ポートフォリオの運用と分散戦略Bloomberg Wealth Manager に訊く3
渋谷道夫:監, 坂元美智子:訳
発行:オープンナレッジ この版元の本一覧
四六判 232ページ 並製
定価:2,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-902444-21-6(4-902444-21-6) C2033
在庫あり
奥付の初版発行年月:2005年11月
書店発売日:2005年10月24日
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紹介

米国の一流資産アドバイザーが愛読する雑誌 Bloomberg Wealth Manager 誌に掲載されたコラムからの厳選集。金融先進国アメリカの最新事情を網羅した、資産アドバイザー(ファイナンシャル・プランナー)必読のシリーズ。
慈善寄付、財産移転、退職プランニング、節税プランニング、ポートフォリオ設計、クライアントとの関係構築、ファミリー・オフィス・サービス、実務管理などさまざまな内容を網羅。

目次

第1章 ホントに本気?
リン・オショーネシー
[コア・サテライト戦略]従来のポートフォリオ戦略に失望したアドバイザーは、コア・サテライト戦略に注目している。 

第2章 機は熟したか?
ジェームス・ピサーノ
[裁定価格理論]裁定価格理論は、ミューチュアルファンドのリスク評価方法として新たに脚光を浴びるかもしれない。

第3章 バリュー・アット・リスク
クリストファー・グラージャ
[バリュー・アット・リスク]バリュー・アット・リスクに過信は禁物だ。

第4章 バランスが肝心
エリック・L・ライナー
[再調整]「ポートフォリオは定期的に再調整すべきだ」と誰もが言う。ただし、問題はその方法だ。

第5章 スタイル偏重時代
ジェームス・ピサーノ
[スタイル重視の投資]近年、投資スタイルが幅を利かせている。だが、これに頼ったからといって、収益が増えるわけではない。

第6章 一挙両得
スコット・ウェルチ
[変動型前金先渡し取引]変動型前金先渡し取引を利用すれば、クライアントは株を持ち続けたままでポートフォリオを分散させることができる。

第7章 薄れ行く期待
ジェームス・ピサーノ
[株式リスク・プレミアム]何があろうと、債券より株の収益率の方がいいにきまっている。いや、そうとも言えないのでは……

第8章 備えあれば憂いなし
フランシス・デンマーク
[TIPS]インフレの気配が忍び寄るにつれ、TIPS——インフレ連動型政府保証債券——が注目を集めている。はたしてこれは本当にお薦めの商品なのか?

第9章 神の思し召しのままに
アン・モンロー
[信仰に基づく投資]これまでアドバイザーは、信仰と投資は別問題と考えていた。だが、自らの宗教観に基づいて投資方針を決めたいとクライアントから言われたら、どうすればいいのだろう?

第10章 ハイテク株にご用心
ジョナサン・バートン
[食物連鎖のリスク]ほんの一握りの取引先や納入業者しか持たないハイテク企業への投資はリスクが高い。

第11章 うまい話には裏がある
アン・モンロー
[株式カラー取引]株式カラー取引(Stock collars)は、持ち株を分散させていない場合のリスクを減らしてくれる。ついでに収益も……

第12章 陰と陽
フランシス・デンマーク
[コンプリーション・ファンド]単一銘柄ばかりを保有している投資家にとって、コンプリーション・ファンドは、ポートフォリオのバランスをとるうえで最適の戦略になるかもしれない。

第13章 窮余の一策
アン・モンロー
[為替ファンド]単一銘柄に集中したポートフォリオを分散させる場合、為替ファンドというほとんど知られていない方法がある。

前書きなど

 お金の面で、クライアントとその家族が道を誤らないよう手助けする……これほどやりがいのある仕事はない。アドバイザーとしては、ファイナンシャル・プランニング、税務、投資、リスク管理、保険、資産保護、財産移譲といった複雑なテーマを使いこなすことが求められる。専門が何であるかにかかわらず、資産管理のあらゆる分野にわたって、主要問題とカレント・トピックスにも通じ、クライアントに健全なアドバイスを提供することができなければ、アドバイザーとしての成功などおぼつかない。
 その必要性を肝に銘じたうえで、〈ブルームバーグ・ウェルス・マネジャー〉は、アドバイザー向けに戦略ガイドブック・シリーズを刊行することにした。クライアントが直面している問題について、より幅広く新しい知識をアドバイザーに持ってもらえれば、という願いをこめてのことである。どの巻にも、かつて〈ブルームバーグ・ウェルス・マネジャー〉誌に掲載された記事の中から、情報量に富み、内容の詳細なものを厳選して集録した。このシリーズが、投資の重要な展開を見極めたり、プランニング上の複雑な決断を模索したり、特定のクライアントを目標達成に導く最善のテクニックへの指針になったりしてくれれば、幸いである。
 本書では、ポートフォリオの運用とポートフォリオ分散戦略に焦点を当てた。具体的には、
■ポートフォリオの再調整はなぜ必要か? 再調整はいつ行なうべきか? 税制上、どのような問題があるか?
■投資スタイルにこだわるあまり、マネジャーは自らの選択肢を狭めてはいないか?
■ポートフォリオ設計にとって、コア・サテライト戦略の意味するものは何か?
■株式リスク・プレミアムの今後の動向は?
■集中型ポートフォリオによるリスク軽減のために、変動型前金先渡し取引はどのように活用すればいいのか?
■TIPSは独立したアセット・クラスか?
などである。こうしたテーマに関する論文を初めとして、本書のすべての論文をお読みいただけば、ポートフォリオ運用に関する最新情報を十分ご理解いただけるだろう。

著者プロフィール

渋谷道夫(シブヤミチオ)

新日本監査法人、代表社員、常任理事。公認会計士、米国公認会計士。1945年生。早稲田大学大学院商学研究科修了後、アーサーアンダーセン会計士事務所入所、昭和監査法人入所、ロサンゼルス事務所に駐在員として赴任、帰国後、太田昭和監査法人(現新日本監査法人)の代表社員就任などを経て現在にいたる。著書に『英和対照 アメリカの会計実務詳解』(中央経済社)、『ビジネス・ゼミナール 英文決算書入門』(日本経済新聞社)など。

坂元美智子(サカモトミチコ)

関西大学大学院法学研究科修士課程(国際法専攻)修了。翻訳家。サイマル・アカデミー大阪校翻訳者養成コース講師。

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