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農と村とその将来 矢口 芳生(著) - 農林統計出版
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農と村とその将来 (ノウトムラトソノショウライ) 規制緩和農政を超えて (キセイカンワノウセイヲコエテ)

ビジネス
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A5判
116ページ
並製
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-89732-319-0   COPY
ISBN 13
9784897323190   COPY
ISBN 10h
4-89732-319-3   COPY
ISBN 10
4897323193   COPY
出版者記号
89732   COPY
Cコード
C0061  
0:一般 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2015年4月
書店発売日
登録日
2015年3月4日
最終更新日
2015年9月10日
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紹介

アベノミクスの推進とともに強力に推し進められる農政改革の現状を批判的に検討し、その問題点・課題を明らかにする。さらに成熟社会に相応しい〈農〉と〈村〉の将来、農政改革のあり方・方向性、地域創生策を提示。地域力(共生の持続力)の重要性を主張する。

目次

はじめに
第1章 規制緩和の農政改革
 1.アベノミクスは「アベノリスク(・・・)」か
  (1)デフレスパイラルから脱却できるか
  (2)「アベノリスク」が高まる危険
 2.アベノミクスと農政改革
  (1)持続可能な成熟社会と農業
  (2)農政改革の「視界良好」と「視界不良」
 3.統治構造と農政改革
  (1)改訂版「活力創造プラン」の位置
  (2)驚嘆の「10年間で所得倍増」

第2章 農政改革の批判的検討
 1.改訂版「活力創造プラン」の実現可能性
  (1)「活力創造プラン」の4つの柱
  (2)避けたい「政策の空回り」
 2.食料・農業・農村政策審議会の存在意義
  (1)食料・農業・農村政策審議会の役割
  (2)内閣府は法律的に上位!?
 3.農政改革のゆくえ
  (1)「攻めの農業・農政」の5W1H
  (2)農林水産大臣の見解―農村雇用と食料自給率

第3章 農政改革の背景と課題
 1.農業・農村構造と兼業農家・農業所得の状況
  (1)農業・農村構造と兼業農家の状況
  (2)1995年WTO協定締結以後激減する農業所得
 2.農業構造の現状と見通し
  (1)農業構造は劇的に動くのか
  (2)農業構造を動かす仕組み―農地中間管理機構の役割
 3.〈農協・農業委員会・農業生産法人の一体的改革〉の課題と見通し
  (1)農協の改革
  (2)農業委員会の改革
  (3)農業生産法人要件の見直し

第4章 成熟社会にふさわしい畜産経営
 1.「成熟社会・日本」に必要な畜産とは
  (1)「成熟社会」の畜産とは
  (2)「日本型畜産」の課題・問題点
 2.日本における畜産の意義と役割
  (1)資源循環の維持・促進
  (2)農地利用の維持・促進
  (3)自給力(率)の維持・向上
  (4)食生活上の意義 
  (5)食育・多面的機能の発揮
  (6)地域経済上の意義
 3.畜産農家・経営体を減らさない
  (1)畜産経営の方向と対策 
  (2)農村創生と農業・畜産

第5章 農業・農村をフォローする農政改革
 1.農家・地域の3つの選択肢とその基準
  (1)「成熟社会・日本」にふさわしい農業・農村・農政のあり方
  (2)農業の「公共的性格」を示す基準
 2.共生農業システムの構築と地域の創生
  (1)地域農業のシステム化
  (2)地域農業の3つの展開方向
 3.地域の創生と点検
  (1)成功例からの教訓
  (2)地域のキー・パーソンと持続的点検

おわりに
図表一覧
執筆後記

著者プロフィール

矢口 芳生  (ヤグチ ヨシオ)  (

1952年 栃木県に生まれ
1981年 東京大学大学院修了、農学博士
同 年 国立国会図書館入館,調査員(調査及び立法考査局農林課)
1998年 東京農工大学助教授(農学部)
2004年 同大学教授(農学部・大学院共生科学技術研究院教)
2009年 国立国会図書館・専門調査員(農林環境調査室主任)
2013年 専門調査員退任
現  在 (一財)農政調査委員会・客員研究員、早稲田大学・招聘研究員
    共生社会システム学会副会長

上記内容は本書刊行時のものです。