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今なぜ「持続可能な社会」なのか
-未来社会への方法と課題-
- 初版年月日
- 2013年9月
- 書店発売日
- 2013年9月10日
- 登録日
- 2013年7月31日
- 最終更新日
- 2015年9月7日
紹介
現代社会に暗然と跋扈する新自由主義とその経済政策・アベノミクスを痛切に批判し、「3つの持続可能性」と「共生」をキー概念としながら、未来社会としての「持続可能な社会」を可視化できるように提示。同時に国際的に認知された「持続可能な社会」を共生社会として位置づける必要性も論ずる。
目次
はじめに
第1章 今なぜ「持続可能な社会」なのか
1.今、何が問われているのか
(1)パラダイム転換への足音/(2)日本の課題/(3)「経済成長」社会の限界
2.パラダイム転換の5つの意義
(1)「市場」・「経済」を社会に埋め戻す/(2)環境・自然や生命を大切にする/(3)経済は豊かさ実現への手段
3.「持続可能な社会」を目指す
(1)「持続可能な社会」とは/(2)理念確立の背景と経緯
第2章 持続可能な社会と共生社会
1.「持続可能な発展」理念
(1)「持続可能な発展」とは何か/(2)3つの持続可能性とその関係性
2.「持続可能な社会」を実現するために
(1)「持続可能な社会」への課題と目標/(2)「持続可能な発展」のための方法
3.「共生」理念と「持続可能な発展」理念との関係性
(1)「共生」とは何か/(2)「共生」理念の深化の2つの背景
4.「共生」への契機
(1)3つの日常的契機/(2)3つの根源的契機/(3)日常的契機と根源的契機から協働へ
5.共生社会システムの可視化と成立条件
(1)持続可能性指標と共生指標/(2)共生社会システムの成立条件とその基準
第3章 持続可能な社会のための課題と方法
1.共生社会の科学技術
(1)「持続可能な社会」と科学技術/(2)日本における科学技術政策のあり方をめぐって
2.科学技術とは何か
(1)科学技術のあり方をめぐって/(2)科学技術の評価基準
3.共生社会の経済
(1)科学技術と経済成長/(2)「成長の経済」論/(3)「脱成長の経済」論/(4)「持続可能な社会」のための経済
4.社会を支える農林漁業
(1)農林漁業の特質/(2)「持続可能な農業」の推進/(3)「持続可能な森林経営」の基準と指標/(4)沿岸域漁業の持続可能性と課題
第4章 課題解決のための「共生社会システム学」
1.共生社会システム学の対象
2.共生社会システム学の課題と方法
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。