発行:オフィスエム
この版元の本一覧
B6変 200ページ 並製
定価:1,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-900918-60-3(4-900918-60-1) C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年05月
書店発売日:2003年05月20日
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紹介
“幸せの種をまけば、幸せの果実がみのる”
現役包丁人が厳しくも楽しい板前の世界で体得した心のさばき方
目次
この本を手にされたみなさんへ
心得編-----------
1 大志を抱け〈成功のフルコースをめざして〉
味わい深い人生にするために/私はただの雑種です
板前修行一直線/成功という名の料理は愛の料理
2 信念を持つ〈素材はあきらめない意志〉
信念の力/どんなことも身となり骨になる/初心に戻る
3 段取り勝負〈仕入れから盛りつけまでの人生設計〉
人生の段取りを考える/私の実験/小さな目標から大きな目標へ
4 学ぶ気持ちを忘れない〈おいしく、もっとおいしく〉
一生挑戦/望めば報われる/学ぶのは何のため
5 基本姿勢は素直〈持ち味を生かすために〉
素直さが呼びこむ信頼と協力/素直は成功への原点
素直になれば成功のチャンスが芽生える
素直に受けとめ、素直に考え、素直に実行
仕込み編-----------
6 協力者を得る〈みんなでつくりあげる喜び〉
私が尊敬する一流の料理人/料理はチームワークが大切
「類は友をよぶ」は本当のこと/心の波長とは?
感情の種類によって波長は異なる
共鳴し合う心/偏見があれば波長は広がらない
7 真心で会話する〈言葉という道具の使い方〉
波長を増幅させる会話の大切さ/言葉の力
私の料理は会話から
8 愛を与える〈なくてはならない味の決め手〉
幸せの種をまく/愛は生きる力
真実の愛がある場所へ/愛はコントロールするもの
愛のバランス/与える愛は無限の力
技術編-----------
9 他人の幸せを願う〈素材を生かすも殺すも心次第〉
心の技を磨く/心の中をのぞいてみましょう
願う心が縁をつなぐ/いじめを受けた私
心の作用・反作用/他人の心をひらく方法
10 イメージする〈自分の腕に自信を持つ〉
想像してごらん/理想のイメージを描く
「私はできる」/「やった!」という瞬間を思い出す
11 感謝を忘れない〈「いただきます」「ごちそうさま」〉
感謝の心を忘れていませんか/師客/自分に感謝する
12 感動を広げる〈人生を美しく彩る秘訣〉
感動は心を浄化させる/楽しさが美しくする
喜びの発見、「生きていてよかった」
人生の最後に味わう感動の折り詰め
13 五感を研ぎ澄ます〈直感は磨き抜かれた裏技〉
潜在意識を引き出す緊張感/直感は心の波長の表れ
仕上げ編-----------
14 自分の智恵を伝える〈技は伝授されてこそ価値がある〉
先生との出会い/教えることは智恵となる
智恵を伝える/技術の伝え方
15 よき師となる〈人を育ててこそ一流〉
私の失敗/強制は教育ではありません
人を育てることは愛を育てること
自分の力で生きなさい/私の叱り方/願う心で育てる
16 もてなしの心とともに〈和食の美学、一期一会〉
「和」の文化を説明できますか/日本料理は「和」の文化
一期一会の意味/もてなしの心「茶の極意七ヵ条」
飾らない心が生まれた土壌
17 奇跡を生み出す〈私たちはだれもが奇跡の料理人〉
私たちは奇跡の中で生きています/求めなければ起きない奇跡
あきらめない
この本を読んでくださったみなさんへ
小林君の精進を祈って……宮内勘治
前書きなど
この本を手にされたみなさんへ
料理長はあなたです。
私たちはだれもが幸せになりたいと願っています。けれども、なかなかそうはいかないのが現実です。「これが世の中さ」とあきらめてしまう前に、ここで少し考えてみましょう。
幸せになるためには、私たちは何をすればよいのでしょうか。
答えは簡単です。まず、まわりの人たちに幸せになってもらうことです。
あなたは「自分だけが幸せになれればいい」と心のどこかで思っていませんか。自分が幸せになりたいばかりに、周囲の人たちのことを考えてやれない自分になってはいませんか。
私は、一人の板前です。この世界はとても人の出入りが激しいもので、私も実に多くの人たちと職場を共にしたりします。また、さまざまなお客様と接します。
人との関わりが多い分、その中で私は、「自分の目標」を達成させるために、周囲の人たちと上手につきあい、良き協力者になってもらうにはどうしたらよいのかをずっと考え続けていました。
人とはいろいろですね。怒りっぽい人、すぐ他人を非難する人、自分勝手な人、陽気な人など、さまざまです。はじめのうちは、あの人はダメだ、この人はダメだと私は周囲の人たちを否定ばかりしていました。けれど、人も物事も、まったく私の思うようにはいきませんでした。
これまでの自分のしてきたことを思い起こして、ならばどうすればよいのか、私は自問自答しました。そしてそんなある日、私は気づいたのです。「否定からは何も生まれない」ということを。
それまで自分の幸せだけを追い求めてきた私でしたが、いくつもの経験で得たことは、「自分が幸せになりたかったら、まず他の人を幸せにしてあげるべきだ」ということです。そして他人を幸せにするためには、まず、「すべてを肯定する」ことからはじまるのです。
この考えがひらめいた瞬間こそが、私にとって人生のターニングポイントになりました。これを境に、私の人生は一八〇度変わり、成功をめざして素晴らしい方向へと歩み出すこととなったのです。
私が思うに、成功とは人生を成熟させることとまったく同じであるということです。そして、人生を成熟させることは愛を成熟させることだと考えます。その愛とは、「与える愛」です。与える愛ほど価値あるものはありません。周囲の人に愛を与えると、その愛はめぐりめぐって私のところに返り、幸せの扉を開いてくれるのです。
この考えにたどり着くまでには、私自身、いろんな迷いと苦い体験が必要でした。
私がみつけた「人生の料理法」は、人生を成功させ、幸せに導いてくれる心の道でした。もしも私の考えを実行に移せば、私と同じように幸せにむかって歩める人がたくさんいるのはないか。そんな思いがあって、私はこの本をまとめることにしました。
この本に書いたことは、人生という料理をどれだけおいしくできるか、人生の成功と幸せをつかむための私なりの方法論です。もちろん、人はそれぞれ。私の考えを読んで、もし「違うのでは」とか「私ならこうする」と思ったのでしたら、この本をノート代わりにして自分の考えを書いてください。そこに書かれた考えこそが、きっとみなさんの人生という料理を彩る素晴らしい智恵になるはずです。
人生を最高の味に仕上げる料理長は、あなた自身です。
自分の人生を変えたいと願うみなさんにとって、この本が成功と幸せをつかむためのレシピとなれば幸いと思います。
版元から一言
生きる自信と勇気が湧いてきます!!
著者プロフィール
小林 等(コバヤシ ヒトシ)
1967年6月25日、長野県上田市生まれ。地元高校の機械科を卒業後、機械メーカーに就職。1年後、友人が一流料亭に勤めたことをきっかけに退職し、板前の道を志す。東京、鎌倉、長野と、料亭や旅館・ホテルなど十数軒もの板場で修行を重ね、2003年現在、地元料理店に勤務。本書は、著者が厳しい板前の世界での経験を通して学んだ幸せと成功への人生哲学である。
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