エクトル・シエラ
発行:子どもの未来社
この版元の本一覧
新書 208ページ 並製
定価:840円+税 総額を計算する
ISBN978-4-901330-56-5(4-901330-56-X) C0236
在庫あり
奥付の初版発行年月:2005年11月
書店発売日:2005年11月21日
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紹介

内戦の国、コロンビアで生まれ、留学先のソ連で鬼才パラジャーノフ監督に映画を学んだ著者は、「平和の秘訣」を求めて日本にやってきた。その後、コソヴォ空爆に遭遇し、NGO「国境なきアーティストたち」を設立。日本から世界の紛争地へ、平和と芸術の種を蒔く活動を続けている。
本書は、著者の半生をたどりつつ、世界の紛争地のようすと、そこでの活動の全容を紹介する。

目次

第1章 共産主義と多民族の国家・ソ連……出会い/パラジャーノフという人/パラジャーノフの映画と民族/民族と民主主義と平和と
第2章  日本の平和の秘訣……コロンビアから日本へ/「形の帝国」日本/空爆下のコソヴォで
第3章 国境なきアーティストたち……分断された町・コソヴォ/メリークリスマス! 東ティモール/ユーゴ、そしてカフカス地方を巡る/平和の白いダルマ

前書きなど

 私は、1964年に内戦の国コロンビアに生まれた。映画を学ぶためにソ連にわたり、セルゲイ・パラジャーノフ監督に出会った。彼と彼の作品は、私に民族と宗教の問題への洞察力、芸術は国境を超えるという真理、そして子どもの芸術の尊重を教えてくれた。また、ソ連はイデオロギーの終焉とそれによってナショナリズムが再現されていく過程を見せてくれた。そして、私が「平和の秘訣」を求めてやって来た日本は、戦争を経験したとは思えないほど経済的に発展した平和で安全な国で、平和とはなにかということをあらためて考えさせてくれた。
 本書は、そんな私の経験をベースに、世界で起こっているさまざまな紛争について、そしてその紛争の被害者である子どもたちへの「国境なきアーティストたち」の活動についてまとめたものである。

版元から一言

鬼才パラジャーノフの弟子NGOを立ち上げ、紛争地の心傷ついた子どもたちに平和と芸術の種を蒔く。日経新聞書評欄05年2月5日、中日新聞「中日春秋」06年2月17日、東京新聞一面コラム2月27日などで紹介され話題に!

著者プロフィール

エクトル・シエラ(シエラ,H(エクトル))

1964年、コロンビア生まれ。旧ソ連キエフ大学映画監督学科卒。
94年に来日し、日本大学芸術学部修士・博士課程で研究を続けている。コソヴォへのNATOの空爆をきっかけに、NGO「国境なきアーティストたち」を設立し、戦争粉砕地でのボランティア活動を始めた。2004年度、NHK「スペイン語会話」にレギュラー出演。著書に『あの日の ことを かきました』(講談社)『なけない ちっちゃい かえる』(すずき出版)がある。

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