“デブ・ブス・バカ”と呼ばれた少女時代の追憶心の家を求めて
デブラ・コンスタンス, 松田貴美子:訳
発行:オープンナレッジ
この版元の本一覧
四六判 282ページ 並製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-902444-41-4(4-902444-41-0) CC0098
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年10月
書店発売日:2006年10月30日
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紹介

ア・プレイス・コールド・ホーム。危険で荒んだ環境に身を置く子どもたちに、安全と希望と信頼を与える施設を創設した、デブラ・コンスタンスが自身の半生を語る。
 美しく才能溢れる両親と妹たちの間で張られた“デブ・ブス・バカ”のレッテル。父親からの精神的・性的虐待。父親の愛情を求める彼女は父親の虐待を受け入れ、更には不良仲間だった恋人や夫の暴力まで許してしまう。それでも自分らしく生きようとする彼女が、過去のトラウマと次々と降りかかる災難に苦しみながらも諦めずに過去に向き合い、自分の居場所を見つけるまでの物語。
「わたしは五体満足で、三つのレッテルを貼られて生まれた。“デブでブスでバカ”というレッテルを——」

目次

まえがき——クローゼットから出る
第1章 デブ・バカ・ブスと呼ばれて
始まり
父アーノルド
幸せそのもの
煙のあるところに……
学校での困惑
最初の仕事
第2章 嵐の日々
夫その一・トニー
カリフォルニア
夫そのニ・スティーヴ
自由奔放な年月

夫その三・サイモン
二番目の仕事——不動産業界
酔っぱらい
第3章 邪悪な恋と真実の愛
本物の人生
“ブス”
三番目の仕事——地域と慈善
心の家を求めて
サウスセントラル
邪悪な愛
ア・プレイス・コールド・ホーム
わたしの仲間 
ダイアナ
瀕死の事故
わかりきったこと
第4章 心の旅
ギデオン

ヨガ
フリーダとの出会い
“デブ”


聖なる音楽
デブラ・コンスタンスとア・プレイス・コールド・ホームが獲得した賞

前書きなど

 クロゼットは、わたしが父から隠れるための場所だった。父がわたしをとがめる大きな声から逃れるための。父の手から身を隠すための。クロゼットは安全地帯であり、本物の家であり、誰にも見咎められることのないささやかな天国だった。
 しかし、やるべきことはたくさんある。たくさんの子ども、特にわたし自身の中にいる心に傷を負った子どもを助けなければいけない。クロゼットは何もしないこと、他人に見られないこと、安全であることの象徴だ。子どもたちを助け、自分を癒し、人を信頼できるようになるには、わたしは目に見える存在でいて、自分の物語を話し、危険を冒さなければいけない。クロゼットから出なければいけないのだ——

「わたしは五体満足で、三つのレッテルを貼られて生まれた。“デブでブスでバカ”というレッテルを——」

著者プロフィール

デブラ・コンスタンス(デブラ・コンスタンス)

サウスロサンゼルスにあるユースセンター、ア・プレイス・コールド・ホーム(APCH)の創設者。APCHでは九歳から二十歳までの危険にさらされている子どもたちに安全で前向きな家庭環境を提供し、子どもたちが希望と信念を取り戻し、信頼と自尊心を勝ち取り、自分たちを取り巻くギャングや麻薬や貧困とは無縁の、生産的な人生を送るための技術を学ばせている。

松田貴美子(マツダキミコ)

大阪生まれ。京都大学法学部卒業。バベル・インターナショナル大阪校で翻訳を学んだのち、東江一紀氏に師事。共訳書に『オール・アバウト・ベッカム』(徳間書店)がある。

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