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SNSを活用した農山村地域コミュニティの再構築 鬼塚 健一郎(著) - 農林統計出版
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SNSを活用した農山村地域コミュニティの再構築 (エスエヌエスヲカツヨウシタノウサンソンチイキコミュニティノサイコウチク)

ビジネス
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A5判
200ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-89732-321-3   COPY
ISBN 13
9784897323213   COPY
ISBN 10h
4-89732-321-5   COPY
ISBN 10
4897323215   COPY
出版者記号
89732   COPY
Cコード
C3061  
3:専門 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2015年3月
書店発売日
登録日
2015年3月24日
最終更新日
2015年9月10日
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紹介

苦境に瀕する農山村地域を活性化させ、地域コミュニティの再生を実現させる手段としてSNSの利用を提言する。農山村地域でのインターネット利用状況と住民の利用意識等の調査、具体的なSNS活用事例を綿密に調査し、地域コミュニティ再生の課題とその可能性を探る。

目次

第1章 序論
 第1節 研究の背景と目的
  1.1 研究の背景と目的
  1.2 農山村地域コミュニティの現状と課題
   1.2.1 農山村地域におけるコミュニティの現状
   1.2.2 地縁的な農山村地域コミュニティの役割とその衰退
   1.2.3 新たなコミュニティとプラットフォームの必要性
  1.3 地域情報化の変遷
   1.3.1 政府による地域開発の中での地域情報化政策の変遷
   1.3.2 市民による地域主義的な地域情報化への期待
   1.3.3 地域コミュニティにおけるソーシャル・メディア活用の取り組み 1.3.4 農山村地域における情報化の取り組み
  1.4 情報通信環境の変化
   1.4.1 通信インフラ環境
   1.4.2 ハードウェア・ソフトウェア環境
 第2節 本書の構成
  2.1 農山村地域住民のインターネット利用状況と利用意識の解明
  2.2 農山村地域におけるSNS活用事例を通じた活用上の課題と今後の可能性の解明

第2章 地域コミュニティとICT活用に関する研究動向
 第1節  本書に関連する研究の動向
  1.1 産業社会から知識社会・情報化社会へ
  1.2 ICTによるコミュニティの強化・形成に関する理論的背景
   1.2.1 本書で目指すコミュニティの活性化
   1.2.2 ナレッジ・マネジメントとその実践上の課題
   1.2.3 ナレッジ・マネジメントとソーシャル・キャピタルの関係性
   1.2.4 ICTによるソーシャル・キャピタルの形成とナレッジ・マネジメント実現の可能性 1.2.5 地域プラットフォーム理論と地域メディア
  1.3 地域SNSに関する研究動向
  1.4 農山村地域コミュニティ活性化に関する研究動向
   1.4.1 農山村地域における計画論の変遷
   1.4.2 農山村地域におけるソーシャル・キャピタルの役割
   1.4.3 農山村地域におけるナレッジ・マネジメントの実態
   1.4.4 農山村地域コミュニティ活性化のためのICT活用
  1.5 高齢者や障害者のICT利用
 第2節 本書の位置づけ

第3章 SCOPEプロジェクト
 第1節 プロジェクトの概要
 第2節 情報システムの概要
 第3節 対象地域
 第4節 対象地域における普及活動の概要
 第5節 アンケート調査の概要

第4章 農山村地域におけるデジタル・ディバイドの実態と改善可能性
 第1節 本章の目的と位置づけ
 第2節 研究の方法
 第3節 分析と結果
  3.1 実施結果の概要
  3.2 年代によるデジタル・ディバイド
  3.3 年代以外のデジタル・ディバイドの要因
  3.4 地域住民の意識や心理特性に着目した分析
  3.5 3地域間の比較
 第4節 考察とまとめ

第5章 農山村地域におけるインターネット利用者の地域意識
 第1節 本章の目的と位置づけ
 第2節 研究の方法
 第3節 分析と結果
  3.1 アンケート調査結果の概要
  3.2 利用タイプによる分類
  3.3 因子分析による潜在因子の抽出
  3.4 インターネット利用タイプ間の比較分析
  3.5 ソーシャル・メディアユーザーの年代別特徴
 第4節 考察
  4.1 インターネットの効果
  4.2 インターネット利用と地域に対する関心との関連性
  4.3 将来の状況
  4.4 まとめ

