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シビック・アグリカルチャー トーマス・ライソン(著) - 農林統計出版
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シビック・アグリカルチャー (シビックアグリカルチャー) 食と農を地域にとりもどす (ショクトノウヲチイキニトリモドス)

ビジネス
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四六判
246ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-89732-258-2   COPY
ISBN 13
9784897322582   COPY
ISBN 10h
4-89732-258-8   COPY
ISBN 10
4897322588   COPY
出版者記号
89732   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年7月
書店発売日
登録日
2012年7月5日
最終更新日
2015年9月7日
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紹介

 アメリカの農業とフードシステムが巨大産業として世界に君臨する一方で、食料生産のローカル化を指向する地域密着型の農業や食料供給システムが構築されている。この地域に立脚した農業とフードシステムをシビック・アグリカルチャーとよび、グローバル化に対抗する農業のかたちを提唱する。

目次

はじめに 用語の説明 
第一章地域農業とローカル・フードシステム
シビック・アグリカルチャーとは/農と食をめぐる昨今の状況/シビック・アグリカルチャーのための場所/本書の構成
第二章サブシステンスから生産力主義へ ―アメリカの農業はいかにして近代化されたか
農業と農村生活/近代的な経済形態の出現/初期の農業発展/三つの農業革命/社会的構築物としての近代経済の諸概念/市民的経済、経済の埋め込み、インフォーマル経済/アメリカの市民的経済・埋め込まれた経済
第三章 グローバル化への道 ―アメリカの農業と食料生産の産業化と統合化
クラフト的生産から大量生産体制へ/集中化と統合化という流れ/生産地の地理的配置の変貌/遠距離化(引き離し)―生産と消費の分離/農地に対する支配/労働の強化/サプライチェーン
第四章 グローバル・サプライチェーン
グローバル・フードシステムとは何か/企業を渡り歩く緑の巨人/食料雑貨店の戦争/企業支配がおよぶ範囲 ―フードシステムの背後にいる人々/あわれな消費者はどこへ
第五章 シビック・アグリカルチャーに向けて
シビック・アグリカルチャーへの移行/シビック・アグリカルチャーの理論的根拠/ウォルター・ゴールドシュミットの画期的な研究/生産集積地区/農業発展モデルの二類型/シビック・アグリカルチャーと持続可能な農業/なぜ小規模事業は繁栄しなかったのか
第六章 シビック・アグリカルチャーと地域農業の発展
シビック・アグリカルチャーの概観/地域支援型農業(CSA)/レストランが支援する農業/ファーマーズマーケット/路面直売所/近郊農業・都市農業・市民菜園/シビック・アグリカルチャーを計測する
第七章 商品生産のための農業からシビック・アグリカルチャーへ
商品を生産するための農業/農業を交換の場(マーケットプレイス)に合わせてつくり直す/農家と食と地域社会をつなぎ直す ―変革のための手段/シビック・アグリカルチャー ―商品取引から地域社会への移行
<解説>ライソンとシビック・アグリカルチャーの風景
訳者あとがき 引用文献 索引

著者プロフィール

トーマス・ライソン  (Thomas A. Lyson)  (

1948年、イリノイ州生まれ。コーネル大学農学生命科学部教授。同大学地域・食料・農業プログラム所長。農村社会学者として、農村青年教育、有機農業、ローカル・フードシステムを研究。実務・研究の両面から、市民社会論に立脚した食と農のローカリゼーションを提唱。2006年に58歳で逝去。

上記内容は本書刊行時のものです。