発行:子どもの未来社
この版元の本一覧
四六判 184ページ 並製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-901330-23-7(4-901330-23-3) C0037
在庫あり
奥付の初版発行年月:2002年11月
書店発売日:2002年10月28日
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紹介
どんな教育方法にも、子どもたちをスポイルする危険性があります。そこで問題になってくるのが教師の子ども観・教育観です。
教師の仕事の基本は、どんな子ども観・教育観をもつか、というところにあります。それがしっかりしていなければ、まわりの状況や教育行政の流れに押され、目の前にいる子どもたちと向き合うことができなくなります。
自分の子ども観・教育観をきたえ、それを基底にして、すべての子どもに学習能力をつけ、学力を高めるための授業をつくる──そのための方法を実践をもとに詳しく紹介します。
目次
1 子ども観・教育観をきたえる
2〈読む〉──読解力にかける
3〈書く〉──文章化にかける
4〈計算〉──計算力にかける
5〈家庭学習〉──自己教育力にかける
前書きなど
私がもう一つ課題としているのは、「学力のつけ方」の問題です。(中略)子どもたちは心地よさのもとにきたえてやらなければうまく育たないのです。
子どもたちの非行の問題や少年の凶悪犯罪が話題にされるとき、その背景としてよく学力の問題が取り沙汰されます。そして、「非行に走る子にも高学力の子がいる」「凶悪犯罪を犯したあの事件の子は高学力だった」と、あたかも学力形成と人格形成を対立させるような論調で語られます。私は、このような論調にふれるたびに腹だたしさを覚えます。逆の事例がいっぱいあるのに、ある事実をもって学力形成と人格形成の関係について結論を導くことは、科学的になんの意味ももちません。一つの事実のみに性急に結論づけることで、真実をゆがめてしまっています。
このような一面的な論調になってしまうのは、「学力のつけ方」に目を向けていないからです。
私は、子どもたちの学力と人格との関係を話題にするときは、学力の高さだけでなく、学力のつけ方も問題にすべきだと思っています。教育は教材だけでは成り立ちません。教材をとおして教師と子どもがかかわることで教育は成り立っています。そして、教材をとおして教師とかかわり、友だちとかかわることで授業は成り立っています。
版元から一言
“心地よさのなかで鍛える”それが授業の真髄です。「個」と」「集団」の双方を位置づける授業の技をみがく!
著者プロフィール
久保 齋(クボ イツキ)
1949年京都市生まれ。京都教育大学教育学部哲学専攻卒業。
京都市の公立小学校教師。『学力づくりで学校を変える──教師たちの教育改革』『一斉授業の復権』(子どもの未来社)、『家庭学習のコツ』(「教育技術ムック」小学館/共著)、『計算さかのぼりプリント』『文章題さかのぼりプリント』(1〜6年/小学館/共著)など著書多数。
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