発行:オープンナレッジ
この版元の本一覧
四六判 312ページ 並製
定価:2,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-902444-24-7(4-902444-24-0) C2033
在庫あり
奥付の初版発行年月:2005年12月
書店発売日:2005年11月21日
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紹介
米国の一流資産アドバイザーが愛読する雑誌 Bloomberg Wealth Manager 誌に掲載されたコラムからの厳選集。金融先進国アメリカの最新事情を網羅した、資産アドバイザー(ファイナンシャル・プランナー)必読のシリーズ。
慈善寄付、財産移転、退職プランニング、節税プランニング、ポートフォリオ設計、クライアントとの関係構築、ファミリー・オフィス・サービス、実務管理などさまざまな内容を網羅。
目次
第1部 コンプライアンス
第1章 あなたの投資で大丈夫?
リン・オショーネシー
[受託者義務]つい最近まで、守るべき投資基準を正確に把握している受託者など皆無に等しかった。ところが今回、こうした基準を明らかにしたハンドブックが新たに出版された。
第2章 頼みの綱
リチャード・ビエルック
[第三者によるクライアントの紹介]第三者の勧誘員に頼めば、クライアント不足は解消する。ただし、勧誘員にSECの規則を遵守させなければとんでもないことになる。
第3章 正直が一番
リチャード・ビエルック
[ソフト・ダラーの供与]アドバイザーは、ソフト・ダラーの供与について、SECやクライアントに包み隠さず報告しなければならない。
第4章 ころばぬ先の杖
エリック・L・ライナー
[個人取引]あなた自身の個人取引でクライアントの利益を侵害しないよう、何らかの対策を講じておこう。さもなければ、SECとのあいだで厄介なことになる。
第5章 消化不良
リチャード・ビエルック
[オンラインによるアドバイザー登録システム]アドバイザーにとって、SECのオンライン登録システムはやっかいな代物だ。しかもこのシステムについては、ある深刻な疑問が浮上している。果たしてこのシステムは、州に属するものなのか、それとも国に属するものなのか?
第6章 急いては事を仕損じる
ジュリエット・フェアリー
[コンプライアンス対策]アドバイザーとしてのあなたに規則違反を犯す恐れはないだろうか? コンプライアンスの専門家、トーマス・ジアチェッティが、アドバイザーにありがちな過ちを教えてくれる。
第7章 業務過誤
デボラ・L・ジェイコブス
[訴訟対策]普段の注意で相続税訴訟は防げる。
第8章 正しいファンドの選び方
アレン・プラマー
[ミューチュアルファンドの精査]投資コンサルタントのドナルド・トローンが、精査のコツを伝授する。
第9章 「秘密厳守」と言われたら
デボラ・L・ジェイコブス
[秘密保持契約]新しいファイナンシャル・プランニング戦略と引き換えに、アドバイザーが秘密保持契約を結ぶよう求められることがある。しかし、沈黙を守ることは、本当にクライアントのためになるのだろうか——ひょっとして、アドバイザー自身の首を絞めているのでは?
第10章 危険な関係
デボラ・L・ジェイコブス
[利益相反]多方面の専門家による連携は、投資サービスに新時代の到来を告げる。と同時に、新たな利益相反の可能性も増える。
第11章 覚悟を決めて
ロバート・モシュマン
[適格投資家]適格投資家とは誰か?
