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震災、放射能汚染、復興、新たな段階
- 初版年月日
- 2013年7月
- 書店発売日
- 2013年7月12日
- 登録日
- 2013年6月21日
- 最終更新日
- 2015年9月8日
紹介
途方に暮れる暇もなく、復興に向けた厳しい道程を歩み続ける東北の人々。復興という大事業に必要な思想、そして現実的な政策手法を提示する。災害現場をくまなく歩きつくした経験と、被災した人々の声を誠実に受け止める姿勢から生まれる将来図を明かす。
目次
巻頭言
シンポジウム報告論文
巨大地震発生と地球危機を前提とした国土利用と経済戦略の見直し(千賀裕太郎),原発事故からの農業の再生、原発は農業と共存できない、原発のない社会を目指して(野中昌法),放射能汚染からの食と農の再生を~放射性物質分布マップ・試験栽培・全袋検査から『営農指導データベース』の構築へ~(石井秀樹・小山良太)
投稿論文
中国周辺地域における児童の環境意識の変容と学校環境教育-内蒙古自治区における緑色学校プログラムを事例として-(金天暁・中川光弘),鳥獣害対策の実践にみる山村集落の現代的存在形態-就業と居住の流動性の観点から-(桑原考史),高齢者帰農の展開過程-長野県宮田村を事例として-(曲木若葉),「所有」概念による共生社会の理論的基礎づけの試み-J.ロックとマルクスの思想から-(澤佳成),大学の環境人材育成における「現場のための教育」の可能性と課題-持続可能な社会づくりへ向けた大学院教育を実現する「現場体験」とは(二ノ宮リムさち),エコクリティシズムとシェイクスピア・アダプテーション-『乱』における自然
(森祐希子),広域的な住民自治組織が存在する中山間地域に関する研究-三重県松阪市波瀬むらづくり協議会区を事例として-(林田朋幸),現代日本におけるアソシエーション論の本質とその問題点-発展的アソシエーションのテーゼをめぐって-(増田敬祐),狩猟者に関する社会学的研究:イノシシ猟を介した社会関係に着目して(福田恵)
研究ノート
都市地域の学校給食における地場食材利用拡大に関する研究-東京都日野市の支援型中間組織を対象として-(山田浩子・野見山敏雄)
小規模農林漁家民宿の開業における制度上の課題と今後の方向-旅館業法の規制緩和と農林漁業者の定義をめぐって-(中尾誠二),共生の場における人間とニホンジカの関わりの提案-長野県の野生鳥獣に対する保護管理及び被害対策の整理を通じて-(鋤柄雄司)
書評
尾関周二・亀山純生・武田一博・穴見愼一編著『〈農〉と共生の思想-〈農〉の復権の哲学的探究-』(古沢広 祐),尾関周二、武田一博編『環境哲学のラディカリズム-3.11をうけとめ脱近代へ向けて』(船倉正憲),亀山純生著〈災害社会〉・東国農民と親鸞浄土教-夢から解読する〈歴史に埋め込まれた親鸞〉と思想史的意義』(中川光弘)
投稿規程
執筆要領
会 則
上記内容は本書刊行時のものです。