家」を名乗れる時であると信じる。私の禁煙運動は単に健康問題だけでなく、日本国家の刷新をも視野に入れた。過激な暴論を承知で、一切の遠慮なく「禁煙のすすめ」を書く。(はじめにより抜粋)
(はじめにより)
版元から一言
NPO法人日本禁煙学会理事長の作田学氏よりご推薦をいただきました。
この本は、「わかっちゃいるけどやめられない」あなたへ贈る熱いメッセージです。著者の高知県宿毛市の開業医・崎村泰斗氏は、禁煙宣教師を自任して禁煙外来医として日々奮闘しています。タバコをやめるのは「今」です。この時を逃さず、あなたの大切な命を守って欲しいと熱く訴えます。たとえニコチン依存症になってしまっていても、決して諦めずに禁煙にチャレンジしましょう。未来を担う子ども達のためにもタバコはやめましょう。あなたの周りの人達はあなたの健康を望んでいます。食品の安全はもとより、タバコの成分の実態を知り、喫煙が体に及ぼす恐ろしさを認識して、今年こそ禁煙を実現しませんか?止めるのに遅すぎるということはありません!
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著者プロフィール
崎村 泰斗(さきむら たいと)
昭和33年7月14日、高知県宿毛(すくも)市出身。
平成4年より聖隷三方原(せいれいみかたばら)病院にて研修を始め、最終所属は浜松医科大学精神神経科教室。
阪神大震災直後の平成7年2月に帰郷し、父の死後の3月より三代目清谷医院院長。
主な著書は『アルプス席の全力疾走』(飛鳥出版社)「NO MAN’S LAND」(文芸社)。
認定産業医・禁煙宣教師。
コロラド・ロッキーズと故・近鉄バファローズのファン。
「純パの会」では自称・広報部長代理補佐。ライフワーク:ターミナル・ケアと「癒しの医学」。
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