第12章 試験が変わる
ゲイル・ローナン
[シリーズ六五試験とシリーズ六六試験]新しいシリーズ六五試験とシリーズ六六試験では、これまで以上に総合力が問われる。しかも難しい。
第13章 猿も木から落ちる
ゲイリー・アルトマン、ブレンダ・ボッシュ
[法律文書にはご注意]弁護士は間違いを犯すものだ。ただし、アドバイザーが法律文書をダブルチェックすれば、クライアントに影響が及ぶことはない。
第2部 投資アドバイス契約と報酬
第14章 クライアント、買います
アレン・プラマー
[クライアント紹介料]アドバイザーにとってクライアント紹介は慎重を要する。この慣行がどれほど業界に浸透しているのか、誰も知らない。
第15章 理想の関係
スタンリー・E・ハーグレーヴ
[エンゲージメント・レター]エンゲージメント・レターがあれば、クライアントとめでたく一緒になることができる。しかも、お互いに別の道を進むことになっても、これがあれば大丈夫だ。
第16章 報酬のバランス
デヴィッド・J・ドラッカー
[報酬体系の決め方]熟慮の末に完成した報酬体系には、一さじの砂糖にも匹敵する価値がある。
第17章 顧問料を見直そう
トーマス・グレイディ
[リテイナー・フィー]顧問料をリテイナー・フィーで請求すれば、利益相反は回避できる。
第18章 善行、必ずしも妙案ならず
アン・モンロー
[無償行為]無償行為で慈善事業に一役買おうとすると、逆にトラブルに巻き込まれる恐れがある。
前書きなど
今日の財務サービス業界の中で、富裕層のクライアント向け財務サービスほどダイナミックで競争の激しい分野はない。資産管理会社は、個人開業の事務所だろうと、大手企業の事業部だろうと、戦略上・事業上の難題に直面している。アドバイザーやプランナーを雑務から解放し、彼らがクライアントと向き合う時間を増やすにはどうしたらいいか? 自社のクライアント層に最適なサービス・メニューと手数料体系は? コンプライアンスの問題や業務過誤訴訟から身を守るにはどうすべきだろうか?
これほど多様な難題が存在することを肝に銘じたうえで、〈ブルームバーグ・ウェルス・マネジャー〉は、アドバイザー向けに、戦略的業務管理ガイドブック・シリーズを刊行することにした。自分の所属する事業所が直面している重要問題について、より幅広く新しい知識をアドバイザーに持ってもらえれば、という願いをこめてのことである。どの巻にも、かつて〈ブルームバーグ・ウェルス・マネジャー〉誌に掲載された記事の中から、情報量に富み、内容の詳細なものを厳選して集録した。規制や企業の事業展開といった基本的な問題を扱う巻もあれば、吸収合併といった戦略的問題を扱う巻もある。
本書では、特に法律問題をとりあげた。選ばれた記事のテーマは多岐にわたるが、そのいくつかを紹介すると、投資アドバイス契約、報酬、コンプライアンス、第三者によるクライアントの紹介、ソフト・ダラー、適格投資家などである。他にも、エンゲージメント・レター、クライアントの紹介料、リテイナー・フィー、無償行為といったテーマも取り上げられている。こうした記事をはじめとして、本書に掲載されたすべての記事が、投資運用に関してファイナンシャル・アドバイザーが直面する重要な問題への理解に役立つことだろう。
著者プロフィール
渋谷道夫(シブヤミチオ)
新日本監査法人、代表社員、常任理事。公認会計士、米国公認会計士。1945年生。早稲田大学大学院商学研究科修了後、アーサーアンダーセン会計士事務所入所、昭和監査法人入所、ロサンゼルス事務所に駐在員として赴任、帰国後、太田昭和監査法人(現新日本監査法人)の代表社員就任などを経て現在にいたる。著書に『英和対照 アメリカの会計実務詳解』(中央経済社)、『ビジネス・ゼミナール 英文決算書入門』(日本経済新聞社)など。
坂元美智子(サカモトミチコ)
関西大学大学院法学研究科修士課程(国際法専攻)修了。翻訳家。サイマル・アカデミー大阪校翻訳者養成コース講師。
Bloomberg Wealth Manager(ブルームバーグウェルスマネジャー)
1999年にアメリカで創刊された雑誌であり、資産アドバイザー(ファイナンシャル・プランナー)がクライアントの資産を最適に管理、運用できるように、情報、ツール、テクニックを提供しています。
ブルームバーグ・プロフェッショナル・サービスが蓄積した資料を活用し、財務サービス業界のトップ・リーダーたちにも話を聞いて、鍵となる戦略を読者に提供できるよう万全を期しています。
資産配分、ポートフォリオ設計、エステート・プランニング、財産移譲、実務管理とテクノロジー・ソリューションの分野で、クライアントによりよいサービスを提供しようとするアドバイザーのお役に立つことを目標としています。
それに加え、規制遵守、キャリア開発、クライアントとの関係構築などについて、アドバイザーが専門家からアドバイスを受けられるよう配慮されています。
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