
シリーズ・叢書「Reco Books」の本一覧
発行:アールズ出版 この版元の本一覧
四六判 192ページ 並製
定価:1,100円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-901226-64-6 (4-901226-64-9) C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年11月 書店発売日:2003年11月14日
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10年という節目を迎えるガリバーGLAY。ロックシーンに数々の金字塔を打ち立ててきたその栄光の軌跡と素顔の青春物語
目次
GLAY 1994—2003 もくじ
プロローグ
1章 疾走 GLAYロード「心の結束」
“自分たち流”/GLAYの原点/プロへの旅立ち/4つの個性の結束/筋書きのないドラマ/ドラマーが固定しない!/声なきTAKUROの苦悩/冷徹なスタッフ・ワーク/黒衣の嗅覚/黄金のトライアングル
2章 生みだす力 自分たちの音を求めつづけて
自信作の惨敗/チャート1位までのイバラの道/“心の名盤”が生まれるまで/500万枚という奇跡/もっと上へ/ここではない、どこかへ/不可能を可能にするもの/再構築へ
3章 心に響け! ライブロードに刻まれた願い
心を開いて…/やっかみが渦まくなかで/スタッフとの500日/“弱いところ”も歌にしたい/地鳴りのような歓声につつまれて/壁/原点回帰/DO THE BEST/20万人の目撃者/新たなるビジョン
4章 GLAY4本の源流 幼き心に炎が燃えさかるまで
[TAKURO]GLAYの“志”を育んだもの
母の歌声/一生懸命に…/ジョン・レノンがくれたもの/GLAYが産声をあげた
[TERU]笑顔のまわりにみんながいる
絵でみがかれたテコの感性/初めてのTAKUROの部屋/スポーツはダントツ!/俺が叩きましょうか!?/テコの笑顔がそこにある
[HISASHI]心の震えからすべてははじまった
転校少年が心を開いたとき/音楽へと導いたもの/唸るギターに叫びを聞いた!/“HISASHIマン”はパンクが好き/TAKUROって、凄い!
[JIRO]小っちゃな少年の心に熱き魂が宿り
父親から受けついだ“血”/ギターがJIROを変えた/体がシビレる〜/「わかった」という父親のひと言
■A CHRONOLOGICAL LIST OF GLAY
前書きなど
“GLOBAL COMMUNICATION”——。
TAKUROが、「GLAYの21世紀の活動と自分たちの生き方を表した言葉」としてこのテーマを掲げたのは、2001年4月25日のことだった。
これは99年7月31日に行なわれた20万人コンサート「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」のテーマをさらに発展させたものであり、あの感動を日本各地でもう一度再現しようというGLAYの強い意志がこめられたものだ。
近年、GLAYは、ロックバンドというエンターテインメント性を追求しながら、その一方で、音楽に携わる者としてラブ&ピースという究極の目標を掲げつつあった。
くしくもこの発表から約5カ月後に、ニューヨーク世界貿易センタービルで同時多発テロが勃発する。世界中を震撼させたこの悲劇をいったいだれが予見したであろう。
古くはウッド・ストック——。1985年には、アフリカで飢えに苦しむ人々を救おうという目的で、「We are the world ! 」と世界中のミュージシャンが連帯を組んだ。そしてアパルトヘイトへの抗議を目的としたアルバム「サン・シティ」が誕生した。
当時の洋楽ファンはビートルズのジョン・レノンを引き合いに出して、「音楽が世界を変える」と胸を躍らせていたものだった。
しかし、世界は変わらなかった。戦争は相変わらずつづき、飢えはなくならない。兵器を作り、それを売るために戦争を行ない、一部の資本家が金を手にする。何も変わらないじゃないか!
しかし——。
それでもGLAYは主張せずにはいられなかった。
TAKUROは言う。
「だからって、このまま何もしないっていうのは、社会に関わる一人の人間としておかしいでしょ。幸いにもGLAYには、僕たちの音楽を聞いてくれる人たちがいるんです」
“GLOBAL COMMUNICATION”とは直訳すれば「世界規模のコミュニケーション」である。アーティスト主導のこうしたムーブメントは、時に世界の歴史に鮮烈な楔を打ちこんできた。飢餓、アパルトヘイト問題に加え、ベトナム反戦運動など枚挙に暇がない。
これらは我々に、個人レベルではあっても、真正面から問題解決に取り組むこと自体の尊さ、大事さを教えてくれた。状況がどうあっても、常にポジティブな姿勢を持ちつづけることが大切なのだと。
GLAYもまた、しかりである。
最終的に20万人を集めた「EXPO '99」は、当初は無謀な試みだと言われた。だが、彼らはやり遂げ、後にこの挑戦は、奇跡とまで言われた。不可能を可能にしたのである。
だからこそ、彼らは“主張する音楽”に賭けることができる。
そしてGLAYファンは、新しい時代の目撃者になるだろう。
著 者
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著者プロフィール
金子 健(カネコ ケン)
1963年11月29日生まれ。福島県出身。立教大学卒業後、大手出版社勤務を経て96年独立。以降、ノンフィクションを中心に取材・執筆、編集活動をつづける。メインフィールドは音楽、特にJ−POPに造詣が深い。近著に『平井堅<軌跡>』『モーニング娘 さくら組、おとめ組』『福山雅治〜14th〜』などがある。
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