第6章 SNS利用者の地域意識
 第1節 本章の目的と位置づけ
 第2節 研究の方法
  2.1 Webアンケート調査の実施概要
  2.2 分析の枠組み
 第3節 分析と結果
  3.1 SNSの利用者と未利用者の分類
  3.2 SNS利用と地域意識に関する項目による因子分析
  3.3 属性による地域意識の差
  3.4 SNS利用タイプ・居住地による地域意識の差
 第4節 考察とまとめ
  4.1 SNS利用タイプ別のインターネット利用傾向
  4.2 属性による地域意識の差
  4.3 SNS利用タイプによる地域意識の違い
  4.4 都市部・山間部による地域意識の傾向の違い
  4.5 地域意識の現状と将来への期待

第7章 農山村地域における知識共有Webサイトの利用実態
 第1節 本章の目的と位置づけ
 第2節 さとねっとの概要
   2.1 対象地域
   2.2 さとねっとの目的と機能
 第3節 研究の方法 第4節 分析と結果
   4.1 投稿者と投稿傾向
   4.2 投稿数上位のユーザーの特徴
   4.3 記事投稿のタイミングとアクセス数との関連性
   4.4 各ユーザーの投稿とアクセス数の関連性の分析
   4.5 投稿内容の分析
 第5節 考察とまとめ
   5.1 分析とまとめ

第8章 農山村地域におけるSNS活性化プロセスにキーパーソンが果たす役割と効果
 第1節 本章の目的と位置づけ
 第2節 研究の方法 第3節 分析と結果
   3.1 全体的な投稿傾向
   3.2 個別メンバーの投稿傾向
   3.3 コアメンバー間の反応
   3.4 友人ネットワーク構造の分析
 第4節 考察
   4.1 キーパーソンの役割
   4.2 農山村地域におけるICT普及のための提言

第9章 農山村地域におけるSNSを活用したワークショップの効果と課題
 第1節 本章の目的と位置づけ
 第2節 対象地域
   2.1 対象地域の概要
   2.2 五十河地区におけるICT活用の取り組み
 第3節 分析の概要 第4節 ワークショップ 
   4.1 ワークショップの流れ
   4.2 ワークショップの実施方法
   4.3 ICT機器の利用方法
 第5節 ワークショップの実態と効果に関する検証
   5.1 全参加者の分類と整理
   5.2 セミナー用グループ内の投稿データの集計
   5.3 議論への参加状況と現場と外部の議論の一体性
   5.4 外部参加者がワークショップの成果に与える効果
   5.5 ネットワークの形成と維持・継続効果
   5.6 外部参加者からの意見・感想
   5.7 Facebook活用についての反省点と参加者の評価
 第6節 まとめ
   6.1 現場の議論に対する外部からの参加の取り込み
   6.2 ワークショップをきっかけとしたネットワークの形成・維持

第10章 結論
 第1節 総括
   1.1 農山村地域住民のインターネットの利用状況と利用意識の解明
   1.2 農山村地域におけるSNS活用事例を通じた活用上の課題と今後の可能性の解明
   1.3 SNSによるコミュニティの再構築の可能性
 第2節 農山村地域におけるSNS活用に向けての提言
   2.1 導入期における提言
   2.2 運用期における提言
 第3節 今後の課題

あとがき
ICT関連用語集
巻末資料

著者プロフィール

鬼塚 健一郎  (オニツカ ケンイチロウ)  (

2000年 京都大学農学部生産環境科学科卒業
2005年 京都大学大学院農学研究科修士課程地域環境科学専攻修了
2002-2005年 (株)D.S.ソフトワークス システムエンジニア
2005-2013年 (有)エクセリード・テクノロジー 主任研究員
2013年 京都大学大学院農学研究科博士後期課程地域環境科学専攻修了(社会人入学) 博士(農学)取得
2013-2014年 京都大学大学院農学研究科 教務補佐員
2014年 京都大学大学院地球環境学堂持続的農村開発論分野(農学研究科農村計画学分野両任)助教

上記内容は本書刊行時のものです。