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競争環境下の水道事業
公営事業改革と消費者選択
発行:唯学書房
A5判
288ページ
上製
定価
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年4月
- 書店発売日
- 2011年5月11日
- 登録日
- 2011年4月25日
- 最終更新日
- 2012年6月29日
紹介
本書は、競争環境下の水道事業について、公営事業改革と消費者選択に焦点を当てて研究したものである。
第1部「公営水道事業体の改革と課題」では、水道事業をライフステージごとで分析するとともに、水資源の環境対策、指定管理者制度に焦点を当てる。また、地下水利用専用水道によるわが国水道市場への影響を検討し、その際の重要な対応策の一つである水道料金の需要家自己選択システムについての分析を試みている。
第2部「水道インフラ普及時代の消費者選択」では、消費者の回避・期待行動にかかわる消費者選好分析に焦点を当て、表明選好法であるコンジョイント分析を利用して飲料水の消費者選択にかかわる実証分析を試みている。また、国際比較を分析することにより、消費者・住民の視点から見た水道事業の組織形態や水害リスクに対する効率的なマネージメントのあり方について検証している。
目次
第1部 公営水道事業体の改革と課題
第1章 ライフステージ分析と水資源の環境対策
第2章 民間的経営――指定管理者制度の導入
第3章 地下水利用専用水道による影響
第4章 水道料金の需要家自己選択システム
第2部 水道インフラ普及時代の消費者選択
第5章 飲料水市場と非市場評価の検討
第6章 飲料水にかかわる消費者選好分析
第7章 「おいしくなった水道水」PRで水道水需要の増加に繋がるか――コンジョイント分析による飲料水の消費者選択課題
第8章 水道事業の経営組織比較
第9章 住民による水害対応
結論と今後の研究課題
版元から一言
国際公共経済学会「学会賞」(2011年度、第20回)受賞
公益事業学会賞(2012年度)受賞
上記内容は本書刊行時のものです。