蜂須賀 裕子
発行:子どもの未来社
この版元の本一覧
新書 192ページ 並製
定価:800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-901330-43-5(4-901330-43-8) C0237
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年06月
書店発売日:2004年05月20日
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紹介

農業は人間の暮らし、つまり人間の“いのち”を支えるもっとも基本になる営みである。そこには人間と自然、食といのち、労働と生産など人間の暮らしに不可欠なさまざまな要素がある。多様な人と交流しながら土や泥に触れ、食物をつくるなかで、子どもたちはしだいに心を開放しさまざまなことを学びとっていく。そして、子どもの新鮮な視点とエネルギーが、地域に活気をもたらし、農業を活性化させる──田んぼを借りての米づくり、農家に泊まって作業を体験するファームステイなど、注目を集める子どもの農業体験の実際をレポートする。小泉武夫氏のインタビューも収録。

目次

第1章 いま、なぜ農業体験か
第2章 地域のよさを再発見
第3章 農業を通じて人の輪が広がる
第4章 「生きる力」を育む
第5章 農業体験のすすめ

前書きなど

 いまの子どもたちは、第三者の大人とふれあうことがほとんどない。私の子ども時代のように見知らぬ大人から叱られることなどけっしてないのだろう。
 しばしば農業体験の現場では、農家の人たちやボランティアの大人たちが子どもたちを真剣に叱る。これは、農作物を上手につくるためということもあるが、農作業によっては危険が伴うことがあるからだ。ちゃんと子どもたちを叱ることのできる大人を目の当たりにすると、私自身が叱られているようで居心地はよくないが、反面、「なかなかやるな」とうれしくなる。ここでは子どももお客さんではいられないのだ。大人と子どもがしっかり向き合うことができるのも机上で得た知識や小手先だけの技では太刀打ちできない体験の場ならではといえる。

版元から一言

土と交わり人と交わる体験が、子どもを農業を元気にする!

著者プロフィール

蜂須賀 裕子(ハチスカ ヒロコ)

1953年、東京生まれ。都立武蔵丘高校を経て武蔵大学人文学部、和光大学人文学部卒。編集者を経てフリーライターに。女性、子ども、食、農業をテーマに人物インタビューを基軸としたルポを雑誌や新聞等で手掛ける。趣味は走ること、短歌をつくること。旅行を兼ねて各地の市民レースに出場。ホームページで〈一日一首〉にも挑戦している。アルコールと猫が好き。子どもの農業体験の取材を通して縄ないの技を習得、正月の輪飾りも手づくりするようになった。(社)地域社会計画センター客員研究員として全国の農村、農家の聞き取り調査なども行なう。著書に子どもたちの周辺をルポした『生きること学ぶこと』(柘植書房新社)、『宗教時代』(共著、晶文社)、『見えない所がよくわかる断面図鑑8 病院』(ポプラ社)などがある。

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