太一と夜泣き松
長野県緑の基金:発行, ふかだ あきひろ:版画, ふかだ あけみ:文
シリーズ・叢書「木が伝えてくれる物語」の本一覧
発行:オフィスエム この版元の本一覧
AB判 40ページ 上製
定価:1,143円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-900918-95-5 C8795
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年10月 書店発売日:2008年11月25日
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紹介

「太一と夜泣き松」のおはなし

どこもかしこも山ばかりの山奥の村に、樹齢700年になる「夜泣き松」という大きな松の木が立っていました。その夜泣き松のそばに太一という少年が住んでおりました。太一は夜泣き松によく登って遊んでおりました。
ある夜、その大事な夜泣き松が火事になってしまいます。太一と子ども達、まわりの大人たちはがっかりしましたが、子ども達は「夜泣き松」に語りかけます。よみがえる事を祈りながら。そして、次の年の春に奇跡が…

夜泣き松は長野県大鹿村に今も実在する樹齢700年になる大きな赤松です

前書きなど

木々のメッセージを子どもの心に届けたい

長野県には、各地に数多くの巨樹・古木があります。
幾多の時代を乗り越え、地域の人々の暮らしを黙って見つめ、今もすっくと立っている木。人の一生の何倍もの時間を行き続けてきた木々たちは、生きていくための大切なことを、語りかけてきます。思いやりの心、絆、命の営み、畏れ、自然のなかで生きること等々…言葉を超えて伝わってくる木のメッセージには、未来を生きる子どもたちに、もっとも伝えていきたい物語が息づいています。

私たちが豊かさと引き替えに失ってしまった「生きる力」を、木々の力を借りてもう一度もう一度子どもたちに取り戻していかねばなりません。そのために、私たちはまず、絵本を作りたいと思いました。子どもといっしょに、お母さんも、お父さん読んでください。まだ字の読めない子どもには、どうぞ読み聞かせてください。

シリーズの中には、音楽のついた絵本もありますし、ときには写真の絵本もあるでしょう。絵本からオペレッタやミュージカルが生まれるかも知れません。私たちは、木々の物語が子どもたちの心の中で響き、育ち、生きる力となって根を張っていくことを願っています。

この「木の絵本シリーズ」は、子どもたちの心に木を植えるプロジェクトでもあります。どうぞ、1人でも多くの人に、木々のメッセージが届きますように。そして、未来を生きる子どもたちの心のどこかに、小さくともしっかりとした根を下ろし、辛く苦しく孤独なときにも子どもたちを支えてくれますように。
願いを込めて手渡していきたいと思います。

財団法人 長野県緑の基金副理事長 丸田藤子

版元から一言

「子どもたちの心に木を植えよう!
命の尊さ、思いやりの心、人と人との絆……
巨樹古木が伝えてくれるメッセージを子どもたちに届けたい。
樹々たちの“生きる力”が、どうぞ子どもたちの心に根をはり、豊かな葉を繁らせますように」
この木が伝えてくれる物語シリーズは、長野県内に実在する巨樹・古木と子ども達のふれあいを描いた絵本です。
数百年の風雪に耐え、今なお元気に立ち続ける巨樹・古木からのメッセージを子ども達に聞かせてあげて下さい。

この本の売り上げの一部は「緑の基金」を通じて森林づくりや子どもたちの環境教育に役立てられています。

著者プロフィール

長野県緑の基金(ナガノケンミドリノキキン)

美しい森林を守り、育てることを目指す「美しい森林づくり推進国民運動」。美しい森林づくりのための関係閣僚の会合に基づき平成19年2月23日より始められています。長野県における都道府県レベルの推進組織として全国協議会に登録された財団法人長野県緑の基金では、民間主導により本運動を積極的に推進していきます。(財団法人長野県緑の基金ホームページより)

上記内容は本書刊行時のものです。

ふかだ あきひろ(フカダ アキヒロ)

1963年福岡県北九州市生まれ。長野県飯綱町在住。
武蔵野美術学園卒業、木版画家・北岡文雄氏に師事。春陽会展版画部、第三文明展に出品。『月刊OISCO』「風のおくりもの」の版画、葛飾北斎「富嶽三十六景」シリーズ・ミニチュア版画製作のほか、地元小学校の木版画教室講師なども勤める。(社)日本美術家連盟会員、(社)春陽会・版画部会友

上記内容は本書刊行時のものです。

ふかだ あけみ(フカダ アケミ)

1967年静岡県沼津市生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。夫である深田明弘氏とともに飯綱町にて自然の中での暮らしを営んでいる。出産・育児を通じて、環境や食べ物の大切さに目ざめ、子育てや季節ごとに得た気づきをエッセーや物語に書き始める。現在信州の伝統文化や郷土食に興味を深めている。

上記内容は本書刊行時のものです。
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