株式投資でカネのなる木を見つける方法
花岡 幸子:著
発行:アールズ出版 この版元の本一覧
四六判 192ページ 並製
定価:1,400円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-901226-45-5 (4-901226-45-2) C0033
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年04月 書店発売日:2003年04月09日
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紹介

儲かる株を手に入れるために必要な「会社をはかるモノサシ」が簡単に身につく本。
どんな会社の株に投資するかは、株式投資で成功するか否かの最初の関門。銘柄選びの基本的な重要チェック・ポイントを35項目にわかりやすくまとめました。
どこをチェックしたら「伸びる会社」かどうかがわかるか、あるいは、こんな時代に「生き残る会社」はどこをチェックすればいいかなどなど。
株式投資の初心者はもちろん、企業分析などに縁遠い多くの個人投資家に最良の書。

目次

1章「儲かっている会社」は、こんなところで見分けよう
(1)「儲かっている会社」かどうかはどこでわかる?
(2)「売上げが大きい会社」っていい会社?
(3)「伸びる会社」ってどこでわかる?
(4)「これからも儲けられる会社」かどうかはどこでみる?
(5)「リストラをする会社」の成績は本当によくなる?
(6)「商売上手な会社」かどうかはどこでわかる?
(7)こんな時代に「生き残る会社」かどうかはどこでわかる?
(8)「体力をつけていく会社」ってどんな会社?
2章「いい会社」は、こんなところではっきりわかる
(9)「前向きな経営をしている会社」はどこでわかる?
(10)「儲け頭をもっている会社」かどうかはどこでみる?
(11)「ムダがない筋肉質の会社」かどうかはどこでわかる?
(12)「借金が多い会社」はやっぱり危ない会社?
(13)「給料が高い会社」っていい会社?
(14)「現金をたくさん持っている会社」っていい会社?
(15)「利益がでている会社」だったらどんな会社も大丈夫?
(16)「明日のためにタネをまく会社」はどこでわかる?
(17)「上向く会社」はこんなところでみえてくる
3章 世の中のこんな動きが会社を変えると知っておこう
(18)景気が上向くと会社の業績はみんなよくなる?
(19)円高・円安で会社の業績はどう動く?
(20)国の景気刺激策は会社の業績をどう変える?
(21)テロや戦争は会社の業績にどう影響する?
(22)アメリカの景気は日本の会社の業績を左右する?
(23)金利が動けば会社の業績はどうなる?
(24)インフレ・デフレは会社の業績とどんな関係がある?
(25)税制が変わると会社の業績にどう影響する?
4章 株価が動きだすのは、こんな時だと知っておこう
(26)会社が業績の見通しを変更すると株価はどう動く?
(27)みんなが「欲しい」と思えば株価は上がる?
(28)投資家がいつも注目しているのはどんなもの?
(29)会社の「利益」に見合っていない株価は修正される?
(30)会社の「体力」からかけ離れた株価はどうなる?
(31)「株主を大切にする会社」の株は人気になる?
(32)新製品の売行きがよければ株価は上がる?
(33)リストラ計画を発表すると株価はどう動く?
(34)好決算の会社の株価は上がる?
(35)ノーベル賞をとると株価は上がる?

前書きなど

 株式は上がることもあれば、下がることもあります。
 どんなに業績がいい会社でも一本調子で上がりつづけることはありませんし、業績がどんなに悪い会社でも下げつづけることはありません。業績がどんなによくても、多くの投資家が株価は高くなりすぎたと判断すれば下がります。逆に、業績が悪くても、株価が下がりすぎだとみれば上がります。株価は、上がったり、下がったりするものです。
 ですから、「日経平均株価がバブル後の最安値を更新」などと、新聞で大きく報じられたとしても、すべての株が下がっているわけではありません。上がっている株式も、ちゃんとあるのです。どんな状況のなかでも、儲けるチャンスはあるのです。
 株式投資というと、いまだに「一攫千金」のイメージがあるのでしょうか。なにかギャンブルの一つと思っている読者がいるかもしれません。もし、「あたるも八卦、あたらぬも八卦」とばかりに投資をしたら、本当にギャンブルです。会社のことはよくわからないけど、運に賭けようというわけですからね。

