発行:ボーダーインク この版元の本一覧
四六判 159ページ 並製
定価:1,000円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-89982-176-2 C0016
在庫あり
奥付の初版発行年月:2010年03月 書店発売日:2010年03月08日
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アマゾン|HonyaClub.com紹介
親鸞聖人七百五十回大遠忌記念事業の一環として二〇一〇年三月に広島公演の《創作劇》「善人なおもて往生をとぐ──親鸞 わが心のアジャセ──」の台本原作「戯曲 阿闍世王 二幕十七場」を収録。〈親殺し〉で象徴される「王舎城の物語」が現代の親殺しを往還する。〈阿闍世は両親によって三度殺されていたのです〉という内容についても、講演録と鼎談でさらにくわしく語られます。
目次
序文 阿闍世はなぜ父・頻婆沙羅を殺したのか 芹沢俊介
戯曲 阿闍世王 二幕十七場 芹沢俊介
阿闍世の親殺しと現代の親殺しについて 芹沢俊介
鼎談 悪をめぐって 芹沢俊介+武田定光+今津芳文
あとがき「この戯曲が生まれるまでー親鸞聖人七百五十回大遠忌記念事業として
前書きなど
序文 阿闍世はなぜ父・頻婆沙羅を殺したのか
芹沢 俊介
阿闍世はなぜ父である大王頻婆沙羅を殺したのか、この問いをメインテーマに戯曲を書いてみたいと思いました。以下はこのような大それた企てを試みようとした私の想いのようなものを記したものです。
現代に頻発する親殺しについて、この問題にできるかぎり深いところから接近してみたいと思ったことが最大の動機であることはいうまでもありません。しかしその点については他の書物(『親殺し』NTT出版二〇〇八年)で詳細に記しました。ここで触れておきたいのは、戯曲を書くにあたって、二千五百年前の仏典『涅槃経』のなかに述べられている息子阿闍世の父親殺しという出来事をめぐるポイントの幾つかについて、です。
(後略)
著者プロフィール
芹沢 俊介(セリザワ シュンスケ)
1942年東京生まれ。上智大学経済学部卒業。『現代〈子ども〉暴力論〈増補版〉』、『家族という暴力』、『新版 ついていく父親』(以上春秋社)、『親殺し』(NTT出版)、『若者はなぜ殺すのか』(小学館新書)、『家族という絆が断たれるとき』(批評社)ほか多数の著書がある。
武田 定光(タケダ サダミツ)
954年、東京都に生まれる。大谷大学文学部博士課程修了。現在、真宗大谷派・因速寺住職。著書に『新しい親鸞』、『歎異抄の深淵 師訓篇』、『歎異抄の深淵 異義篇』(いずれも雲母書房)がある。
今津 芳文(イマヅ ヨシフミ)
1950年広島生まれ。浄土真宗本願寺派・明福寺住職。共著に『いま観えない音をききとるために』(安芸教区沼田組・編)、『還りのことば──吉本隆明と親鸞という主題』(雲母書房)がある。
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