 伸びる会社の株式は高くなる傾向があります。ですから株式投資は、ある会社が将来にわたって伸びるかどうかを判断して、それに投資することによって、リターンを得ようとするのが理想です。
 こういうと、「A社が伸びるかどうかどうすればわかるの?」という声が聞こえてきそうですね。
 ある会社が伸びるかどうかは、その会社が取り扱っている商品の売れ行きや新商品を生み出す力、営業力など、多くのことがらを考え合わせて判断することが大切です。そうした会社の力がわかるのが、決算書です。1章と2章では、決算書から会社の中身を知る手だてを取りあげています。
 業績のいい会社の株式が、必ずしも短期間に大きく上がるわけではありませんが、長い目で見ると、やはり会社の力に見合った評価をされることが多いのです。業績は決算書にあらわれます。「儲かっている会社」「体力のある会社」「借金があって危ない会社」などの見分け方を、決算書からみようというのが、1章と2章です。
 これを知ったから、必ず儲かるというわけではありません。でも、いろいろと会社のことを調べてから投資をすると、何も知らないで投資をした場合と比べて、少なくとも損をする確率は減ってきます。
 3章では、会社を取り巻く社会、経済の変化をどう見極めたらいいかを取りあげました。
 株価に影響する会社の業績は、会社を取り巻く環境によっても左右されます。「円安になった」「円高になった」「金利が低くなった」「税制が変わった」など、社会、経済の情勢によって、会社は大きく影響されることがあります。
 円安になると業績がよくなる会社があるとします。そういう会社は、為替が円安になってきたら、儲けはより大きくなります。円安という、会社の力が及ばないところで、業績がよりよくなるわけです。この逆の場合もあります。社会、経済の変化によって会社の業績が違ってきて、株価にも影響を与えます。社会、経済の変化を株価の点からどう見ればいいかというのが、3章です。
 4章では、1章、2章を踏まえて、実践編として、どういうときに株価は動くのかを解説しています。
「新製品を発売した」「リストラをした」など、会社が実際に活動しているなかで、株価がどのように動くのかを、取りあげています。

 業績がいいと基本的に株価は上がると本書では説明していますが、正確にいうと、業績がいいのに今まで株式市場ではそのことが評価されていなかった、あるいは過小評価されていたというケースは上昇するという意味です。みんなが知っていたら、もう株価には反映されていて遅いのです。
 ですから、できるだけいろいろな情報に対してアンテナを張って、これからこの会社はどうなっていくのだろうという疑問を持つようにしてください。そして、気がついたら早めに動くようにしましょう。株式投資で儲けるためには、これがとても大事です。
 極端な例をいいますね。もしも、株式を持っている会社が破綻しそうだというときに、そのきざしをいち早く嗅ぎ取って売っておくことが大切です。会社が破綻してから株式を売っていては遅いのです。もっとも、そんな会社には投資しないという姿勢が大切なのですけどね。
 業績のいい会社の株式を買おうというときも、ある意味では同じです。人よりも早く情報を仕入れて先に動く、これが株式投資での基本です。
 
 株式はリスク商品です。上がることもあれば、下がるリスクがあることも十分にわかったうえで、自己の資金力の許す範囲で、いろいろと考えながら株式投資をしていただきたいと思います。本書がその一助になれば幸いです。
 最後に、本書を書く機会を与えていただいたアールズ出版と原稿の整理を担当された渡部眞一氏に、紙面を借りて心より感謝申し上げます。

    2003年3月
                        花岡幸子

著者プロフィール

花岡 幸子(ハナオカ サチコ)

1967年生まれ。埼玉県出身。東京大学経済学部経済学科卒業、大和証券入社。大和総研企業調査部、大和証券投資情報部、商品企画部情報分析課を経て、現在、投資情報室次長。
企業財務の分析に精通する気鋭のアナリスト。

上記内容は本書刊行時のものです。
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